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東京モーターショーで気になったモノ(ブリヂストン編) [クルマ]

しばらく外出しない(できない?)ので、TMSネタでつなぎます。前回エントリーの流れでブリヂストンから。もっとも気になったのはコレ。「CAIS(カイズ)」と名付けられた技術です。Contact Area Information Sensingの略。

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タイヤトレッドの振動から路面状態を判断する技術です。トレッド面がいきなりアスファルトと叩くのと、水膜を叩いてからアスファルトを叩くのでは、振動の波形が違う。それを路面状態の判定に生かしています。乾燥/半湿/湿潤/シャーベット/積雪/圧雪/凍結の7種類に分類して判別することが可能。

現状、凍った路面にいきなり差し掛かった際など、感知した情報をドライバーに伝えることで注意を喚起する、といった使い方を想定しているようです。車両運動制御に応用したらおもしろそう、と説明員さんに伝えたところ、「自動車メーカーさんと議論しているところ」との回答でした。

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Gセンサーと小型発電機の組み合わせですが、発電機がかわいらしい。接地した際の衝撃で重りが回転。タイヤが1回転して、再び接地した際に、その衝撃で重りを加速、というメカニズム。50km/h時に60ミリワットの発電能力があるそう。この電力でセンサーを駆動すると同時に、車載解析装置に向けて無線で情報を送ります。

近くに置いてあったのは、「エコピアEP001S」。両立が難しい転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を示すラベリング制度で、両性能とも最高グレードを達成したのが特徴。東京モーターショーの直前に発表されたタイヤです(発売は2012年7月頃の予定)。「クリアケース被っているので、見にくいし、撮影しにくい」という不満の声があったそうですが、確かに……。

展示してあるタイヤが偶然にも我が車と同じサイズだったので、じとぉーっと眺めてしまいました。交換するタイミングはまだ先でしょうが。

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ちょうど「非空気入りタイヤ」のプレゼンテーションをしていたので、こちらもじとぉーっと眺めました。まずは低速走行ゆえに負荷の大きくない電動カートから実用化、というメッセージでしょうか。トレッド、スポーク部ともに100%再生利用可能だそう。

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