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4人のル・マン参戦ドライバーを追ったドキュメンタリー『Become Who You Are』 [モータースポーツ]

2019年のル・マン24時間レースを軸に、4人のドライバーの心情に迫ったドキュメンタリーです。

『Become Who You Are : 4 Drivers, 4 Stories, 1 Race』

主役の4名はこちら。

スコット・ディクソン(ニュージーランド):フォード・チップ・ガナッシ・チームUSA/69号車/LMGTE Pro

ブルーノ・セナ(ブラジル):レベリオン・レーシング/1号車/LMP1

メモ・ロハス(メキシコ):IDECスポール/48号車/LMP2

ジュール・グーノン(フランス):リシ・コンペティツィオーネ/89号車/LMGTE Pro

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それぞれ、いろいろな人生を歩んでいるし、いろいろ考えていることがわかります。

ブルーノ・セナのパートでは、おじにあたるアイルトン・セナとのエピソードと映像がたくさん出てきます。

スコット・ディクソンのくだりではチップ・ガナッシが出てくるのですが、いいこと言います。というか、いいことしか言ってない。90分、チップ・ガナッシのインタビューでもいいくらいです。

「ル・マン24時間ドライブではなくて、ル・マン24時間レースと呼ばれている。レースであるからには……」
「誰もそれ(勝利)を皿の上に載せて出してはくれない。自分で取りにいかなければ……」
「チャンピオンシップを制するドライバーというものは○○と××の境目をわきまえている……」
「ル・マン24時間には□□や△△など、すべてがそろっている……」

全容は本編でご確認ください。

そして、ディクソンのファミリーよ。

Vegas-Movie-Awards-Best-of-the-Month.jpg

公式トレーラーです。



Amazonプライムビデオでご覧になれます。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08R7VWDYM/ref=atv_dp_share_cu_r

日本語字幕では「レーストラック」が「競馬場」になっていたり、「コーナー」が「角」になっていたりしますが、そこはご愛敬。

Vimeoでも視聴可能です。
https://vimeo.com/ondemand/becomewhoyouare

2019年のル・マン24時間レースをおさらいしたい方はこちら↓



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HKSがプレチャンバーを開発 [クルマ]

本当は東京オートサロンでじっくり観察したり、話を聞いたりすることができたんでしょうけどね……。と、愚痴ってみても始まりませんが、HKSはプレチャンバーイグニッション(PCI)を開発中です。

高出力と低燃費を実現する技術のひとつとして開発しており、スカイラインGT-Rが搭載するRB26から適用。

解説動画です↓



その他の展示物も含め、バーチャルで確認することができます。



PCIを適用した「RB26 ADVANCED HERITAGE」は奥に展示されています。

○印をクリックすることで、説明パネルの内容を確認することができます。

HKS_PCI_s.jpg

HKSが開発中のPCIはパッシブ型です。しかも、ポート噴射(デュアルインジェクターを適用)。

PCI関連の過去エントリーはこちら↓

プレチャンバー2態(アクティブ&パッシブ)
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2019-06-03

アクティブ式マーレ・ジェット・イグニッション(MJI)
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2019-11-07

プレチャンバーを採用したマセラティの量産エンジン
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-07-03

効果のほどが気になりますね。

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LMHとLMDhの違いを解説するアニメーション [モータースポーツ]

WEC(FIA世界耐久選手権)がLMH(ル・マン・ハイパーカー)とIMSAのLMDh(ル・マン・デイトナ)の違いについてアニメーションで説明しています。

題して、「What is a Hypercar?」



内容を簡単に抜き出すと、下記のようになります(ところどころ意訳)。

「ハイパーカーは耐久レーシングのトップクラスです」

「選択肢はふたつ。イチからLMHを設計すること。または、構造を共有するLMDhを開発すること」

相互乗り入れするWECのLMHとIMSAのLMDhをひっくるめて「ハイパーカー」と表現しています。どちらを選択しても総合優勝を狙えると。

「LMHはシャシーを自分たちで設計。ハイブリッドシステムを積んでもいいし、積まなくてもいい」

「(LMHの)ボディワークはメーカーのデザインコードを適用」

「トヨタ、バイコレス、グリッケンハウスが2021年から参戦。プジョーは2022年から参戦」

「LMDhの基本的な構造は共通。シャシーはマニュファクチャラー4社から選択。ハイブリッドシステムは義務付けで、ギヤボックスと同様に共通仕様」

「(LMDhの)エンジンとボディワークは選択可」

「ポルシェとアウディが2023年からLMDhで参戦」

「LMHとLMDhは似たようなパフォーマンスと技術仕様になる」



1月21日には、WEC2021年シーズンのエントリーリストが発表されます。

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GR010ハイブリッドとTS050ハイブリッドを同アングルで並べました [モータースポーツ]

