ライコネンとジョビナッツィの約1分動画 [F1]
どれも1分程度なので、息抜きにちょうどいい(が、繰り返し見てしまうのが難かも……)。
ライコネンとジョビナッツィに同じ質問を投げかけるのが基本です。
このシリーズ見るようになってから、ジョビナッツィびいきです(ライコネンは元から)。
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燃料電池プロトタイプの新型テストカーが登場 [モータースポーツ]
燃料電池プロトタイプの新しいテストカーが披露されたのもニュースでした。
こちらが新しいテストカーの「H24」。
先代テストカーのLMPH2Gは4基のモーターを搭載していましたが、2基に減らすなどして150kgの軽量化を図ったそう。
LMPH2Gの車重は1420kgと発表されているので、1270kgということになります。
LMPH2Gの情報はこちらでチラッと紹介しています↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-06-14
Saft製のセルを用いたリチウムイオンバッテリーも新型に換装し、パフォーマンスを高めているそう。燃料電池の開発はSymbio(MichelinとFaureciaの合弁)が手がけています。
今回の新テストカー発表に合わせ、高圧水素タンク(70MPa)製造のPlastic Omnimumとのパートナーシップが発表されました。
フランス系企業が続々と集結しております。
左がLMPH2G、右がH24。
2024年のシリーズスタートに向けて、開発に拍車がかかります。
今回のル・マン24時間スタート前は昨年と同様、LMPH2Gがデモンストレーション走行を行いました。
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2022年に導入される「LMDh」の技術規則概要 [モータースポーツ]
LMDhを選択すると、ル・マン24時間をシリーズの一戦い含むWEC(世界耐久選手権)にも参戦することができるようになります。
今回発表された内容は、5月に発表された「草案」をほぼなぞった格好。
草案の内容はこちら↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-05-08
最低重量は1030kg(現在より重くなります)。
モーターとエンジンを合わせたパワーユニットの最高出力は500kW(680ps)で、現行DPi/LMP2(600ps程度)よりやや大きい数値。
ダウンフォース(揚力係数)は(最大)4.0、ドラッグ(抗力係数)は(最小)1.0。というわけで、L/Dは最大4.0。現行ワークス系LMP1のハイダウンフォース仕様とロードラッグ仕様の間で、ハイダウンフォース寄りな設定です。
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全長は最大5100mm、幅は最大2000mm、ホイールベースは共通で3150mmに規定されます。
幅は現行LMP2と同じ。長さは現行LMP1より450mmも長くなります。ホイールベースも250mm前後長くなる設定。
このあたりは、先に動き出していたLMHのスペックに寄せた格好。狭いル・マンのピットがさらに窮屈になりそう。
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アッパーボディワークは、参戦する自動車メーカーが独自にデザインできます。
いっぽう、アンダーフロアはカスタマイズの範囲が大きく制限されます。
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力行側は、モーターの出力が占める割合がずいぶん小さいことを示しています。
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今回新たに、共通ハイブリッドシステムを構成するコンポーネントのサプライヤーが公表されました。
横置き7速ギヤボックスはXトラックが供給。単体重量(モーターを除く)は78kgと発表されています。
Xtrac appointed sole gearbox supplier for new hybrid 'LMDh' class of sports car endurance racing. https://t.co/hVcVhDemmo pic.twitter.com/O83mAxDxkx
— Xtrac Limited (@xtraclimited) September 18, 2020
モーター(MGU)とインバーターはボッシュ製。
バッテリーとDC-DCコンバーターはウイリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング(WAE)製です。
We are delighted to have been awarded the battery contract for LMDh regulations, a common vehicle platform created by ACO and @IMSA, which will compete in both @FIAWEC and IMSA race series.
