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リカルド製GTトランスミッション [モータースポーツ]

ずっと気になっていたトランスミッションの取材がようやく実現しました(実はまだ進行中ですが)。6速常時噛み合い式の横置きで、リヤデフと一体。いわゆるトランスアクスル。2008年のSUPER GT車両に搭載すべくNISMOと開発を進めたのですが、SUPER GT統括団体の橋渡しもあって、現在ではトヨタ、ホンダ各車も搭載(ケーシングは専用品)。2010年5月に市販品になりました。

ケーシングはマグネシウム合金製。

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(写真:Ricardo)

クラスターは縦置きにも対応可能で、マクラーレンMP4-12CのGT3仕様は縦置きを搭載しています。マクラーレンとリカルドは縁が深く、F1用ギヤボックスでもコンポーネントの取り引きを継続中。その関係からか、2009年のチャンピオン、ブラウンGPが搭載していたギヤボックスに関しても、技術サービスとコンポーネントを提供していました。おっと、記事(『Motor Fan illustrated』Vol.61あたり?に掲載予定)に書くことがなくなっては困るので、ここまで。

Ricardo GT transmission_2_blog.jpg
(写真:Ricardo)

と言いつつ、マクラーレンMP4-12Cロードゴーイング仕様のエンジン製造はリカルドが担当。ついでに言えば、フォーミュラ・ニッポンのトランスミッションもリカルド製で、日本のトップカテゴリーのトランスミッションを独占しています。

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