【ル・マン24h2023】リジェ×ボッシュの水素エンジン車 [モータースポーツ]
水素エンジンを搭載するリジェJS2 RH2が、ル・マン24時間期間中の6月8日に発表されます(決勝スタートは10日)。
(2024年にWECとIMSAのトップカテゴリーに参戦するランボルギーニのシャシーを製造する)リジェ・オートモーティブとボッシュ・エンジニアリングが共同で開発。
JS2 RH2は共同開発の第1ステップだそうで、レースまたはサーキット走行専用車両のJS2 Rがベース。
車両ミッドに搭載するフォード製3.7L・V6自然吸気ユニットを水素エンジン化。
JS2 Rのシャシーはパイプフレームですが、JS2 RH2はカーボンモノコックを適用。
3本の水素タンクを搭載(高圧タンクでしょう)。
エンジンの適合と水素タンク、水素にまつわる安全面はボッシュ・エンジニアリングが担当。水素システムや冷却システムの車両への搭載などに関しては、リジェ・オートモーティブが受け持つそう。
現在のリジェ・オートモーティブのラインアップです(↓)。
JS2 Rはこちら(↓)。
燃料電池プロトタイプ車のプロジェクトはル・マンを舞台に従前から進行中(→H24)ですが、水素エンジン車も出てきましたね。
JS2 RH2、どんな状況でどんなふうに走らせるのでしょうか。
続報を待ちたいと思います。
https://www.facebook.com/serakota/
(2024年にWECとIMSAのトップカテゴリーに参戦するランボルギーニのシャシーを製造する)リジェ・オートモーティブとボッシュ・エンジニアリングが共同で開発。
JS2 RH2は共同開発の第1ステップだそうで、レースまたはサーキット走行専用車両のJS2 Rがベース。
車両ミッドに搭載するフォード製3.7L・V6自然吸気ユニットを水素エンジン化。
JS2 Rのシャシーはパイプフレームですが、JS2 RH2はカーボンモノコックを適用。
3本の水素タンクを搭載(高圧タンクでしょう)。
エンジンの適合と水素タンク、水素にまつわる安全面はボッシュ・エンジニアリングが担当。水素システムや冷却システムの車両への搭載などに関しては、リジェ・オートモーティブが受け持つそう。
現在のリジェ・オートモーティブのラインアップです(↓)。
JS2 Rはこちら(↓)。
燃料電池プロトタイプ車のプロジェクトはル・マンを舞台に従前から進行中(→H24)ですが、水素エンジン車も出てきましたね。
JS2 RH2、どんな状況でどんなふうに走らせるのでしょうか。
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【ル・マン24h2023】プジョー9X8の特別リバリー [モータースポーツ]
100周年を迎えるル・マン24時間レースの暫定エントリーリストが発表された今日この頃ですが、そういえば、プジョー9X8のル・マン24時間特別リバリーも発表されていたなと思い出した次第。
4月に開催されたミラノデザインウイークで公開されています。
ゆえに、ポルシェが特別リバリーを公開するより前の公開。
【ル・マン24h2023】ポルシェ963の特別リバリー
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2023-04-29
どちらもカラフルです。
プジョー9X8のオリジナルリバリーはこんなふう。
ずいぶんイメージが異なります。
スペイン人アーチストのJ.デムスキーがデザイン。
スーツもデザインしています。
https://www.facebook.com/serakota/
4月に開催されたミラノデザインウイークで公開されています。
ゆえに、ポルシェが特別リバリーを公開するより前の公開。
【ル・マン24h2023】ポルシェ963の特別リバリー
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どちらもカラフルです。
プジョー9X8のオリジナルリバリーはこんなふう。
ずいぶんイメージが異なります。
スペイン人アーチストのJ.デムスキーがデザイン。
スーツもデザインしています。
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アルピーヌA110パイクスピーク [モータースポーツ]
アルピーヌはいろんなカテゴリーに挑戦しますね。
今度はパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)です。6月25日に開催。
A110をベースにした車両で出場。
WECで手を結んでいるシグナテックとプロジェクトを進めています。
アルピーヌのデザインチーム(日本人デザイナーを含む)とシグナテックがコラボし、フロントのスプリッターやサイドスカート、リヤウイングといった空力パーツをデザイン。
