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Hondaウエルカムプラザ青山のF1関連展示(2021年10月28日現在) [F1]

B1と2Fに用があったので、これ幸いと(気持ち的に)F1関連展示を駆け足で見てきました。

展示内容は目まぐるしく変わっているようで、明日(10月29日)には模様替えという話も……。

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2019年のパワーユニット、Honda RA619Hがありました。

実物は(何度見ても)迫力ありますね。

開発ストーリーは、『Honda RA618H - RA619H HONDA Racing Addict Vol.3 2018 〜 2019 (F1速報 別冊)』でご確認ください。

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月並みな表現ですが、タービンもコンプレッサーもデカイ。しかも、離れている(MGU-Hを挟んでいることもあり)。

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最大噴射圧500bar(規定)の高圧燃料ポンプがはっきり見えます。

Bosch Motorsportの印字があります。

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奥にアルファタウリ・ホンダのショーカーが展示してありました。

壁には優勝記念のポスター。

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これ見たかったんですよね。

幻となったF1日本GP優勝トロフィー。

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六角形を基本とした、麻の葉紋様。

「麻は丈夫ですくすくとまっすぐにのびることから、子供の産着に用いる風習があった」と、手元の『日本・中国の紋様事典/視覚デザイン研究所 編』に記述があります(久々に引っ張り出しました)。

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基部はピストンを模したデザイン。

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「ありがとう」のパネル。

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メインエントランス前です。

レッドブル・ホンダのショーカーと、RC213Vのツーショット。

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フォーミュラEシーズン8(2022年)の規則変更点 [モータースポーツ]

2022年1月に開幕するフォーミュラEのシーズン8について、競技規則の変更がいくつか発表されたので、まとめておきます(画像はすべてFormula E)。

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・最大10分のレース時間延長

セーフティカーやフルコースイエローが発令された場合、レース時間を最大10分延長することになりました。

現状は45分+1周です。

セーフティカーやフルコースイエローが出ている時間が長いと、レースする時間が短くなってしまいます。

エネルギーマネジメント面で問題ないことを確認したうえで、その対策をしたということでしょう。

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(クリックで拡大)

・最高出力の引き上げ

レース中の最高出力はシーズン7の200kWから、シーズン8は220kWに引き上げられます。

また、各ドライバーがアタックゾーンを通過することで機能するアタックモード時の最高出力は、235kWから250kW(予選時と同じ出力)になります。

・予選フォーマットの変更

これまでは、4つのグループにわかれて6分間走行し、上位6名のドライバーがスーパーポールに進出。スーパーポールでは1台ずつタイムアタックしてグリッド順を決めていました。

シーズン8では、まず2つのグループにわかれて限られた時間内にタイムアタックを行います。

各グループの上位4名は、Aグループの1位とBグループの4位、Aグループの2位とBグループの3位のような組み合わせで対戦。準々決勝〜準決勝〜決勝と行い、ポールポジションを決めていきます。

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(クリックで拡大)

シーズン8のカレンダーも発表されました。

2022年1月28日のディルイーヤ(サウジアラビア)戦で開幕。

ジャカルタ(インドネシア)、バンクーバー(カナダ)、ソウル(韓国)が新しい開催地として加わっています。

フォーミュラEのシーズン8は、8月13日〜14日にソウルで行われるダブルヘッダー(第15戦、第16戦)でクライマックスを迎えることになります。

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(クリックで拡大)

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『自動車技術の出発点』最新回はスズキのエネチャージ/S-エネチャージ [クルマ]

21回目となる『自動車技術の出発点』、『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.181 (モーターファン別冊)』では、スズキのエネチャージ/S-エネチャージを取り上げています。

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エネチャージ(2012年)は発電容量を高めたオルタネーターとリチウムイオンバッテリーで構成。

S-エネチャージ(2014年)はオルタネーターをISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)に変更し、加速時のアシスト機能を追加しています。

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2015年に登場したマイルドハイブリッドはISGを強化し、バッテリー容量を増やしています。

現在の「マイルドハイブリッド」は、実質的にS-エネチャージと同等のシステム構成となっています(バッテリー容量はS-エネチャージと同じ)。

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12Vにこだわっているところがポイント。

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21回を費やしましたが、これで、乗用車を生産する国内の自動車メーカーをひととおり網羅したことになります。

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エネチャージ/S-エネチャージの開発の出発点と進化の内容はこちら↓



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ホンダF1のパワーユニットは2018年のスペック3から自着火を適用 [F1]

2015年から2021年まで、ホンダのF1パワーユニット開発を振り返るF1速報の別冊シリーズも3冊目になりました。

今回のテーマは2018年のRA618Hと2019年のRA619Hです。

Honda RA618H - RA619H HONDA Racing Addict Vol.3 2018 〜 2019 (F1速報 別冊)

