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上海の郊外で見かけたもの [旅(海外)]

上海の郊外に超短期滞在しました。観光名所のひとつ、外灘(バンド)からは約30km離れた場所でした。しかし、上海国際サーキットには近い(約5km)という位置関係。

窓外の景色が霞んでいるのはやはり、空気が汚れているせい?

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ホテルの部屋に備え付けの、火災のときに使うヤツ(そして、使わずに済ませたいヤツ)。握りこぶしに力が入っています。

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ほんのちょっと歩いて最寄りのローソンまで。見慣れた飲み物が見慣れない表情をしています。

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ローソンや飲食店が地上階に入居するビルの外観。

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敷地の一角に、電気自動車の充電設備がありました。

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バスに乗って出かけます。道中、インターナショナルスタイルっぽい建物を発見(街自体新しいので、築浅だと思いますが)。

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これまた斬新な建物が……と思いきや、建設の途中で放置されている模様(こういう建物があちこちにあります)。

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こちらはできたてで入居者募集中?

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上海国際サーキットの真横を通りました。

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サーキットの敷地内には、出荷前らしきフォルクスワーゲン車がたくさんとまっていました。

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雪の1月23日早朝から始まった長い一日 [旅(海外)]

すんなりたどり着くとは思えなかったし、雪かきする必要もあったので、予定より1時間半から2時間早く起きました。目的地は成田空港です。案の定、首都高速は壊滅的な状況でした。

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自宅周辺から幹線道路に出るまでが心配でした。なによりまず、人の足跡もまばらな生活道路を抜けなければなりません。25cmは積もっていそうな雪道に踏み出す際の最初の一歩こそ「あれ? さすがにダメ?」と思ったものの、転がり出してしまえばこっちのものでした。

グッドイヤーのベクター・フォーシーズンズ(オールシーズンタイヤ)恐るべしです(2セット目に履き替えて2シーズン目)。

4号線は通行止めになっていないことを確認したうえで新宿の入り口に向かったのですが、「閉鎖中」で入れず。確認甘かったです。仕方なく、霞ヶ関に進路を変更。三宅坂交差点付近。

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東関道・市川IC付近までは除雪が行き届いておりウエット路面でしたが、市川から成田までは踏み固められた雪がカリカリになった路面が比較的多く残っており、神経を使う状況でした。途中、事故渋滞に遭遇しましたが、本来見込んでいた時刻に到着。

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第1ターミナルに足を踏み入れるなり、「人多いなぁ」と感じました。床に寝ている人多数。売店や飲食店は順番待ちの列が店の外にあふれています。「たいへんだなぁ」と、ここまでは人ごと。

チェックインカウンターにたどり着いてみて、人ごとではなくなりました。どの列がどこに向かっているやら、さっぱりわかりません。

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1時間半並んでようやくチェックイン。まごまごしているヒマはなく、そのまま搭乗ゲートに向かいます。「間に合った」と思ったのもつかの間、「空港混雑の影響でスポットのやりくりできず、ディレイです」とアナウンスがありました。おかげでのんびり朝食(兼昼食)を食べることができました(と、強がり)。

キャプチャした時点での出発時刻は13時10分だったのですが、この後さらに遅れ、13時50分出発でした。3時間遅れです。

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ようやく乗り込みます。

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ヒューストンでの乗り継ぎ時間はもともと2時間しかなかったので、当然、間に合いませんでした。サービスカウンターで乗り継ぎの手続きします。運良く1本後の便がとれたものの、手続きが済んだ時点で搭乗時刻。急ぎます(涙)。

だいぶはしょって今回の現地での相棒は、走り込んだ感のあるトヨタ・カムリです。

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疲れたのでビール飲んで寝ます(わざわざ片道3マイル運転して買いに行きましたヨ。疲れているならそのまま寝ればいいのにね)。

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交通違反の罰金を支払う:イタリア・モンツァ編 [旅(海外)]

役に立つかどうかわかりませんが、モンツァ(イタリア)で知らず知らず交通違反を犯し、日本に戻ってから違反通知を受け取ってどうしたものやら……と戸惑っている方のために体験談を記しておきます。