ホイールはフルカバー。
ルーフにはエンジンに吸気を導くインレットとシャークフィンが追加されています。
リヤウイング、完全2分割ですね。
最高出力は500馬力近く。車重は950kgまで軽量化したそう。
フロントのライトは水平方向のバー、リヤのライトは垂直方向のバーに改められています。
走行シーン、見てみたいものです。
https://www.facebook.com/serakota/
今度はパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)です。6月25日に開催。
A110をベースにした車両で出場。
WECで手を結んでいるシグナテックとプロジェクトを進めています。
アルピーヌのデザインチーム(日本人デザイナーを含む)とシグナテックがコラボし、フロントのスプリッターやサイドスカート、リヤウイングといった空力パーツをデザイン。
ホイールはフルカバー。
ルーフにはエンジンに吸気を導くインレットとシャークフィンが追加されています。
リヤウイング、完全2分割ですね。
最高出力は500馬力近く。車重は950kgまで軽量化したそう。
フロントのライトは水平方向のバー、リヤのライトは垂直方向のバーに改められています。
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【ル・マン24h2023】ポルシェ963の特別リバリー [モータースポーツ]
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、6月10日に決勝を迎えるル・マン24時間レースの最上位カテゴリーに、3台の963を出場させます。
第3戦スパ6時間までは5号車と6号車の2台でしたが、第4戦ル・マン24時間には3台目を追加。
カーナンバーは「75」で、ポルシェのブランド誕生75周年を記念したもの。
さらに、ル・マン24時間レースの100周年を記念して、特別なカラーリング(リバリー)を施します。
7色のストライプが15本入っているそう。
エンジンカウルのシャークフィンで3台の識別は可能で、5号車は黒、6号車は白、75号車は赤です。
ピンク、オレンジ、グリーン、ライトブルー、ダークブルー、レッド、イエローの各色は、過去にル・マンを彩ったポルシェのレーシングカーに由来。
ピンクは「ピンクピッグ」と呼ばれた917/20(1971年)からの引用。
Porsche 917/20 'Pink Pig'(1971)
2018年には911 RSR(LMGTE Pro)がピンクピッグをモチーフにしたカラーリングでル・マン24時間を走りました。
Porsche 911 RSR(2018)
オレンジはガルフカラーの917。
Porsche 917K(1970)
グリーンとライトブルーは、「ピッピー」と呼ばれた917をイメージ。
Porsche 917LH 'Hippie'(1970)
マルティニカラーの936は、ライトブルーのほかにレッドとダークブルーも入っています。
Porsche 936(1977)
ダークブルーはむしろ、ロスマンズカラーの956を意識したそう。
Porsche 956(1982、1983)
レッドは「ザルツブルク」カラーの917をイメージ。
Porsche 917K 'Salzburg'(1970)
車体中央部を走るイエローのストライプは(レッドのコンビネーションと合わせて)、ペンスキーと組んで2006年から2008年までアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)に参戦したLMP2車両、RSスパイダーをイメージしたもの。
Porsche RS Spyder(2006-2008)
7色カラーをまとった963はどんなニックネームが付けられるのでしょうか。
Porsche 963(2023)
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第3戦スパ6時間までは5号車と6号車の2台でしたが、第4戦ル・マン24時間には3台目を追加。
カーナンバーは「75」で、ポルシェのブランド誕生75周年を記念したもの。
さらに、ル・マン24時間レースの100周年を記念して、特別なカラーリング(リバリー)を施します。
7色のストライプが15本入っているそう。
エンジンカウルのシャークフィンで3台の識別は可能で、5号車は黒、6号車は白、75号車は赤です。
ピンク、オレンジ、グリーン、ライトブルー、ダークブルー、レッド、イエローの各色は、過去にル・マンを彩ったポルシェのレーシングカーに由来。
ピンクは「ピンクピッグ」と呼ばれた917/20(1971年)からの引用。