Honda RA618H
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これまで、2018年第16戦ロシアGPで投入したスペック3で「新しい燃焼コンセプト」を入れたことが明かされていました。

新しい燃焼を入れたことで大幅なパワーアップを果たし(下のグラフの矢印)、その後も大きな伸びを示しています。

今回の取材で、新しい燃焼の正体が判明しました。

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(クリックで拡大)

自着火(圧縮着火)です。部分的にHCCI(均一予混合圧縮着火燃焼)を実現していることになります。

ホンダはシンプルに「高速燃焼(ラピッド・コンバスチョン)」と呼んで、従来の燃焼と区別しています。

2017年のRA617Hでプレチャンバー・イグニッション(副室燃焼)を適用し、2018年のRA618Hスペック3で、プレチャンバー+自着火による高速燃焼を実現したというわけです。

2019年以降はその延長線上。2021年の新骨格は自着火に最適化した設計になっているといます。

Honda RA619H
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Honda RA618H - RA619H HONDA Racing Addict Vol.3 2018 〜 2019 (F1速報 別冊)』では、従来の燃焼と高速燃焼を比較した連続写真も掲載しています。

ホンダの速さ、強さのヒミツです。

詳しくはこちら↓



心底、驚きました。

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DTMエレクトリック・デザインモデル [モータースポーツ]

2023年からフル電動車両によるDTMエレクトリックが始まる予定ですが、DTMノリスリンク戦ではシリーズ開始に向けた「次のステップ」として、デザインモデルが公開されました。

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「こんなふうな見た目になるよ」ということですね。

全車が同じ格好になるわけではなく、デザインの自由度は残されています。

あくまでも、こんなふうになる、ということですね。

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リヤウイングまわりに特徴があります。

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当初からシェフラー(Shaeffler)がパートナーを務めており、各輪に1基(200kW×4輪)のモーター開発を手がけています。

10月8日には、やはりドイツのマーレ(Mahle)がテクノロジーパートナーを務めることが発表されました。

DTMエレクトリックの開発に関し、サーマルマネージメント系(冷やすだけでなく、暖めるほうも)で協力していくことになります。

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準備は着々、ということでしょうか。

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スズキ歴史館 [クルマ]

取材内容についてはいずれ改めてお知らせするとして、その取材後、スズキ歴史館(静岡県浜松市)に案内していただきました。

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完全予約制です。

https://www.suzuki-rekishikan.jp

館内は3フロアで構成。

3Fにある四輪車のゾーンは、スズライトSS(1955年)から始まります。

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不思議なもので、この時代の軽自動車に目が慣れると、

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1階に展示してある現代の軽自動車がとてつもなく大きく感じられます。

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あ、歴代の二輪車もたくさん展示してあります。

目を引いたのはこれ。輸出モデルのRE-5(1974年)。

ジウジアーロのデザイン。

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ロータリーエンジン(497cc、1ローター)を搭載。

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通路を挟んで反対側に、フロンテクーペ(1971年)が展示してあります。

ジウジアーロつながり(ジウジアーロのデザインコンセプトをベースに、スズキ社内でデザイン)ということでしょうか。

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フロンテクーペのとなりはキャリイバン万博電気自動車(1970)年で、やはり、ジウジアーロがデザイン。

クルマはたっくさん展示してあるのですが、ジウジアーロの作、目を引きます。

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2階は「クルマづくり」をテーマにした展示です。

「小少軽短美」は、ものづくりの基本となる考え方として紹介されていますが、クルマの設計にも生かされている考え方です。

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「遠州の『ものづくり』を支えた偉人たち」のコーナーがありました。

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左から、山葉寅楠(ヤマハ創業者)、豊田佐吉(トヨタグループ創始者)、河合小市(河合楽器製作所創業者)、鈴木道雄(スズキ創業者)、高柳健次郎(ブラウン管に「イ」の字を映し出した「テレビの父」)、本田宗一郎(本田技研工業創業者)です。

確かに、偉人ばかり。

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アルピーヌは耐久レースへの参戦を続け2024年にLMDhを選択 [モータースポーツ]

アルピーヌは2024年にIMSAのトップカテゴリーであるLMDhを選択し、ル・マン24時間レースへの参戦を続けます(そして、少なくとも4年は継続)。

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以下、ポイントを箇条書きでまとめておきます。

・2013年に耐久レースに復帰してからのパートナーであるシグナテックとの関係は継続。

・2024年から2台のLMDh車両で参戦。

・シャシーはオレカ。

・エンジンはアルピーヌF1のパワーユニット開発を行うヴィリー・シャティヨンで開発。

・空力はアルピーヌF1のシャシー開発を行うエンストンで開発。

WECのLHMではなくIMSAのLMDhを選択したのは、スポーティングおよび経済的な理由からだと、アルピーヌは説明しています。

(低コストで参戦できる)LMDhという選択肢が用意されたおかげで、(2024年から)4年間の参戦を保証することが可能になったと。

LMDhに切り換える切り換える2024年までは、FIA WECに参戦を続ける方向で調整中だそう。

これで、LMHとLMDhを合わせたハイパーカー・クラスに参戦を予定しているメーカー/チームは(参戦中を含む)「10」になりました。



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MAZDA2従来ガソリンと高圧縮ガソリンのエンジンルーム比較 [クルマ]