日本で通知(国際郵便)を受け取ったのは2017年11月7日でした。「4月1日に駐車違反を犯しているので罰金を払え」という旨が記してあります。

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そういえば、レンタカー会社(Avis)から

「罰金について警察から別途通知が届く」
「その件に関してやりとりした際の事務手数料を請求するのでよろしく(42.7ユーロ)」
「当局(警察)とのやりとりはあなたが直接やってね。ウチは手助けできないから」

という内容の手紙(5月25日付け)を受け取っていました。

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当時は「セーフ」だと思ったのに、やっぱりダメだったのですね。しっかりチェックされていたわけです。

当時のエントリー↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2017-04-10

で、モンツァの警察から送られてきた書類の裏面を見てみるに、66.51ユーロから172.81ユーロまで罰金が3種類書いてあります。「この通知から5日以内に支払うなら30%減額」で66.51ユーロ。「6日から60日」なら90.81ユーロ、それを過ぎると172.81ユーロだと記してあります。

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投函したのが11月2日とあるので、この日を起点とすると、書類を受け取った時点で5日が経過、翌日支払い手続きを行ったとしても「6日から60日」にあてはまることになります。

書類には振込先口座の情報が書いてありましたが、下の方を見ると、ウェブサイトで詳しい情報を見ることができる旨が記してあり、そのためのIDコードが印刷してあります。

でも、肝心のアドレスが書いてありません(涙)。サイト上で支払い手続きを済ませられると楽なんですが……。

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こうなったら直接当局に確かめるしかありません。書類に記してあるアドレス(赤い矢印の先)を頼りに、「これこれこういう手紙を受け取りました。オンラインで支払いたいのでアドレス教えてください。記載されていなかったので」という内容のメールを送りました。

翌日、「ハロー」で始まるフレンドリーな返信が届きました。

「残念だけどオンラインでの支払いはできない」
「ワイヤートランスファー(電信)で、銀行振り込みしてもらうしかない」
「小切手は受け付けない」

旨が記してありました。面倒ですが仕方ありません。で、あとは金額です。「66.51ユーロなの? 90.81ユーロなの? それとも172.81ユーロ?」と問い合わせたところ、

「ハロー。減額した金額でいいよ」

と名前を名乗らない誰かは返事を寄こしてくれます(名を名乗りなさい)。66.51ユーロです。

郵便局に行って送金手続きをしました。が、「XXXで終わるBICコードが間違って記載されており、送金できません」と、郵便局の人が言います。また、メールで問い合わせです。「BICコードが間違っているみたいだけど」と。

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「ハロー。ごめんね、間違ってた。正しいコードはこれだから」

と返信が来ました。と、(たぶん)警察の人(なのか、本当に?)は返信してきました。

正しい(はずの)コードを持って再び郵便局へ(行ったのは家人です。すみませんね、何度も)。これでひと段落と思ったのも束の間、郵便局から電話があり、「送金できませんが……」と伝えてきます。

また、名前を名乗らないモンツァ警察の人にメールを打ちます。「ハロー。コレとコレも試して」と返信が来ます。「コレとコレも試してって言ってますけど」と郵便局に伝えます。

その後、郵便局からもモンツァ警察からも連絡は来なくなりました。全部で10日くらい費やしましたかね。送金手数料の2500円をふくめ、しめて1万1455円でした。

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イタリアで路駐する際は(路駐するしかない状況多いですし)、禁止区域かそうでないか、よく確認しましょう。曜日や時間帯でNGな場合もありますので。

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フランクフルト駅近極小規模建築散歩 [旅(海外)]

夜9時頃にフランクフルト駅近くのホテルに着いたわけです。チェックインを済ませると、ちょっとこっちへと外に連れて行かれました。別館か何かあるのかな? と思ったらアパートでした。

下の写真は後日明るいときに撮ったので、まあ、集合住宅っぽく見えなくもないですが、真っ暗闇のなかを連れて行かれたと思ってごらんなさい。相当、心細くなります。だいたい、出入り口どこ?