Porsche 917/20 'Pink Pig'(1971)
2018年には911 RSR(LMGTE Pro)がピンクピッグをモチーフにしたカラーリングでル・マン24時間を走りました。
Porsche 911 RSR(2018)
オレンジはガルフカラーの917。
Porsche 917K(1970)
グリーンとライトブルーは、「ピッピー」と呼ばれた917をイメージ。
Porsche 917LH 'Hippie'(1970)
マルティニカラーの936は、ライトブルーのほかにレッドとダークブルーも入っています。
Porsche 936(1977)
ダークブルーはむしろ、ロスマンズカラーの956を意識したそう。
Porsche 956(1982、1983)
レッドは「ザルツブルク」カラーの917をイメージ。
Porsche 917K 'Salzburg'(1970)
車体中央部を走るイエローのストライプは(レッドのコンビネーションと合わせて)、ペンスキーと組んで2006年から2008年までアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)に参戦したLMP2車両、RSスパイダーをイメージしたもの。
Porsche RS Spyder(2006-2008)
7色カラーをまとった963はどんなニックネームが付けられるのでしょうか。
Porsche 963(2023)
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【LMH】フェラーリ499Pのステアリング開発 [モータースポーツ]
フェラーリは公式YouTubeチャンネルで、WEC LMHクラスで走らせている499Pのステアリングホイール開発について解説しています。
Ferrari 499P
こちらがフェラーリ499Pのステアリングホイール。
フェラーリ296 GT3のステアリングホイールが開発の出発点だったそう。
296 GT3のステアリングホイールと採用案の最大の違いは、F1のステアリングホイール(↓)のように、ディスプレイを一体化したこと。
こちら(↓)はプロトタイプですが、ディスプレイに表示される情報が興味を引きます。
動画でご確認ください。
こちらも動画中のカット。
499Pが搭載するエンジンは、296 GT3のエンジンがベース。排気量2994cc、バンク角120度のV6ツインターボです。
排気はVバンク内側。吸気や排気、燃料の流れががわかります。
ステアリングホイールに備えられた機能については、ラジオ(無線)やドリンクボタンについて説明があります。
ピットレーンリミッターのボタンは、誤動作を防止するためボタンのまわりにリングが設けられています。
詳しくはこちら(↓)でご確認ください。
https://www.facebook.com/serakota/
Ferrari 499P
こちらがフェラーリ499Pのステアリングホイール。
フェラーリ296 GT3のステアリングホイールが開発の出発点だったそう。
296 GT3のステアリングホイールと採用案の最大の違いは、F1のステアリングホイール(↓)のように、ディスプレイを一体化したこと。
こちら(↓)はプロトタイプですが、ディスプレイに表示される情報が興味を引きます。
動画でご確認ください。
こちらも動画中のカット。
499Pが搭載するエンジンは、296 GT3のエンジンがベース。排気量2994cc、バンク角120度のV6ツインターボです。
排気はVバンク内側。吸気や排気、燃料の流れががわかります。
ステアリングホイールに備えられた機能については、ラジオ(無線)やドリンクボタンについて説明があります。
ピットレーンリミッターのボタンは、誤動作を防止するためボタンのまわりにリングが設けられています。
詳しくはこちら(↓)でご確認ください。
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フォード・マスタングGT3のリヤウイング [モータースポーツ]
新型フォード・マスタングGT3は、2024年のデイトナ24時間(IMSA)で実戦デビューし、同年のル・マン24時間(WEC)にも参戦する予定です。
「リヤウイング見ました?」と本職のエンジニアさんから話を振られ、「え?」と。記憶にない……。
ステーに注目です。
コーナーでは所定のダウンフォースを発生し、速度域の高い領域ではステーがたわんでウイングが寝たのと同じ状態になりドラッグが減る→最高速が伸びる、速度依存型の設計としているように勘ぐることができます。
わざわざ斜めにステーを設置する必要、ないですもんね。
こちらは一般的なスワンネック型のリヤウイングを持つ、マクラーレン720 GT3 EVOの例。
マスタングGT3のリヤウイングが普通じゃないことがわかります。