マツダは6月24日に行ったMAZDA2の一部商品改良で、圧縮比を高めたガソリンエンジンを追加しています。

従来ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 1.5」(圧縮比12.0)と、圧縮比を高めた「SKYACTIV-G 1.5(高圧縮)」(圧縮比14.0)を乗り比べました。

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レポートはこちら↓



撮影の邪魔をしつつ(?)、エンジンルームを撮影しました。

こちらは従来版かつ現在でもラインアップに残る、SKYACTIV-G 1.5です。

SKYACTIV-G 1.5
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こちら(↓)は、SKYACTIV-G 1.5(高圧縮)。

圧縮着火を適用した新世代ガソリンエンジン、e-SKYACTIV Xの開発で培ったエンジン制御技術の採用により、圧縮比を高めて燃費とアクセル操作に対する応答性を高めています。

SKYACTIV-G 1.5(高圧縮)
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おや、エンジンカバーがなくなっていますね。

コストダウン?

いえいえ、SKYACTIV-G 1.5(高圧縮)のほうがお金がかかっています。

SKYACTIV-G 1.5のエンジンカバーを外してみましょう。

SKYACTIV-G 1.5
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違いにお気づきでしょうか。

SKYACTIV-G 1.5(高圧縮)にはEGRクーラー(矢印)が追加されています。

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つまり、SKYACTIV-G 1.5(高圧縮)は新たにEGR(排ガス再還流)を適用したというわけ。

主に燃費向上のためでしょう(実際、だいぶ向上しています)。

EGRクーラーはマルヤス工業製。

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EGRの取り回しが必要なため、シリンダーヘッドにも手が入っています。

SKYACTIV-G 1.5(高圧縮)は従来のSKYACTIV-G 1.5に対して、なかなか大がかりな仕様変更が行われているということです。

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気合い入ってますね。

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トヨタのル・マン『5連覇への“戦略的コンサバ”』 [モータースポーツ]

auto sport - オートスポーツ - 2021年 10/15号 No.1561 【特別付録】』では、『5連覇への“戦略的コンサバ”』と題し、村田久武TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表のインタビュー記事を掲載しています(8ページ)。

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ル・マン24時間レースで7号車と8号車を悩ませた問題に関しては、燃料タンクのフィルターに付着物が確認されたそうで、原因を分析しているとのこと。

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7号車が初優勝したことに対する感慨や、GR010ハイブリッドの速さとスピードプロファイル、技術開発の内容について、説明していただいています(LMP1との対比で)。

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さらに、2023年からWECのLMHとIMSAのLMDhに多くの自動車メーカーが参戦して、ハイパーカーカテゴリーは競争が激しくなることなどについて、話していただいています。

また、最終2連戦のバーレーン戦に向けた展望についても。

auto sport - オートスポーツ - 2021年 10/15号 No.1561 【特別付録】』の発売日は10月1日だったのですが、この日、トヨタ自動車は下記のような「幹部職の担当変更」を発表しています。

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(クリックで拡大)

は?



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「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」がオープン [クルマ]

世界で9番目となるポルシェ・エクスペリエンスセンターが10月1日、千葉県木更津市にオープンしました。

台風が近づくなかでのオープニングセレモニーでしたが(ライブ配信で見ておりました)、なにより、おめでたい(ありがたい)話です。

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なぜか(ってこともないですが)、アクアラインを通って木更津や袖ケ浦や富津や君津や鋸南まで足を伸ばすことが多いので、親近感が湧きます。

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会見見ていて感心したのは、しっかり地域貢献していること。

ポルシェジャパンと木更津市がネーミングライツを提携して、市道を「ポルシェ通り」と命名したり、市民イベントの会場として提供したり、寄付したり……。

いいですね。

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ハンドリングコースのほかにも、いろんなコースがあります。

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詳しくは公式サイトでご確認ください↓
https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp

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こちらは、2階のレストラン。

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1階のブランドショップ横に919ハイブリッドが展示してあります。

カタチ的には、2017年のル・マン仕様のよう。

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敷地面積は43haで開発面積は16.6ha。

トラックの全長は2.1kmだそう。



スケール大きいですね。プログラムも充実しています。

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