— Williams Advanced Engineering (@WilliamsAdvEng) September 18, 2020
Find out more: https://t.co/ffDPLzIMB8
回生側の出力は最大200kWに規定されていますが、力行側は最大50kWに制限されます。
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エンジンは、参戦する自動車メーカーが用意します。
エンジンを除いた車両価格は100万ユーロ。そのうち、スパイン(ボディワークを除いたシャシー)が34万5000ユーロ、ハイブリッドが30万ユーロ以下という内訳です。
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記者会見の様子はこちら。
さてさて、最初に参戦の名乗りを挙げるメーカーはどこでしょうか。
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GR Super Sport開発車がル・マンを走行 [モータースポーツ]
ドライバーは2015年までレギュラードライバーを務めたアレックス・ブルツ(右ハンドルですね)。助手席には村田久武TGR WECチーム代表が乗っています。村田チーム代表はこの後、優勝トロフィーの返還セレモニーに臨みました。
2018年の東京オートサロンで初公開された当時との違いを確認してみましょう。
GR Super Sport Concept(2018)
GR Super Sport development model(2020)
ヘッドライトは「コンセプト」のフェンダーに示されていたグラフィックをほぼそのまま踏襲しているようです。
フロントサスペンションがプルロッド式なのも変わっていないよう。
Conceptは後方確認用のカメラを装着していましたが、開発車はコンベンショナルなミラーを装着しています。
Conceptは前後ともに18インチサイズのタイヤを装着していました。
GR Super Sport Concept(2018)
開発車はホイール外径もタイヤ幅も前後異サイズ。フロントは19インチ、リヤは20インチでしょうか。
Conceptのエンジンカウルに開口部はなく、テールパイプが配置されていました。
GR Super Sport Concept(2018)
開発車はカウルに開口部が設けられています。
テールパイプはディフューザーに移っています。
デモ走行の公式動画です。
ドア、どんなふうに開け閉めするんだろう。
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ル・マン24時間2020 LMP1のEoT [モータースポーツ]
トヨタTS050ハイブリッドが属する最上位カテゴリー、LMP1のEoT(技術均衡調整)が発表されていますので、見ておきましょう。
まずは昨年(2019年)のEoTから。
2018-2019スーパーシーズン 第8戦ル・マン24時間EoT
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次ぎに今年(2020年)のEoTです。黄色地の部分が昨年との変更点。
LMP1ハイブリッド、すなわちトヨタTS050ハイブリッド(2台)は昨年より7kg重い状態で走らされます。
LMP1ノンハイブリッドのうち、ターボエンジンを搭載するチームLNT(ジネッタG60-LT-P1/AER)が土壇場で参戦を見合わせたので、自然吸気エンジン(ギブソン)を搭載するレベリオン(2台)とバイコレス(1台)が参戦。
LMP1ノンハイブリッド自然吸気は、ハイブリッドより79kg軽く、43.75%多い燃料流量が認められています。
2019-2020スーパーシーズン 第7戦ル・マン24時間EoT
(クリックで拡大)
1スティントあたりの燃料使用量が見直され、ノンハイブリッドは昨年より9%多く使用できるようになりました。給油リグリストリクター径が見直されたのは、給油時間を補正するため。
昨年優勝したトヨタ8号車は、24時間で34回のピットストップを行いました。それに対し、3位のSMPと4位のレベリオンは39回ピットに入りました。
燃料使用量の見直しは、ピットストップ回数とトータルピットタイム(ピットで過ごす時間の合計)を「均衡」させる狙いでしょう。
さて、実際のところどうなるでしょうか。
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超真空高圧アルミダイキャスト製造のBOCAR [クルマ]
超真空高圧アルミダイキャストや重力鋳造、プラスチック射出成形部品の専門企業で、本社はメキシコにあります。
BOCARの「BO」はスペイン語のBomba(ポンプ)に由来。「CAR」はCarburetor(キャブレター)です。
1958年の創業当時、燃料ポンプやキャブレターを製造していたことに由来します。
そのBOCARのエンジニアリングについて、取材させていただきました。記事は『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.168 (モーターファン別冊)』に掲載されています。
2014年にデビューした現行メルセデス・ベンツCクラス(W205)を題材に、主に超真空高圧ダイキャストについて話をうかがっています。
下の写真はCクラスのフロントショックタワー。従来はスチールの5部品で構成されていましたが、アルミ1部品に統合。片側3.1kgで、従来品に対し1.4kg(31%)軽量化しています。
Cクラスはスチールからアルミへの材料置換で71.4kgの軽量化を達成していますが、そのうち13.2kgはボカールの部品。
すべて構造部材です。
グリーンの部分がアルミ(BOCAR以外の供給部品も含む)。なかなか高い比率なのがわかると思います。
前掲のショックタワーには「AlSi9MgMn」の文字が記してありあます。
「Al」はアルミニウム、「Si9」はシリコン9%、「Mg」はマグネシウム、「Mn」はマンガンです。