マスタングGT3のテストシーン動画です↓
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「リヤウイング見ました?」と本職のエンジニアさんから話を振られ、「え?」と。記憶にない……。
ステーに注目です。
コーナーでは所定のダウンフォースを発生し、速度域の高い領域ではステーがたわんでウイングが寝たのと同じ状態になりドラッグが減る→最高速が伸びる、速度依存型の設計としているように勘ぐることができます。
わざわざ斜めにステーを設置する必要、ないですもんね。
こちらは一般的なスワンネック型のリヤウイングを持つ、マクラーレン720 GT3 EVOの例。
マスタングGT3のリヤウイングが普通じゃないことがわかります。
マスタングGT3のテストシーン動画です↓
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【WEC】ハイパーカー/GTP向け新ミシュランタイヤ [モータースポーツ]
2023年WEC/IMSAシーズンでは、タイヤウォーマー(タイヤテントの中で暖める方式)の使用が禁止されています。
WECのハイパーカー(LMH)、IMSAのGTP(LMDh)カテゴリーは全車ミシュランタイヤを装着。スリックタイヤは新コンパウンドを適用しています(写真はすべてMICHELIN)。
スリックは従来どおり、ソフト・コールド、ソフト・ホット、ミデュアム・ホット3種類を設定。
WEC開幕戦セブリング1000マイルに持ち込まれるのは、ソフト・ホットとミディアム・ホットです。
ウエットタイヤは一新されました。
従来はドライング・ウエット(Drying Wet)とフル・ウエット(Full Wet)の2種類が設定されていましたが、ウエット(Wet)1種類に統一されました。
ウエットタイヤのカバーレンジが広くなったことにより、雨量の少ない状況から多くなった状況での履き替えがなくなります。
同時にトレッドパターンを一新。
従来は左右に斜めのグルーブが入っており、V字のパターンでした(LM GTE AMは今季も引き続き、このパターンを使用)。
新ウエットは、4本の太いストレートグルーブが目を引きます。
下の写真の左が新ウエット、右が旧ウエット(現LM GTE AMのウエット)。
セブリング戦ではウエットタイヤの出番、なさそうですかね。
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WECのハイパーカー(LMH)、IMSAのGTP(LMDh)カテゴリーは全車ミシュランタイヤを装着。スリックタイヤは新コンパウンドを適用しています(写真はすべてMICHELIN)。
スリックは従来どおり、ソフト・コールド、ソフト・ホット、ミデュアム・ホット3種類を設定。
WEC開幕戦セブリング1000マイルに持ち込まれるのは、ソフト・ホットとミディアム・ホットです。
ウエットタイヤは一新されました。
従来はドライング・ウエット(Drying Wet)とフル・ウエット(Full Wet)の2種類が設定されていましたが、ウエット(Wet)1種類に統一されました。
ウエットタイヤのカバーレンジが広くなったことにより、雨量の少ない状況から多くなった状況での履き替えがなくなります。
同時にトレッドパターンを一新。
従来は左右に斜めのグルーブが入っており、V字のパターンでした(LM GTE AMは今季も引き続き、このパターンを使用)。
新ウエットは、4本の太いストレートグルーブが目を引きます。
下の写真の左が新ウエット、右が旧ウエット(現LM GTE AMのウエット)。
セブリング戦ではウエットタイヤの出番、なさそうですかね。
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【WEC】2023年シーズン開幕戦セブリングのBoP(性能調整) [モータースポーツ]
WECの2023年シーズンがいよいよ「セブリング1000マイル」(現地3月17日決勝)で開幕します。
昨年までのトヨタ、プジョー、グリッケンハウスに加え、フェラーリ、ヴァンウォールがWECハイパーカー車両で加わり、キャデラック、ポルシェのIMSA LMDh(GTP)陣営が参戦します。
7マニュファクチャラー13台がエントリーしています。
(クリックで拡大)
開幕戦のBoP(性能調整)は下の表のとおりです。
(クリックで拡大)
プライベーターのLMHノンハイブリッド勢は車両重量と給油時間で優遇されています。
LMDhがリヤにモーター(最高出力30-50kW)を搭載するのに対し、LMHハイブリッドはフロントに搭載(最高出力200kW)。
