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【MFi】HKSのプレチャンバー・イグニッション取材記事 [クルマ]

ようやく念願叶いまして、HKS(エッチ・ケー・エス)が開発中のプレチャンバー・イグニッション(PCI)を取材することができました。

発売中の『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.176 (モーターファン別冊)』で掲載しています(6P)。

IMG_3730.JPG

過去エントリーはこちら↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2021-01-20

RB26DETTに適用するプロジェクトなのですが、燃焼室や吸気ポートなどには極力手を加えない方針。ただでさえ実現のハードルは高そうですが、なおさらハードルは高く、その困難な課題に立ち向かっているところ。

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PCIの概要はこちら↓

HKS_PCI_m.jpg
(クリックで拡大)

目標とする600ps最高出力は、HKSにすればそう難しくなさそうですが、WLTCモードで20km/Lを両立させるとなると話は別です。

準備段階として、素のGT-R(BNR32)のWLTCモードを計測したそう。シャシーダイナモはAVL製。

当然、リッタあたり一桁ですが、思ったより出るんだな、というのが個人的な感想(数値は非公表)。

IMG_3743.JPG

現在は、プレチャンバーの開発と並行してRB26DETT(2.6L・直列6気筒ツインターボ)の素の性能を計測している段階。

IMG_3780.JPG

進捗が楽しみです。



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【F1】速度依存型(?)のリヤウイングが話題 [F1]

また出てきましたね。車速の上昇に応じてリヤウイングの一部がたわむなり傾くなりしてドラッグ(空気抵抗)を減らしているのではないか、という疑惑。

今回はレッドブルに疑惑の目が向けられているようです。

Honda_RedBull_04_Spain.jpg

2014年の『F1機械工学大全』では、2000年頃以降の速度依存型空力デバイスの変遷についてまとめています。

F1_Engineering_Explained_1b.jpg

リヤウイング全体が後ろに傾いたり、フラップとメインプレーンの隙間がくっついたり……。

2018年の『F1 テクノロジー考 (- F1 機械工学大全 - 第2弾)』では、フラップたわみ型について触れています。

F1_Engineering_Explained_2b.jpg

今度はどんな手を使っているのでしょうか。

いずれテクニカルレギュレーションが変更されれば、禁じられた手段を使ってドラッグを減らしていたんだな、と推察できそうですね。

展開を観察していくことにしましょう。

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ルノー独自のハイブリッドシステム「E-TECH」 [クルマ]

最近、ルノーがハイブリッドシステムのPRに躍起です。独自に開発したシステムで、E-TECH(イーテック)と名づけています。

Renault_E-TECH_s.jpg

本国フランスでは、クリオ、キャプチャー、アルカナにハイブリッドを、キャプチャー、メガーヌ・セダン、メガーヌ・ワゴンにプラグインハイブリッドを設定しています。

いずれも、1.6L直4自然吸気ガソリンエンジンとの組み合わせ。

2020 - RENAULT E-TECH RANGE - HYBRID & PLUG-IN HYBRID.jpg

駆動用モーターと発電用モーターを組み合わせた2モーター式で、シリーズ、パラレル、シリーズパラレルで運転できる構造。エンジンを効率点で運転し、余った動力で発電する制御も組み込んでいます。

損失を抑えるために滑り要素(流体や摩擦クラッチ)を使いたくないと、動力伝達および変速機構にドッグクラッチを採用したのがハイライト。

モーターを使って精度高く回転を同期させるので、ショックは生じないと。

ドッグクラッチを使っていることも含め、エネルギーマネジメントやモーターの開発に関しては、F1で適用しているハイブリッドシステムの開発を通じて蓄積した専門知識を生かしているそう。

2021 - Renault tribute to Alpine in Formula 1.jpg

ハイブリッドのバッテリー容量は1.2kWh(プラグインハイブリッドは10.4kWh)。国産同クラスのハイブリッドよりも大容量で、そのぶんモーターに頼った(EV走行の頻度が高い)走りが期待できそう。

開発を担当した技術者によれば、構成するメカの確認はレゴブロックで行ったのだそう。

2021 - Story Renault E-Tech - Lego Plus A Touch Of Boldness (Episode 3)-3.jpg

レゴで成立するなら、リアルでもうまくいくだろうと。

そのあたりを説明する一連の動画はこちら。







いずれ日本にも導入されるでしょうが、メカの詳細知りたいし、どんな感じなのか、乗って確かめてみたいですね。

ハイブリッドシステムの構成を示す動画があったので、追加します(2021/5/15追記)



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ザウバー・エンジニアリングがHPコンポジッツと提携 [F1]