2021年シーズンからWECに導入されるル・マン・ハイパーカー(LMH)規定で設計されたTOYOTA GAZOO Racing GR010 HYBRIDと、2019-2020年シーズンを戦ったLMP1-H規定のTS050 HYBRID(ハイダウンフォース仕様)を同アングルで並べてみました。

スケールは合わせておりません。

GR010 HYBRID
GR010_front.jpg

LMH規定は最大幅を2000mmに規定しており、GR010はその規定を目一杯使った寸法になっています。

前面投影面積は1.6m2以上と規定されています。

ヘッドライトの光源(LED)、メインビーム部分のレンズの仕様が異なっていますね。

TS050 HYBRID
TS050_front.jpg

LMH規定では、全長を最大5000mmと定めていますが、GR010は規定を目一杯使わず、4900mmと発表されています。

それでも、TS050より250mm長い。

LMHのホイールベースは最大3150mmと規定されています。GR010のホイールベース値は未公表。

LMP1-Hはホイールベース値を規定していませんが、前後のオーバーハングを規定いっぱい使った場合、ホイールベースは2900mmとなります。

前後に履くミシュランタイヤのサイズ(31/71-18)に変更はありません。サイドウォールの意匠が新しくなっています。

GR010 HYBRID
GR010_side.jpg

TS050 HYBRID
TS050_side.jpg

全高(リファレンスプレーン基準)は100mm高くなっています。

それにしてもGR010ハイブリッドのディフューザー、派手ですね。リヤカウルの跳ね上げも大きいことが、開口部の大きさからうかがえます。

LMP1-Hはディフーザーのサイズを規定(後端の最大幅1000mm、最大高さ150mm)していましたが、LMHは「フリー」です。

GR010 HYBRID
GR010_rear.jpg

TS050 HYBRID
TS050_rear.jpg

最低重量も大きく異なります。

LMHは最低重量を1030kgと規定していますが、発表されたGR010の車重は1040kgとなっています。TS050の素の車重+162kgです。

パワーユニットの規定変更(最高1000ps→680ps)や空力規定の変更、最低重量の規定変更などにより、ル・マンでのラップタイムは10秒程度遅くなり、3分30秒程度になる見込み。

GR010 HYBRID
GR010_top.jpg

TS050 HYBRID
TS050_top.jpg

3.5L・V6ターボエンジンのエキゾースト音が堪能できる走行シーンです。

TS050の2.4L・V6ツインターボより太い音している?



詳細はこちら↓



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TOYOTA GAZOO Racing「GR010 HYBRID」発表 [モータースポーツ]

TOYOTA GAZOO Racingは2021年シーズンからWEC(FIA世界耐久選手権)に導入されるル・マン・ハイパーカー(LMH)規定に合致した車両、GR010 HYBRIDを発表しました。

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2018年から2020年にかけてル・マン24時間レースを3連覇したTS050 HYBRIDで磨いたRACING HYBRIDの技術を受け継いでいます。

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開発中の次世代ハイパーカー(GR Super Sport(仮称))とは、TS050 HYBRIDのDNAを受け継ぐ兄弟の関係で、別のクルマです。市販車をベースにレース仕様に仕立てたわけではありません。

そのあたりの経緯は『auto sport - オートスポーツ - 2021年 1/29号 No.1545』の特集ページ(全37ページ)でまとめています。

記事の一部内容はauto sport web(https://www.as-web.jp)でもご覧いただけます。



GR010 HYBIRDはTS050 HYBRIDに対して幅が100mm広くなって(2000mm)、250mm長くなっています(4900mm)。

他のクルマと一緒にサーキットを走ったときにどう見えるか、も含めて楽しみですね。





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アルピーヌF1が暫定カラーリングを発表 [F1]

ルノーF1チーム改め「アルピーヌF1チーム(Alpine F1 Team)」が暫定カラーリングを発表しました。

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繰り返しますが、冬季の「暫定」カラーリングで、開幕までに正式カラーリングが発表されます。

