【人テク2019】初出展のケン・マツウラレーシングサービス [モータースポーツ]
『人とくるまのテクノロジー展2019横浜』のつづきです。たいして見て回っていないくせに、あちこち動き回っているせいでアップが遅れております。ご容赦ください。
例年のお約束で、日本自動車レース工業会のブースにお邪魔しました。ブースを見るというより、ブースにいる人と話をする時間が主で、ゆえに写真はほとんど撮っていません(言い訳)。
ブース内出展企業のひとつ、シームレストランスミッションでおなじみの(詳細は『Motor Fan illustrated Vol.96』で、ご確認ください)イケヤフォーミュラも健在で、エキサイティングなプロジェクトが進行中なことを確認しました(再確認も含め)。続報できるタイミングが来ることを切に祈っております。
日本自動車レース工業会の鮒子田寛会長から、「初出展」と聞いて「それは見ておかねば!」と近づいたのが、ケン・マツウラレーシングサービスのコーナーでした。
展示物が豊富で、高回転時代のF1エンジン用ピストンなどが展示してありましたが、残念ながら撮影はNG。会期の初日に気づいていたら、その時点で会場を訪れる予定のみなさんにお知らせできたのですけどね。気づいたのが最終日の午後だったもので……。
説明パネルは撮影オーケーでした。CADの絵を見るだけでも十分ゾクゾクします。
https://www.facebook.com/serakota/
例年のお約束で、日本自動車レース工業会のブースにお邪魔しました。ブースを見るというより、ブースにいる人と話をする時間が主で、ゆえに写真はほとんど撮っていません(言い訳)。
ブース内出展企業のひとつ、シームレストランスミッションでおなじみの(詳細は『Motor Fan illustrated Vol.96』で、ご確認ください)イケヤフォーミュラも健在で、エキサイティングなプロジェクトが進行中なことを確認しました(再確認も含め)。続報できるタイミングが来ることを切に祈っております。
日本自動車レース工業会の鮒子田寛会長から、「初出展」と聞いて「それは見ておかねば!」と近づいたのが、ケン・マツウラレーシングサービスのコーナーでした。
展示物が豊富で、高回転時代のF1エンジン用ピストンなどが展示してありましたが、残念ながら撮影はNG。会期の初日に気づいていたら、その時点で会場を訪れる予定のみなさんにお知らせできたのですけどね。気づいたのが最終日の午後だったもので……。
説明パネルは撮影オーケーでした。CADの絵を見るだけでも十分ゾクゾクします。
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新型ポルシェ911ジャパンプレミア [クルマ]
8世代目となる新型ポルシェ911(992型)が2019年5月28日、都内で発表されました。
下の写真はイベント開始前の様子です。展示車両はベールを被っていましたが、横一文字のリヤランプが透けて見えており、特徴的なシルエットと合わせて中身が新型911であることを如実に伝えています。
ベールが剥がされました。幅1450mmのリヤランプは一体成形品だそう(分割していない)。
リヤウインドウと一体化された空気取り入れ口の下にあるチャージエアクーラー(前型に比べて容量増、場所も変わっています)など、中身が非常に気になりますが、今回は内外の鑑賞に集中します。
リヤランプのコーナー部、こんな凝った造形になっていたのですね。
実物を見るのが911ジャパンプレミアにお邪魔した目的の半分。残りの半分はポルシェAGエクステリアデザイナー、山下周一さんのプレゼンテーションを聞くことでした。
「新しい911をデザインするにあたって目指したのは、さらにスポーティに、さらに力強く、さらにモダンにすること」と説明。いかがでしょう。
塊感強いのに、躍動的ですね。
フロントタイヤ&ホイールのサイズは20インチ(写真。いかにも効きそうなブレーキが見えます)、リヤは21インチ!