なぜ、アルミにシリコンやマグネシウム、マンガンを混ぜているのかについては、誌面でご確認ください。
超真空高圧アルミダイキャスト構造部材の車体剛性への寄与について話をうかがい、Cクラスへの興味が再燃しております。
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TGRル・マン特設サイトを開設(壁紙ダウンロードあり) [モータースポーツ]
TGRル・マン特設サイト
https://toyotagazooracing.com/jp/wec/special/2019-2020/24h-lemans.html
このサイトから、「PC&Mac用」「iPhone用」それぞれの壁紙がダウンロードできます。
横バージョンのキービジュアルはこちらで、PC&Mac用の壁紙ははこれがベース。
「3連覇に挑戦する熱量」を表現しているそう。
iPhone用の壁紙は、縦バージョンのキービジュアルがベースになっています。
特設サイトではスペシャルムービーも公開されています。
ル・マン24時間レースに3連覇すると、優勝トロフィーを永久に保持する資格が主催者のACOから与えられます。
「でっかいトロフィーを持って帰ってTS050とセットにし、永久保存したい」とTGRでWECチーム代表を務める村田久武氏。
インディ500を制した佐藤琢磨選手が表紙なのでまるっきり目立ちませんが、『auto sport - オートスポーツ - 2020年 9/18号 No.1536』にプレビュー情報が掲載されています。
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『GP Car Story Special Edition エイドリアン・ニューウェイ』 [F1]
『エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』を補完する内容です。
「なぜ自叙伝を出そうと思った?」の質問に、(インタビュー嫌いの?)エイドリアン・ニューウェイが答えています。
また、
マーチ881
ウイリアムズFW14&FW14B
ウイリアムズFW16
ウイリアムズFW18
マクラーレンMP4-13
マクラーレンMP4-20
レッドブルRB5
レッドブルRB6
レッドブルRB8
について、自叙伝で語っていることがどこを指しているのか、掲載の写真で確認することができます。
イワン・カペリやデイモン・ヒル、セバスチャン・ベッテルらが「ニューウェイって実際どんな人?」の疑問に答えるインタビューも収録。
『エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』の副読本にぴったりです。
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HondaJetをスクーデリア・アルファタウリ・ホンダが導入・運用開始 [F1]
「レッドブルは、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダが初優勝を遂げた第8戦F1イタリアグランプリにおいて、チームメンバーの移動にHondaJetを使用し、本格的に運用を開始しました」
という内容のプレスリリースが9月9日、HACIから発行されました。
カラーリング、決まってますね。
「今後は欧州を拠点として役員、F1ドライバー、他協議の選手の移動やレーシングサーキットの下見など多目的でHondaJet Eliteを使用する予定」だそう。
タイムリーな発表です。
.@PierreGASLY still flying high Taking the trophy for a joy ride ? #AlphaTauri #F1 pic.twitter.com/KzRxW6JPcU
— Scuderia AlphaTauri (@AlphaTauriF1) September 8, 2020
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ガスリーのヘルメットをめぐる・・・ [F1]
ホンダとアルファタウリ(旧トロロッソ)がパートナーを組んで50戦目の出来事でした。
ガスリーが使用するヘルメットについて、おもしろいツイートが目につきました。
TAURIのAの下あたりに注目。
アライヘルメットのユーザーなのですね。
●ホンダのピエール・ガスリー選手が、F1初優勝!
— アライヘルメット Arai Helmet (@araihelmetjapan) September 8, 2020
一昨日のF1第8戦イタリアGPにてハラハラドキドキのドラマチックなレース展開で見事F1初優勝を果たしました。F1以前よりアライを被り、レースでは常にチャレンジング・スピリットで闘ってきて報われた最高の初優勝!今後もこのヘルメットにご注目を! pic.twitter.com/ejLIzmTm7O
パルクフェルメでは、ガスリーのもとを祝福に訪れるドライバーが何人かいました。
D・リカルド(ルノー)もそのひとりですが、彼もアライヘルメット・ユーザーです。
ガスリーのヘルメットに戻ります。
カシオがこんなツイートをしていました。
イタリアGPで初優勝を飾ったガスリーのヘルメットのサイドに#CASIOと思ったら#GAS10だった件
— CASIO カシオ計算機株式会社 (@CASIOJapan) September 8, 2020
ガスリーのカーナンバーは10番ですものね!
ピエール・ガスリー 2020年F1ヘルメット / アルファタウリ・ホンダ 【 https://t.co/4XOeXvWMvW 】 https://t.co/NwljOvyJTt #f1jp @F1Gateより
空目するのも無理はありませんw
いやしかし、感動的なレースでした。
ガスリーを含めた、直近10名の初優勝ドライバー映像集です。
ベッテルが若いなぁ。
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