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【人テク2024】NIPPOの低μタイル - 圧雪路面の再現は難しい? [クルマ]

散発的で恐縮です。今回は路面のスペシャリスト、NIPPO(ニッポ)のブースから。

自動車メーカーや部品メーカーのテストコースの路面づくりを行っています。

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鈴鹿サーキットの「NIPPOコーナー」(逆バンクのつぎ)でもおなじみですね。

富士スピードウェイやモビリティリゾートもてぎのレーシングコース建設にも携わっています。

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人テク展では、テストコースの低μ路(テイ・ミュー・ロ)に敷く低μタイルが展示されていました。

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「300」や「500」などの数字はμ(ミュー:路面抵抗)を表しています。

300はμ=0.3、500は0.5相当です。

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タイルの上に水を撒くと、0.3だったり、0.5だったりのμになります。

氷雪路相当の100(0.1)や150(0.15)の表面は、浴室タイルのようにツルツルです。

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溝や突起はμを調節するため。

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引き合いが多いのは、圧雪路相当の350(μ=0.35)だそう。

ツルツルではなく適度なμを必要とするので、つくりが難しいのだそう。

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国内自動車メーカー、部品メーカーの採用例多し、だそうです。

低μ路に水を撒くノズルも手がけています。

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あまり高く飛ぶとフロントガラスに当たって視界を遮ってしまうので、低く、(μが安定するよう)まんべんなく飛ばすのがポイント。

話の奥が深いです。

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【人テク2024】スバルのS耐使用エンジン部品と再生カーボン材 [モータースポーツ]

『人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA』で見かけたモータースポーツ関連部品、スバルのブースからお届けします。

今回の人テクから自動車メーカー系ブース、すべてパシフィコ横浜の北ホールに集まっていました。

スバルのブースには、スーパー耐久シリーズに参戦するBRZが搭載するFA24型、2.4L水平対向4気筒自然吸気エンジンの部品が展示されていました。

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2023年第5戦もてぎで約2000kmを走ったピストンとピストンピン、コンロッドです。

直噴インジェクターの噴霧がぶつかるところだけ扇状に色が違いますね。

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カーボンニュートラル燃料を使っても、従来のエンジンそのままですよ、という意図だそう。

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こちらは2022年第3戦SUGOから使用する、カーボンボンネットフード。

それまでのアルミ製ボンネットに対し、2.0kgの軽量化を実現したそう。

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ただのカーボン(CFRP:炭素繊維強化プラスチック)ではなく、再生カーボン材を使っています。

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SUBARU航空宇宙カンパニーで航空機製造時に出る端材(「みなさんが想像するよりだいぶ大きい」のだそう)を再生し、使用。

端材のプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート)から樹脂のみを焼き飛ばし、炭素繊維に戻して、再度プリプレグにしてCFRP材をつくります。

炭素繊維をイチから作る工程に比べ、製造エネルギーを10分の1程度に抑えることができ、そのぶんCO2排出量の低減につながるというわけです。

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再生カーボン材、いいですね。

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【人テク2024】フォーテスキューWAEのLMDh向けバッテリー [モータースポーツ]

『人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA』で見聞した情報、前回からだいぶインターバル開きましたが、今後も散発的になることが予想されます。あしからずです。

今回も、ですが、モータースポーツ関連の展示に的を絞って歩き回りました。

そして、いつものように見逃し多数だと思います。

今回の最大の収穫は、英国パビリオン(北ホール)のフォーテスキューWAEのブースに展示されていたリチウムイオンバッテリーでした。

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IMSA/WECの最上位カテゴリーに参戦できるLMDh車両(ポルシェ、BMW、キャデラック、アルピーヌ、ランボルギーニ、アキュラ)の共通バッテリーに指定されています。

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フォーミュラE Gen3車両の共通バッテリーもフォーテスキューWAE製。

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パウチタイプのセルを180枚直列につないで搭載しており、容量は1.35kWh。重量は35kg。

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冷却フルードのインとアウトが確認できます。

冷却プレートを介して各パウチセルの表面を冷やす構造だそう。

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電圧や温度を計測するための基板(フレックスPCB)がセルの上に載った状態。

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白い筒はヒューズ。その奥にコンタクターがある、と説明を受けました。

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【人テク2024】ムーグのE024シリーズサーボ弁再び [F1]

Xでもポストしていますが、『人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA』で日本ムーグのブースに立ち寄りました。

やはり昨年と同様、翌日から富士スピードウェイだったので、取材は初日のみ(涙)。

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2023年の様子はこちら↓

【人テク2023】ムーグのE024シリーズサーボ弁 
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2023-05-29

F1で大活躍の油圧サーボ弁、E024シリーズ、今年も拝んできました。

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展示の様子はこちら。

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カプセルトイのガチャ、今年もありました。

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3Dプリンターで製作した樹脂製実物大E024シリーズはこちら。

マグネット付きです。

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ストラップ付きミニチュアモデルもあります。

何につけようか思案中。

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ミニチュアモデルは油の通路も忠実に再現しています。

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こちらが実物。

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国立科学博物館に展示のマツダ・サバンナRX-7 1/1手書きボディ線図 [クルマ]

久しぶりに(記憶があいまい)、国立科学博物館(https://www.kahaku.go.jp)を訪ねました。

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昭和館(1931年)は建築散歩の対象としても魅力的な建物ですが、そっちに集中すると展示物が見られなくなるので、断腸の思いで今回はパス。

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地球館(1999年)の2階に「X605(初代RX-7) 1/1手書きボディ線図」のタイトルがついた展示物があります。

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マツダ・サバンナRX-7(SA22C、1978年)の1/5模型と一緒に展示。

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「どのように科学や技術が発達したとしても、私たちの生み出す『智恵』と作り出す『手』が輝きを失うことはないだろう」というメッセージとともに、「線のアート」と呼ぶにふさわしく、「匠の素晴らしさがある」線図が展示されています。

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マツダミュージアム(https://www.mazda.com/ja/about/museum/)にはコスモスポーツ(1967年)の1/2手書き線図が展示されています。

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人がたくさん集まることが予想されるので、線図の前は広めにスペースをとったそう。

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「広島にあるマツダのものづくりは造船との関わりが深く、TL、BL、WLは造船で使う記号。僕がマツダに入ったときは工場で保守をしていましたが、溶接ロボットがTLに20mm打点がずれたと、現場から電話がかかってきました。マツダに入って最初に覚えさせられたのが、TL、BL、WLです」

マツダミュージアムの館長はそう教えてくれました。

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TL:Transverse Line(トランスバースライン、進行方向、X軸)
BL:Buttock Line(バトックライン、左右方向、Y軸)
WL:Water Line(ウォーターライン、上下方向、Z軸)

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