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フォーミュラE Gen3車両公開 [モータースポーツ]

シーズン8(2022年)モナコE-Prixの会場で、シーズン9(2023年)からの投入が予定されているフォーミュラE Gen3(第3世代)車両が公開されました。

Gen3_FrontRight34_Combo.jpg

昨年11月にはチラッとヒントが公開されていました。

主要スペックはこちらでご確認ください。

フォーミュラE Gen3発表↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2021-12-04

フォーミュラEシーズン9(2023年)の参戦マニュファクチャラー↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2022-04-01

MASTER STILL Gen3_FrontAerial_Combo.jpg

タイヤは(ミシュランから)ハンコックに切り替わるのですね。

Gen3で使用するタイヤは、天然ゴムとリサイクル繊維の比率を最大26%まで引き上げるのだそう。また、使用後はすべてのタイヤをリサイクル。

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こちら(↓)は、ジャガーが公開したテストカーのカモフラ柄。

J_TCS_Racing_Gen3_Camo_Test_Car_005.jpg



こちら(↓)は日産が公開したリバリー。

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桜(Sakura)がモチーフ。

見慣れた景色(新宿・歌舞伎町)なんですが……。

Nissan_Gen3_2.jpg



これはぜひ、日本で走らせてもらわないと。

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【Indy】エコフレンドリーなタイヤをインディ500で初投入 [モータースポーツ]

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)のオーナーであるペンスキー・エンターテインメント(Penske Entertainment)は、“アースデイ(地球の日)”の4月22日、2022年のインディ500(5月29日決勝)に向けた一連のカーボンフットプリント(CO2排出量)削減プランについて発表しました。

目玉のひとつは「持続可能な天然ゴム」を使ったエコフレンドリーなタイヤの投入です。

インディ500のカーブデイ(決勝レース前の最後のプラクティスを行う日)に実施される「ピットストップチャレンジ」で、「ファイアストン・ファイアホーク・グアユール・レースタイヤ」が使われます。

8月7日決勝のBig Machine Music City Grand Prix(ナッシュビル)では、オルタネートタイヤ(よりグリップが高いタイヤ)に設定されます。

サイドウォールはグリーン。

Indy_Sustainable_Tire.jpg

東南アジアに産地が集中しているパラゴムノキではなく、アメリカ南西部からメキシコ北部にかけてが原産で、乾燥地帯で栽培可能なグアユール(guayule)から天然ゴムを得ているのが特徴。

「再生可能資源の拡充・多様化」につながるとして、ファイアストンの親会社であるブリヂストンが開発を続けています。

詳細はこちら↓
https://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/natural_rubber/guayule/

インディ500期間中に使用するタイヤはすべて、電動トラック(Freightliner eCascadia)でインディアナ州内にある倉庫から輸送。

IMS内には、出力150kWの急速充電器を設置。インディ500の開催期間(いわゆる、the Month of May)中にIMSで消費する電気はすべて、2021年と同様、再生可能エネルギーのクレジット購入でまかなうそう。

主な協力企業や機関は下記です。

ファイアストン(Firestone)
シェル(Shell)
インディアナ州(the State of Indiana)
ペンスキー・トラック・リーシング(Penske Truck Leasing)
インディアナ・エコノミック・デベロップメント・コーポレーション(Indiana Economic Development Corporation)
シェル・リチャージ・ソリューションズ(Shell Recharge Solutions)
BTCパワー(Broadband TelCom Power, Inc.)
チューズ(CHOOOSE)

タイヤの例は環境負荷低減に関する取り組みのごく一部。

イベントもビッグですが、やると決めたら取り組みのスケールも大きいですね。

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イモラでアルファロメオ・トナーレを披露 [クルマ]

イタリアのイモラ(アウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ)でF1第4戦エミリア・ロマーニャGPが開催中です。

アルファロメオにとっては母国開催で、新車のプロモーションに余念がありません。

2月に発表になったばかりのSUV、トナーレ(Tonale)をコースに持ち出しました。

車名はイタリアにある峠の名前に由来。

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バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)と周冠宇(Zhou Guanyu)がドライブ。

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イタリア国旗カラーです。

全長×全幅は4.53×1.84m。

新開発の1.5L・直列4気筒ターボエンジン+7速DCTに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた仕様や、PHEV、1.6L・直列4気筒ディーゼル+6速DCTをラインアップ。

ヨーロッパでは間もなくデリバリー開始だそう。

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実物見てみたいですね。

発表時の紹介記事↓
https://motor-fan.jp/genroq/article/23348/

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イントレチャートなフィアット500e [クルマ]