表にある最高出力はエンジン+モーターのシステム最高出力です。LMHのみ、フロントに搭載するモーターのデプロイ開始速度が規定されます。表示の数字より下の速度域ではモーターアシストを行うことができません。
最大スティントエナジー(≒スティントあたりに使用可能な燃料の量)は、最高出力やエンジンの熱効率などとと合わせて勘案し、スティントあたりの周回数が同等になるよう設定しているのでしょうか。
給油時間のハンディはLMHハイブリッド勢に対して重く設定されています。
↓は今季WECのイントロ映像。
どんな展開が繰り広げられるのか、楽しみです。
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昨年までのトヨタ、プジョー、グリッケンハウスに加え、フェラーリ、ヴァンウォールがWECハイパーカー車両で加わり、キャデラック、ポルシェのIMSA LMDh(GTP)陣営が参戦します。
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開幕戦のBoP(性能調整)は下の表のとおりです。
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プライベーターのLMHノンハイブリッド勢は車両重量と給油時間で優遇されています。
LMDhがリヤにモーター(最高出力30-50kW)を搭載するのに対し、LMHハイブリッドはフロントに搭載(最高出力200kW)。
表にある最高出力はエンジン+モーターのシステム最高出力です。LMHのみ、フロントに搭載するモーターのデプロイ開始速度が規定されます。表示の数字より下の速度域ではモーターアシストを行うことができません。
最大スティントエナジー(≒スティントあたりに使用可能な燃料の量)は、最高出力やエンジンの熱効率などとと合わせて勘案し、スティントあたりの周回数が同等になるよう設定しているのでしょうか。
給油時間のハンディはLMHハイブリッド勢に対して重く設定されています。
↓は今季WECのイントロ映像。
どんな展開が繰り広げられるのか、楽しみです。
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【続報】インディカーのエンジンを積んだホンダCR-V [モータースポーツ]
インディカーのパワートレーンとリヤサスペンションまわりに、NSX GT3 Evoのフロントサスペンションまわり、それに量産CR-Vのアッパーボディを組み合わせたのが、CR-Vハイブリッド・レーサーです。
コードネームはビースト(Beast:けだもの)。
車両ミッドに搭載する2.2L・V6ターボエンジンは800馬力を発生。
公開された関連動画から、”ビースト”の詳細が明らかになったのでお伝えしておきます。
まず、ベースとなったCR-Vを見ておきましょう。
2023 Honda CR-V
こちらがビースト。
シルエットはベース車そのまんまですね。
Honda CR-V Hybrid Racer - “Beast”
そしてこちらが、NSX GT3 Evoです。
Acura NSX GT3 Evo22
下は製作過程の状態ですが、量産品を転用したボンネットフードはスチール、フェンダーフレアはカーボン(CFRP)なのが、色味の違いから伝わってきます。
ボディには、転戦するインディカー・シリーズのコース図があしらわれています。
インディアナポリス・モータースピードウェイの例。
エンジン〜ベルハウジング〜トランスミッションの上部に置かれてるボックスにスーパーキャパシタが収まっています。
ボックスにつながっている蛇腹状ホースは冷却ダクト。
ロゴにあるようにスケルトン(skeleton)製。生産拠点はドイツ。
http://www.skeletontech.com
SkelModの製品名を持つモジュール(円筒形セルを複数個パック)を複数個搭載しています。
ディフューザーも本格的です。
奥に、ギヤボックスの後端に取り付けられたエンペル・システムズ(Empel)製のモーター/ジェネレーター・ユニット(MGU)が覗いています。
出力は45kWだそう。
エンペルの本拠はイギリス・ミルトンキーンズ。
https://empelsystems.com
創設者たちの経歴には、ロータス・エンジニアリングやマーレ、コスワース、リカルドなどの名前が並んでいます。
動画、情報量豊富です。
https://www.facebook.com/serakota/
コードネームはビースト(Beast:けだもの)。
車両ミッドに搭載する2.2L・V6ターボエンジンは800馬力を発生。
公開された関連動画から、”ビースト”の詳細が明らかになったのでお伝えしておきます。
まず、ベースとなったCR-Vを見ておきましょう。
2023 Honda CR-V
こちらがビースト。
シルエットはベース車そのまんまですね。