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真っ暗な玄関ホールを抜けて、真っ暗なエレベーターホールでエレベーター待って、人気のない居住階に着いて、案内された部屋に掛かっていた「春」は逆さまで、呪術的な何かと思いました。

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明かりを点けた玄関。初めてドアを開けたときは、奥に外の明かりが届かないほど真っ暗でした。

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心細い一夜を過ごして部屋の外に出てみると、意外や意外、なかなか味のある建物でした(内部に限っては)。

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味があることがわかると不安は一掃され、次ぎもここでいいかもと思えてくるから不思議です。眺めるのに飽きず、外出が予定より遅くなったのは事実。

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明るいときの玄関ホールもなかなか味があります。年季が入った建物のよう。

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こうなるとすっかり建築散歩のスイッチが入ってしまうもので、駅裏のこんな建物にも目が行ってしまいます(東横インの目の前です)。

ERWIN STEIN HAUSと書いてありますね。1930年代の築でしょうか。

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眺めて飽きませんねぇ。

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ところで、アパートの電子レンジはボッシュ製でした。シンプルかつモダンなデザイン(アパートに泊まるつもりではなかったので何の準備もなく、使わずじまい)。

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モンツァで通い詰めたリストランテ [旅(海外)]

部屋にたどり着くまでに鍵を4個使う必要があるし、路駐するスペースを探すのに苦労するし、朝食はクロワッサン2個だし、毎朝8時50分にルームクリーニングのバーバラがやってきては掃除機の轟音響かせるしで、「次ぎはないかな」と思っておかしくないのですが、不思議と、モンツァで泊まった宿の居心地は悪くありませんでした。

居心地が悪くなかった理由は他にもあって、宿の主であるダリオが紹介してくれた近所のレストランが「当たり」だったのです。安くてうまい。

La Pergola
http://www.lapergolamonza.it

このリストランテに近いからダリオの宿(http://www.greyrooms.it)に泊まってもいいかなと思うほどです。サーキットから近いので、ヨソに泊まりつつ帰りがけに寄ってもいいのですが。

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開店時間(19時15分)に合わせて行ったり、閉店(22時45分)間際に駆け込んだり、さんざん通いました。住宅街にポツンとあるリストランテで、見たところ、近所の常連が集まる食堂と化しています。とってもフレンドリー。

人が注文した料理まで含めて、ざっとご覧いただきましょう。パスタが絶品(個人的に)。

SPAGHETTI ALLA CARBONARA DI MARE(10ユーロ) イチ押しです(個人的に)。

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SPAGHETTI ALLE VONGOLE VERACI IN BIANCO(11.5ユーロ) たっぷり入ったあさりの出汁が利いています。

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おすすめメニューからも選んでみました。

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PAPPARDELLE AGLI ASPARAGI CON ZAFFERANO E SPECK(12ユーロ)

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ピザがまた安いのなんの。 BISMARK(6.5ユーロ)

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LA COTOLETTA ALLA MILANESE(14ユーロ) 定番です。

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何だったっけ、これ。隣のテーブルだかメニューの写真だかを指さして注文しました。大まかに言って、調理した魚介類の盛り合わせ。

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焼いたエビです(大まかアゲイン)。

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デザートに行きましょう。IL GELATO ALLO ZABAIONE CON POLVERE DI CAFFE(6ユーロ)

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LA CREMA CATALANA(5ユーロ)

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ごちそうさまでした。

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モンツァで泊まった宿など [旅(海外)]

Prologue(プロローグ:WEC合同テスト)が当初の予定より1週間遅れて開催されることもあり、急遽宿を取り直すことになったのはいつだったか忘れました。F1イタリアGPのときに泊まるホテルを予約してもよかったのですが、「なんでそんなに高いの?」という価格設定だったし、F1じゃないんだからもっとサーキットの近くで予約できるはずと思って探してみたら、リーズナブルな価格でサーキットの近く(3〜4km)にありました。

「着いたら5Aのブザーを押してね」とメッセージをもらって、「何のこと?」といぶかしみつつ宿に着いてみたら、集合住宅でした。下の写真は門扉の内側から撮影。

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住居部分を改装して宿泊業を営んでいるというわけです。客室が3つと事務所兼ダイニングルームがあります。部屋はこぎれい。

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バルコニーからの風景。走行セッション中は木々の向こうから、ゆる〜い感じでエキゾーストノートが届きます。なかなか贅沢な環境。

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集合住宅の門の鍵、住居棟の玄関の鍵、住居(宿)の鍵、部屋の鍵と、4つの鍵を渡されます。一番大きい鍵以外は最後まで覚えられませんでした。