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前から見るとほとんど真っ黒です。

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これ、F1参戦のために1976年に開発されたテスト車両、アルピーヌ・ルノーA500へのオマージュだそう。

1976  - Formula 1 Prototype Alpine-Renault A500.jpg

2021年シーズンを走るアルピーヌ製F1マシンの名称は「A521」であることも明かされました。A500の流れを汲んだのでしょう。「21」は2021年の意味でしょうか。

エンジンカウルには、フランスの国旗を構成する、青、白、赤の帯が施されています。

2021 - A521-11.jpg

横から見ると、フランス国旗。

上から見るとイギリスの国旗に見えるようデザインしたのだそう。

2021 - A521-10.jpg

パワーユニットの開発はフランス(ヴィリー・シャティヨン)、車両の開発とチーム運営はイギリス(エンストン)で行っていることに由来します。

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スバルがバーチャルオートサロンで「BRZ GT300 2021」の走行動画を公開 [モータースポーツ]

明日(2021年1月15日金曜日)から、「バーチャルオートサロン」(https://www.tokyoautosalon.jp/2021/)が始まります。

そのバーチャルオートサロンで、SUBARU(スバル)が2021年のSUPER GTに向けて開発中の「SUBARU BRZ GT300 2021」(プロトタイプ)の走行動画が公開されます。

Subaru_BRZ_GT300_2021_1.jpg

走る姿や音だけでなく、中身も気になりますね。

Subaru_BRZ_GT300_2021_2.jpg

動画はSUBARU On-Tube(https://www.youtube.com/user/SUBARUOnTube)でも公開予定だそう。



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スバル・レヴォーグのエアスリット [クルマ]

エアカーテン・ウォッチャーとしては見過ごすわけにはいかないのですが(といいつつ、よく見過ごします)、スバル・レヴォーグには「乗る」のに精一杯で、まだ観察が行き届いておりません。

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試乗レポートはこちら↓



まずはリヤから見ていきましょう。バンパー両サイドに、スバル初採用のエアアウトレットが設けられています(矢印)。

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「機能と意匠を両立」するため、スリットのまわりをブラックアウトするなど、手の込んだデザインになっています。

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リヤバンパー内の滞留風をスリットから抜くことで、車体後部で発生する渦を遠ざけ、操縦安定性(スタビリティ)を向上させる狙い。

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フロントホイールの内側にもスリットがあります(矢印)。

フロントタイヤが発生させる乱流の影響を抑える狙いのエアカーテン? と思いきや、ちょっと様子が異なります。

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フロントバンパーにあるはずのインレットは見あたりませんし、バンパー下にもエアスリットと貫通する開口部は見あたりません。

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実は、空気抵抗低減につながる新アイテムが下の写真にもチラリと写っているのですが、その話はまたの機会にしましょう。

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エンジンルーム内の圧力を下げて床下の流れと側面の流れが干渉するのを抑え、背面圧力を低減させて空気抵抗を低減する狙い(『2020 No.47 SUBARU技報』)。

レヴォーグには他にもあちらこちらに空力技術が投入されている模様。

後日じっくり確認してみることにしましょう。

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レクサス・オリジナルチョコレート [クルマ]

取材時にお茶請け(コーヒー請け?)に出していただいても、技術者の方々を相手に話をしているのでなかなか手を伸ばすことができず、マスクを外すのもはばかられ、せっかく出していただいたので、「持って帰ります」となるわけです(食い意地張っているだけ)。

レクサスオリジナルのチョコレートだそう。

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Minimal(ミニマル)製。

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カカオ含有率が89%なのは、レクサスがアメリカで展開を始めたのが1989年だから。

ちなみに日本での展開は2005年から。

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急に(でもないが)甘いものが欲しくなって、いただいてきたのを思い出した次第。

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甘いかなぁ。いや、苦いのか?

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『スズキ100年史 1920-2020』(DVD) [クルマ]

『スズキ100年史』のDVD版を入手いたしました。

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ウェブ版と同じ内容でしょうか。

スズキ100周年記念サイト
https://www.suzuki.co.jp/100th/

気になるなら中身確認しろって話ですが……。

DVD 3枚セットです。

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「書籍 スズキ100年史」と「Web商品史 SUZUKI Digital Library」、「動画 100周年映像集」で構成されています。

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一段落したら中身確認します。

しかし、いつ一段落するかが問題……。

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