Honda CR-V Hybrid Racer - “Beast”
そしてこちらが、NSX GT3 Evoです。
Acura NSX GT3 Evo22
下は製作過程の状態ですが、量産品を転用したボンネットフードはスチール、フェンダーフレアはカーボン(CFRP)なのが、色味の違いから伝わってきます。
ボディには、転戦するインディカー・シリーズのコース図があしらわれています。
インディアナポリス・モータースピードウェイの例。
エンジン〜ベルハウジング〜トランスミッションの上部に置かれてるボックスにスーパーキャパシタが収まっています。
ボックスにつながっている蛇腹状ホースは冷却ダクト。
ロゴにあるようにスケルトン(skeleton)製。生産拠点はドイツ。
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SkelModの製品名を持つモジュール(円筒形セルを複数個パック)を複数個搭載しています。
ディフューザーも本格的です。
奥に、ギヤボックスの後端に取り付けられたエンペル・システムズ(Empel)製のモーター/ジェネレーター・ユニット(MGU)が覗いています。
出力は45kWだそう。
エンペルの本拠はイギリス・ミルトンキーンズ。
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創設者たちの経歴には、ロータス・エンジニアリングやマーレ、コスワース、リカルドなどの名前が並んでいます。
動画、情報量豊富です。
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インディカーのエンジンを積んだホンダCR-V [モータースポーツ]
アメリカのホンダとアキュラのレース部門、HPD(Honda Performance Development)は、「CR-Vハイブリッド・レーサー」と名づけたデモカーを製作しました。
ベルトラインから上のボディは2023年モデルのホンダCR-V(日本未導入)そのものでスチール製。ウインドウ類はポリカではなくガラス。ベルトラインより下はCFRP製だそう。
シャシーはクロモリ鋼のチューブラーフレーム。
電動化されたHPD製パワーユニット(2.2L・V6ターボ)とトランスミッション(Xトラック製)はインディカー用です。
シェルの100%再生可能レース燃料を使用。
リヤがクラムシェル構造なのは、パワートレーンなどの中身を見せるため(見せる気満々)。
ルーフにパワートレーンの絵が描いてありますね。
フロントサスペンションはNSX GT3 Evo22用を流用。
リヤサスペンションはダラーラIR-18(インディカー)用を流用しています。
ターボチャージャーはボルグワーナー製。
タイヤはファイアストンFirehawk Indy500ウルトラハイパフォーマンス・サマータイヤで、フロント285/35-20、リヤ305/35-20を装着。
2023年インディカー・シリーズ開幕戦、セント・ピーターズバーグ戦(3月5日決勝)で初お目見え後、シリーズを転戦する予定。
ということならば、日本ではZR-Vにホンダ(HRC)F1エンジンを積んでF1日本GP(鈴鹿サーキット)などで走らせてほしいと思うわけです。
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ベルトラインから上のボディは2023年モデルのホンダCR-V(日本未導入)そのものでスチール製。ウインドウ類はポリカではなくガラス。ベルトラインより下はCFRP製だそう。
シャシーはクロモリ鋼のチューブラーフレーム。
電動化されたHPD製パワーユニット(2.2L・V6ターボ)とトランスミッション(Xトラック製)はインディカー用です。
シェルの100%再生可能レース燃料を使用。
リヤがクラムシェル構造なのは、パワートレーンなどの中身を見せるため(見せる気満々)。
ルーフにパワートレーンの絵が描いてありますね。
フロントサスペンションはNSX GT3 Evo22用を流用。
リヤサスペンションはダラーラIR-18(インディカー)用を流用しています。
ターボチャージャーはボルグワーナー製。
タイヤはファイアストンFirehawk Indy500ウルトラハイパフォーマンス・サマータイヤで、フロント285/35-20、リヤ305/35-20を装着。
2023年インディカー・シリーズ開幕戦、セント・ピーターズバーグ戦(3月5日決勝)で初お目見え後、シリーズを転戦する予定。
ということならば、日本ではZR-Vにホンダ(HRC)F1エンジンを積んでF1日本GP(鈴鹿サーキット)などで走らせてほしいと思うわけです。
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