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近所に24時間営業のカルフール(スーパーマーケット)があるのは便利。

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予約サイトには「駐車場完備」と書いてあったのですが、聞いてみたら(着いたときに感づきましたが)「そこに止めるんだよ」と道路を指さして言います(宿の主のダリオが)。路駐しろということですね。

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イタリアの住宅街によくある光景で、路駐天国です。スペースを探す方にしたら地獄ですが。

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ところどころに標識があって、「水曜日の朝に路上清掃車が来るから止めるな」と書いてあります(矢印)。

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で、土曜日の朝、いつものようにダリオとふたりっきりの部屋でクロワッサン2つだけの朝食をとっていたわけです。「今日は天気良さそうだね」と言ったきり、会話ははずみません。しばし沈黙の後、「そういえば、クルマどこに止めた?」とダリオが聞いてきます。

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「前の道がいっぱいだったから、この先の小学校の前の駐車場に止めたけど」と告げた途端、パソコンに向かっていたダリオは突然立ち上がり、「なんてこった! だめだよ、そこに止めちゃ。土曜日の朝は止めちゃだめなんだよ」と頭を抱えつつまくし立てます。

「だめなの? でも止めちゃいけないのは水曜日の朝って書いてあったよ?」と答えるも、「だめだめ、今すぐ見に行こう」と身支度を始めました。

「ほら、水曜日って書いてあるじゃん」と標識を指さしつつ、そして、視界の隅でクルマの存在を確認しつつ、得意げにダリオに告げます。

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すると、「そっちの標識じゃないよ。こっちだよ」と木の影に隠れている(ように見えた)別の標識を指さします。ダリオの指摘どおり、土曜日と書いてあります。

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慎重にクルマのまわりを1周するダリオ。何ごともないのを確かめると、「クルマ持っていかれてないし、駐車違反もとられていない。おまえラッキーだな」と語り、手を差し出してきました。コトの重大さにあまり気づいていませんでしたが、ともかく握手。

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いや、ハグはいいです……。

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シャルトル大聖堂 [旅(海外)]

恥ずかしながら、ル・マンからシャルル・ド・ゴール空港に戻る途中(CDGからル・マンでもいいのですが)にシャルトル(Chartres)なる場所があり、そこに世界遺産に登録されている大聖堂があることなぞ、ついぞ知りませんでした。いけませんね、レースばかり追いかけていては。

帰国便まで時間があったし、サービスエリアで簡単に昼食を済ませるのもナンだったので、立ち寄ってみました。

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予備知識がないものだから、尖塔が左右で形違うのね、などとのんきに眺めます。あとで調べてみると、オリジナルは向かって右側。左側の高い方は火災で焼失後に再建されたものだそう。

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内部の見学は後回しにして食事をします。空腹には勝てません(と言い訳)。

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内部は一部修復工事中でしたが、見学はできました。ステンドグラスが有名との後付けの知識を得つつ、上ばっかり見ながら歩きます。

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なるほど、絵になりますね。

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駐車場に戻って、今度は地下を見下ろします。町の中心にある公共駐車場。

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さざえ堂のような二重らせん構造になっており、右回りに2回転半して底にたどり着いたら、今度はやはり右回りに2回転半して、出口ゲートのある地上に戻る仕組み。クルマは斜路に止めます。なかなかおもしろい体験でした。

出口付近に空きスペースがあると最初からわかっていれば、そこまでダイレクトに進んだのですが、行ってみなければわかりません。行ってみたとこで空いてなかったら一旦外に出てやり直さなければならないので、賭けです。怖じ気づいて底付近に止めましたけどね……。

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というようなエピソードにはひと言も触れていないル・マン/WECのテクノロジー 2015 (モーターファン別冊)は、絶賛発売中です。

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Uバーンに乗ってマリエン広場へ(ミュンヘン) [旅(海外)]

ホテルの隣にあるガソリンスタンドでサンドイッチを買ってもよかったし、その隣にあるファストフードで済ませてもよかったのですが、それではあまりに寂しいので、街の中心に出てみることにしました。そうなると、思い浮かぶのはホフブロイハウス(ビール醸造所直営ビアホール)しかありません。調べてみたら、最寄りの(徒歩約10分)Uバーン駅から乗り換えなしで行けることが判明。