電気自動車(BEV)になったフィアット500が「500e(チンクエチェント・イー)」です。

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500の右端の「0」が「e」を兼ねたデザインになっています。

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ところで内装なんですが。

運転席に座っていても、助手席に座っていても、ダッシュボードの出来映えがすばらしくて居心地のいいこと。

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樹脂成形でイントレチャート(intrecciato)を再現しています。

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短冊切りの革を編み込んだ技法のことで、イタリアンブランドのバッグなどでこの手のデザイン、見かけますね。メッシュ編みです。

もっと網目が大きかったりしますが。

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試乗レポートはこちら↓
https://motor-fan.jp/mf/article/51308/

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『自動車技術の出発点』Vol.19〜Vol.24 [クルマ]

『Motor Fan illustrated』(三栄)では、『自動車技術の出発点』と題した企画を奇数号で掲載(6ページ)しています。

その技術を開発するに至った経緯にはじまり、実用化に至るまでの苦労や、現在に至るまでの進化をまとめています。

Vol.1〜Vol.6のテーマはこちら↓

連載2年目に突入する『自動車技術の出発点』
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2019-04-18

Vol.7〜Vol.12のテーマはこちら↓

『自動車技術の出発点』Vol.7〜Vol.12
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-04-17

Vol.13〜Vol.18のテーマはこちら↓

『自動車技術の出発点』Vol.13〜Vol.18
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2021-04-16

シーズン4(と便宜上呼びますが)では下記のようなテーマを取り上げました。

自動車技術の出発点 Vol.19 / Motor Fan illustrated Vol.177
『低フリクションハブベアリング - NTN』
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自動車技術の出発点 Vol.20 / Motor Fan illustrated Vol.179
『スバル・グローバル・プラットフォーム - SUBARU』(2016年〜)
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自動車技術の出発点 Vol.21 / Motor Fan illustrated Vol.181
『エネチャージ/Sエネチャージ - スズキ』(2012年〜)
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自動車技術の出発点 Vol.22 / Motor Fan illustrated Vol.183
『CDCダンパー - ZF』(1990年代〜)
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自動車技術の出発点 Vol.23 / Motor Fan illustrated Vol.185
『Active Rear Steering(ARS) - アイシン』
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自動車技術の出発点 Vol.24 / Motor Fan illustrated Vol.187
『回生協調ブレーキシステム - アドヴィックス』
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『航続距離』が特集テーマの最新号では、ハイブリッド車や電気自動車に欠かせない、回生協調ブレーキシステム(アドヴィックス)についてまとめています。



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たま電気自動車(何度目かの) [クルマ]

イベントの主役はアリアだったんですけどね。つい見てしまいます、たま電気自動車(1947年製)。こぢんまりしていてかわいいので。

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ヘッドライトのベゼルはジュラルミンの薄板を叩き出して成形したのだそう。

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社内有志による「日産名車再生クラブ」のご厚意により、車内を見せていただきました。

足元含め、すっきりしていますね。

オルガン式のアクセルペダルはアルミ鋳物。

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最右のレバーは腕式の方向指示器用でしょうか。

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アナログメーター、いいですね。

左は電流計、右は電圧系。

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ドライブセレクトのレバーです。

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ご厚意に甘えて、運転席に座らせていただきました。

和室で座椅子に腰掛けている感覚です。なんとか運転できないことはないかなぁ……という印象。

ベンチシートなので、隣にも人、座れるはずですが……。

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「湯浅電池」のバッテリーをこのような格好で搭載しているので、床が高くなるのは致し方ないかと……。

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たま電気自動車、過去に何度も遭遇しておりました。

当ブログで最古の記録は、2006年10月です↓

電気自動車づくし
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2006-10-23

旧日産銀座ギャラリーでも見ています(2011年)。

たま電気自動車@日産銀座ギャラリー
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2011-11-04

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Honda RA621Hの燃料システム [F1]

F1世界選手権第3戦オーストラリアGPでは、2番手を走行中のマックス・フェルスタッペン車(レッドブルRB18)が不具合の発生によりリタイヤしました。

RB18はレッドブルパワートレーンズ製のパワーユニットを搭載していますが、開発はホンダの旧HRD Sakura&HRD UKが行い、今季の技術サポートはHRC(旧HRD Sakura&HRD UK)が行っています。

レース後、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は、燃料システムに不具合が生じた可能性を示唆しています。

『ホンダF1のテクノロジー』では、2021年のレッドブルRB16Bが搭載していたHonda RA621Hの燃料システムを掲載しています。

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興味のある方は誌面でじっくりご確認ください。

どこかで「漏れ」が発生したのでしょうか。

こちら(↓)はデリバリーパイプ部&インジェクターのアップと、インジェクターの変遷。

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『ホンダF1のテクノロジー』のエネマネ解説ページ [F1]