インテリアは水平基調の伝統的なレイアウトに回帰しています。「最新のテクノロジーと、シンプルかつ機能的で、精緻なもの作りとの融合」がテーマ。
最後にリヤをもう一度拝んでおきます。夜の姿も見てみたいなぁ。
発売は7月5日から。
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下の写真はイベント開始前の様子です。展示車両はベールを被っていましたが、横一文字のリヤランプが透けて見えており、特徴的なシルエットと合わせて中身が新型911であることを如実に伝えています。
ベールが剥がされました。幅1450mmのリヤランプは一体成形品だそう(分割していない)。
リヤウインドウと一体化された空気取り入れ口の下にあるチャージエアクーラー(前型に比べて容量増、場所も変わっています)など、中身が非常に気になりますが、今回は内外の鑑賞に集中します。
リヤランプのコーナー部、こんな凝った造形になっていたのですね。
実物を見るのが911ジャパンプレミアにお邪魔した目的の半分。残りの半分はポルシェAGエクステリアデザイナー、山下周一さんのプレゼンテーションを聞くことでした。
「新しい911をデザインするにあたって目指したのは、さらにスポーティに、さらに力強く、さらにモダンにすること」と説明。いかがでしょう。
塊感強いのに、躍動的ですね。
フロントタイヤ&ホイールのサイズは20インチ(写真。いかにも効きそうなブレーキが見えます)、リヤは21インチ!
インテリアは水平基調の伝統的なレイアウトに回帰しています。「最新のテクノロジーと、シンプルかつ機能的で、精緻なもの作りとの融合」がテーマ。
最後にリヤをもう一度拝んでおきます。夜の姿も見てみたいなぁ。
発売は7月5日から。
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【人テク2019】ANSYS×VW ID.R [モータースポーツ]
『人とくるまのテクノロジー展2019横浜』のつづきです。会場を回遊していて偶然モータースポーツ関連の展示物が目に留まることほど、うれしいことはありません。
ANSYS(アンシス)で目に付いた物件もそのひとつでした。
「電動化ソリューション 熱対策・バッテリー解析」の事例として、フォルクスワーゲン・モータースポーツが開発したID.Rパイクスピークを取り上げていました。
2018年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)で、従来のオーバーオール(EVに限らず)の記録を16秒以上更新する7分57秒148のタイムを記録しました。
当ブログでの過去エントリー(の一部)はこちら↓
https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2018-08-21
アンシスの複数のシミュレーションソフトを活用し、短期間で、バッテリーの仕様を決めていったことが紹介されています。
VW ID.R、2019年はニュルブルクリンク北コースでの記録更新(電気自動車として)に向けて準備中。現地で実走テストを行っています。
カラーリングだけでなく、リヤウイングの仕様も変わっています。
フロントカウルやリヤウイング翼端板にANSYSのロゴが確認できます。
Volkswagenの最新動画はこちら↓
今回の「人テク」でも、いい出会いがありました。
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ANSYS(アンシス)で目に付いた物件もそのひとつでした。
「電動化ソリューション 熱対策・バッテリー解析」の事例として、フォルクスワーゲン・モータースポーツが開発したID.Rパイクスピークを取り上げていました。
2018年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)で、従来のオーバーオール(EVに限らず)の記録を16秒以上更新する7分57秒148のタイムを記録しました。
当ブログでの過去エントリー(の一部)はこちら↓
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アンシスの複数のシミュレーションソフトを活用し、短期間で、バッテリーの仕様を決めていったことが紹介されています。
VW ID.R、2019年はニュルブルクリンク北コースでの記録更新(電気自動車として)に向けて準備中。現地で実走テストを行っています。
カラーリングだけでなく、リヤウイングの仕様も変わっています。
フロントカウルやリヤウイング翼端板にANSYSのロゴが確認できます。
Volkswagenの最新動画はこちら↓
今回の「人テク」でも、いい出会いがありました。
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F1第6戦モナコGPのレース・ストラテジー・プレビュー [F1]
Formula 1から情報が届いておりますので、お知らせしておきます。土曜日の予選結果をもとにした、レース戦略の予想です。
(クリックで拡大)
土曜日の時点では、レース中の降水確率が80%となっています。雨が降って路面がウエットになった途端、上のインフォグラフィックにある戦略は意味をなさなくなります……。