F1でアルファロメオ・レーシングを運営するザウバー・エンジニアリングは4月16日、2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP(イタリア・イモラ)開催中のピットレーンで、アルファロメオ・ジュリアの高性能バージョン、「GTAm」を発表しました。

Sauber_GTAm_1.jpg

ジュリアGTAmは、ザウバー・モータースポーツが設計・製造・開発に関与しています。

ザウバーが空力開発に関与したアルファロメオ・ジュリアGTA
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-10-20

5月7日には、カーボン製品の設計や生産について、イタリアのHPコンポジッツ(HP Composites)と共同体を形成する旨が発表されました。

すでにジュリアGTA/GTAmが装着するカーボンパーツに関し、設計・製造・開発面で手を組んでいるそう。

Sauber_GTAm_2.jpg

HPコンポジッツはリジェ・オートモーティブ(旧オンローク・オートモーティブ)の関連企業で、LMP2車両のリジェJS P217のカーボン部品を製造しています。

Ligier_JS_P217_2020_s.jpg

ほかにも、フォーミュラE Gen2車両のフロアやカウルの一部はHPコンポジッツ製。

FE_Audi_S7.jpg

2018年に撮影したものですが、例えばこちら。

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HPコンポジッツ製であることがわかります。

IMG_8464.jpg

フロアもそう。

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あちこちに証拠が見られます。

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そのうちアルファロメオF1のカーボンパーツもHPコンポジッツ製になる?

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2022年から投入されるNASCARのNext Genレースカー [モータースポーツ]

2022年からNASCARの最上位カテゴリーであるカップシリーズに投入される、Next Gen(次世代)モデルが発表されました。

2022年2月のデイトナ500でデビューする予定。

Chevrolet Camaro ZL1- 2022 Next Gen
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第7世代(Gen-7)に分類されるNext Genは当初2021年から投入される予定で計画が進んでいましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、1年先送りになっています。

第7世代Next Genの特徴は、量産モデルのエクステリアデザインとの共通性がより高まったこと。

第6世代は左右非対称な形状でしたが、第7世代は左右対称になっています。

Chevrolet Camaro ZL1- 2022 Next Gen
Chevrolet-Camaro-ZL1-RaceCar-008.jpg

グリーンハウス(キャビン)は低く、コンパクトになり、リヤデッキは短くなって、よりクーペらしいスタイルになっています。

Chevrolet Camaro ZL1- 2022 Next Gen
Chevrolet-Camaro-ZL1-RaceCar-005.jpg

技術上の違いをいくつか拾い上げておきましょう(カッコ内は第6世代)。

・リヤサスペンションは独立(リジッド)
・5速シーケンシャルギヤボックス(4速Hパターン・マニュアル)
・トランスアクスル(フロント縦置きエンジンと一体化)
・18インチ鍛造アルミホイール(15インチ・スチール)
・ホイールはセンターロック(5穴ナット締め)
・ブレーキディスク大型化

next-gen-tire-wheel-main.jpg

・ボンネットフードにルーバーを新設
・ドライバーはより内側に低く着座
・ステアリングシステムはラック&ピニオン(リサーキュレーティングボール)
・カーボンファイバー・コンポジットボディ(フランジフィット・コンポジットボディ)
・コイルオーバー・サスペンション(スプリング・イン・バケット)

車体底面部分の空力は強化されています。

Chevrolet Camaro ZL1- 2022 Next Gen
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こちらはフォード・マスタングのNext Gen車両。

Ford - NASCAR Next Gen Mustang
NG-Mustang.jpg
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フォードのレース部門であるフォード・パフォーマンスと量産車のデザインチームが協力してスタイリングしたそう。

Ford - NASCAR Next Gen Mustang
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ティーザー動画です↓



技術上のハイライトをまとめたイラスト↓

Next-Gen-Blueprint.jpg
(クリックで拡大)

トヨタはカムリがベースなので、ベース車は4ドア。

これを2ドア化。

Toyota TRD Camry Next Gen
Toyota-TRD-Camry-7.jpg

北米トヨタとTRD(TRD USA)、キャルティデザイン(カルフォルニア州ニューポートビーチにあるトヨタのデザイン拠点)が協力してスタイリング。

トヨタのカップカー史上、最も量産車に近いデザインだと説明しています。

Toyota TRD Camry Next Gen
Toyota-TRD-Camry-1.jpg
Toyota-TRD-Camry-4.jpg

ティーザー動画↓



車両を構成する技術は一気に近代化され、ルックスはモダンになりましたが、5.8L・V8OHV自然吸気エンジンは相変わらず野蛮な音をしていて、いいですねぇ。

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