地下鉄が地上を走っているくらい郊外、ってことでしょうか。

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券売機は日本語表示に切り替えることも可能。

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乗車駅と降車駅がどのゾーンなのかわからないし、ゾーンを示すマップなり何なりが近くになく当惑……。

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ともかく切符を買い、打刻します(写真は降車駅)。

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ミュンヘンにはU1からU8まで、8路線ある模様。

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マリエン広場駅(Marienplatz)に到着。

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はて、どの出口に向かうべきか……。

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構内のマップで確認。

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出てみたら、新市庁舎(といっても19世紀の建築)の前でした。

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にぎやかです。

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フリーのWi-Fiが飛んでいます。情報収集に便利。

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ホフブロイハウスに直行せず、プチ建築散歩することにしました。

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広場を中心に半径200mくらいしか歩いていませんが、見どころたっぷりです。

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上ばかり見ているような気がします。

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そろそろ目的地に向かいましょうか。

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ポルシェ・ミュージアム訪問 [旅(海外)]

展示物にも興味あるし、建築にも興味あるしで行ってきました。ポルシェ・ミュージアム。過去エントリーはこちら。

「ポルシェ・ミュージアムの建設と構造」展
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2013-03-26

ポルシェの工場と(大きな)販売店の向かいにあるのですね。いろんな時代のポルシェの建物が、ラウンドアバウトを中心に向かい合っています。

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電車で訪れても便利です。駅から徒歩1分。

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クルマでも便利。ミュージアムの地下が駐車場。

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入場料は8ユーロ。駐車場代は6時間まで4ユーロです。

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ポルシェオーナーの方も大勢いらしている様子。

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ピロティはこんな感じ。ゆったりくつろげるのがいいですね。

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ポルシェ919ハイブリッド2015年仕様の(よくできた)モックアップが展示してありました。WEC第2戦スパで2位&3位に入ったと報告しています。バイザッハで会ったテクニカルディレクターのアレクサンダー・ヒッツィンガーは、心底悔しがっていましたが。

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展示は中層階からスタート。展示物を見ながららせんを描くように歩くと、上層階にたどり着く仕組み。

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気づいたら700カットくらい写真撮っていました。見終わる頃、いや初っぱなからポルシェの考えに魅了され、心酔し、「すげーなー」と言いながらエスカレーターを降りてくる感じ。

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余韻に浸ったり、熱くなっりした頭をクールダウンするのにちょうどいいエスカレーター移動時の動画はこちら。



展示物を逐一載せたいくらいですが、とてもそんな余裕はないので気に入った1台のみアップしておきます。タイプ64。ポルシェの原点。1939年の作。

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軽量化を追究したアルミボディ。かつ、空力性能を追究した流線型。

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地上階のミュージアムショップでは、ミニチュアモデルが15ユーロ(だったかな)で売っています。

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ホッケンハイムリンク(のサービスエリア)で給油 [旅(海外)]

さて、ザールブリュッケンを発ちましょうか。

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ほぼ、来るときと同じルートをたどるので、往路では素通りしたホッケンハイムリンクのサービスエリアに寄ることにしました。ついでに給油。

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オクタン価95のガソリン(Super)はリッターあたり1.629ユーロ。1ユーロ130円として約212円。なかなかしびれる単価ですね。24.84L給油して40.46ユーロ(約5260円)。ちなみに2日前に寄った別のガソリンスタンドでは、リッターあたり1.509ユーロ(約196円)でした。

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ついでに昼食をとります。売店と食堂が入った施設は、コンクリートで固めたレトロな外観。

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気温は20℃前後。日陰だと肌寒いくらいです。サラミとチーズのパニーニにカプチーノの組み合わせ。ガス水1Lを加えて10ユーロとちょっと。

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ホッケンハイムリンクはこちら、の案内。そこそこ距離あると思いますが、クルマをサービスエリアに止め、歩いて行き来することも可能。

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虫がいっぱい飛んでいるし、何か出てきそうなのですぐに引き返しました。

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さて、本線に戻ります。と思ったら大渋滞。やはり工事が原因。

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シュトゥットガルトに戻ってきました。と、思ったらまた渋滞。ちょうどマーレ(MAHLE)の本社前。

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渋滞に遭遇すると予定が狂うのでツライですね。

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