『ホンダF1のテクノロジー』は7割がた写真を楽しんでいただく構成になっていますが、読み物(技術解説)のページも3割弱あります。

エネルギーマネジメントをテーマにした記事がそのひとつ。

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コーナー立ち上がりのパーシャルスロットル領域でMGU-Kを連れ回して発電する「パーシャル回生」は、以前から各種媒体の記事で触れているので、おなじみの制御でしょうか。

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今回の記事では、走行シチュエーションごとに異なるICE(内燃エンジン)、MGU-H(熱エネルギーを回生するモーター/ジェネレーターユニット)、MGU-K(運動エネルギーを回生するモーター/ジェネレーターユニット)の使い方を解説しています。

また、予選とレースでのエネルギーマネジメントの違いや、サーキットごとにエネルギーマネジメントを最適化する手法について解説しています。

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規則の制約から、MGU-Kで回生するものの直接ES(バッテリー)に送らず、MGU-H経由でESに流す「エクストラハーベスト」についても、既出の情報ではあります。

その逆、すなわちES→MGU-H→MGU-Kのフローでエネルギーを流す「エクストラデプロイ」は初出の情報でしょうか。

その効果については、誌面でご確認ください。

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『富士モータースポーツフォレスト』の概要発表 [モータースポーツ]

トヨタ自動車と富士スピードウェイ、それに、4月27日に「トヨタ不動産」に社名を変更する東和不動産は4月6日、『富士モータースポーツフォレスト』のプロジェクト推進について概要を発表しました。

ここ数年、富士スピードウェイの東ゲートから西ゲートにかけてを通るたびに、「ずいぶん様変わりしたなぁ」と感じていましたが、完成予想図(↓)を見ると、驚くのはまだ早いのだと実感します。

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2022年秋に西ゲート付近に「富士スピードウェイホテル」と「富士モータースポーツミュージアム」が同時開業し、2023年以降に順次、レーシングガレージ、宿泊、飲食、温浴施設などが開業します。

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上のイラストだとデフォルメが激しすぎますかね。

位置関係を把握するには、こちら(↓)が便利かと。

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公式サイトはこちら↓
https://fuji-motorsports-forest.jp

もうだいぶ全容が露わになっている富士スピードウェイホテル(ハイアット系、全120室)の外観イメージはこちら。

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部屋からの眺めはこんなふう。

絶景ですね。

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レーシングチームのガレージが集積するエリア。

ROOKIE RACINGのガレージもここにあります。

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富士スピードウェイミュージアムはトヨタ博物館が監修。

「国内外の時代を象徴するレーシングカー約40台を展示」する予定だそう。イメージ画像を見ると、トヨタ系以外の車両も展示される予定であることがわかります。

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楽しみです。



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『ホンダF1のテクノロジー』のこぼれネタ [F1]

『ホンダF1のテクノロジー』では2015年のRA615Hから2021年のRA621Hまで、ホンダがパートナーを組んだチームに供給した歴代のパワーユニットを掲載しています。

2019年のRA619Hは、第9戦オーストリアGPで優勝したフェルスタッペン車(レッドブルRB15)が搭載していた実機です。

そのことは誌面でも触れています。

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やはり誌面では、第10戦イギリスGPでぶつけられた影響で修復跡が残り、「いまも傷跡からオイルが漏れている」と記述してあります。

それがこのあたり。撮影時は、こぼれたオイルを受け止めるトレイが置いてありました。

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『ホンダF1のテクノロジー』の製作に合わせて行った取材をもとに、パワーユニットを構成する主要領域について、解説ページを設けています(各領域の専門家にお時間をいただきました。ちなみに、撮影にはまる2日を費やしています)。

パワーユニット全体の解説ページはこちら(P024-027)。

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パワーユニットが実機なら、MGU-Hアッシーも実機でして、2021年のMGU-Hアッシーは、最終戦アブダビGPでS・ペレス車(レッドブルRB16B)が搭載していたユニットそのものです。

そうわかると、見る目が変わる?

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MGH-HアッシーとMGU-Kの解説ページも設けております(P066-069)。

実際の誌面をよく見ると、FIAのシールが確認できると思います。

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2019年のESS(Energy Storage System)にも修復の跡が残っていました。

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やはり、解説ページを設けています(P080-083)。

2021年第12戦ベルギーGPで投入した、一段上のパフォーマンスに結びついたホンダ内製セルの概要などについて、図やグラフで説明しています。

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全ページプレビューはASB電子雑誌書店が便利です。
https://www.as-books.jp



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