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キャンバーセッティング法的拘束力発生 [F1]

予選後にピレリが設けた推奨値(−3.25度)を超えているのが発覚した場合、F1テクニカルレギュレーションの第3条2に違反しているとして、スチュワード(競技会審査委員会)に報告されることになりました。ブリスターの発生(と、ブリスターが起因となって引き起こす重大トラブル)を未然に防ぐのが目的でしょう。決定は土曜日の朝、7時43分。

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(写真:Pirelli)

第3条2とは、以下のような内容です。

「競技参加者は、フリー走行、予選、決勝レースを通じ、自己の車両が適格であり安全であることを保証しなければならない」

違反が発覚した場合、何らかの罰則が科されるということですね。チームによりけりでしょうが、この決定が予選〜決勝に影響を与えることになりそう。

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ブ、ブリスター? [F1]

フリープラクティス2回目終了後、ピレリのスタッフがヘラでタイヤ表面を削り取っているところです。金属のヘラをドライヤーで熱し、タイヤの表層(力や熱を受けて組織が変わった部分)を削ると、地の部分が出てきます。中間層に異常がないかどうか、調べているのでしょうか。この点、宿題とします。

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その処理が終わったタイヤです。下の写真はマクラーレンで、積み重なっているのがプライム(ミディアム)、黄色いロゴがオプション(ソフト)です。「今日の走行ではブリスターは発生しなかった」が公式見解ですが、内側のショルダーに粘着テープが貼ってある(矢印の先)ところなんか見てしまうと、勘ぐってしまいます。

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下はロータス・ルノー。やはり、黒い粘着テープが貼ってあります。ブリスター、実際は発生していたようですね。発生原因のすべてが静的なキャンバー角に由来するとは限らないと思いますが、過度なキャンバー角が一因となることは確か。

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キャンバー角の上限設定値に法的拘束力を設けるかどうかが話題になっています。成り行きに注目です。

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