2007年から2018年までの12回のレースでセーフティカーまたはVSC(バーチャル・セーフティカー)が導入されたのは、のべ12回。(1回も導入されなかったレースもあるため)確率にして86%であることを示しています。
上段のグラフが示しているのは、ピットストップ戦略とピットストップのウィンドウ(どのタイミングでタイヤ交換を行うか)です。レッド(ソフト)、イエロー(ミディアム)、グレー(ハード)のラインで記された下のグラフと連携しています。
上位10台が選択したソフトタイヤは、10周から15周の間に性能のピークを迎えることを、グラフは示しています(レースは78周です)。性能が下降線をたどり始める22周までにタイヤ交換を行うべきであることをグラフは示しています。
で、履き替えるなら、周回を重ねるごとに性能が落ちていくミディアムより、性能が上がっていくハードを選択すべきであることをグラフは示しています。
タイヤ・デグラデーション(性能劣化)のグラフで確認しておきましょう。
(クリックで拡大)
ミディアムとハードを対比してみると、1周あたりのペースの違いもわずかなことがわかります。モナコは抜きにくいコースなこともあり、積極的にミディアムを選択する理由が見あたりません。
(クリックで拡大)
雨が降る可能性も考え合わせながら、11番手以下のタイヤ選択に注目してみるとおもしろいでしょう(上位10台のスタートタイヤは、すべてソフトのユーズド)。番狂わせに期待。
モナコは他のコースの85%の距離しか走らない(3.337km×78周=260.286km)こともあり、燃料の消費が少なくて済みます。VSCが1回出た2018年の実績は、82.4kg〜92.7kgでした(2019年はルール上、110kgまで搭載が認められています)。
他のサーキットより軽い状態で走り始められるわけですね。MINとMAXで10kgも消費量が違う点にも注目です。搭載量が10kg違うと運動性能にも大きな違いが生まれますが、抜きにくいコースですので、メリットを享受できるかどうか……。
(クリックで拡大)
過去のデータ(2007年〜2018年)はまた、ポールポジションからスタートしても67%の確率でしか優勝できないことを示しています。同時に、トップ4からスタートしないと優勝できないことも示しています。
今回のトップ4は、L・ハミルトン(メルセデスAMG)、V・ボッタス(メルセデスAMG)、M・フェルスタッペン(レッドブル)、S・ベッテル(フェラーリ)ですね。
さて、どうなることやら。
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土曜日の時点では、レース中の降水確率が80%となっています。雨が降って路面がウエットになった途端、上のインフォグラフィックにある戦略は意味をなさなくなります……。
2007年から2018年までの12回のレースでセーフティカーまたはVSC(バーチャル・セーフティカー)が導入されたのは、のべ12回。(1回も導入されなかったレースもあるため)確率にして86%であることを示しています。
上段のグラフが示しているのは、ピットストップ戦略とピットストップのウィンドウ(どのタイミングでタイヤ交換を行うか)です。レッド(ソフト)、イエロー(ミディアム)、グレー(ハード)のラインで記された下のグラフと連携しています。
上位10台が選択したソフトタイヤは、10周から15周の間に性能のピークを迎えることを、グラフは示しています(レースは78周です)。性能が下降線をたどり始める22周までにタイヤ交換を行うべきであることをグラフは示しています。
で、履き替えるなら、周回を重ねるごとに性能が落ちていくミディアムより、性能が上がっていくハードを選択すべきであることをグラフは示しています。
タイヤ・デグラデーション(性能劣化)のグラフで確認しておきましょう。
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ミディアムとハードを対比してみると、1周あたりのペースの違いもわずかなことがわかります。モナコは抜きにくいコースなこともあり、積極的にミディアムを選択する理由が見あたりません。
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モナコは他のコースの85%の距離しか走らない(3.337km×78周=260.286km)こともあり、燃料の消費が少なくて済みます。VSCが1回出た2018年の実績は、82.4kg〜92.7kgでした(2019年はルール上、110kgまで搭載が認められています)。
他のサーキットより軽い状態で走り始められるわけですね。MINとMAXで10kgも消費量が違う点にも注目です。搭載量が10kg違うと運動性能にも大きな違いが生まれますが、抜きにくいコースですので、メリットを享受できるかどうか……。
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過去のデータ(2007年〜2018年)はまた、ポールポジションからスタートしても67%の確率でしか優勝できないことを示しています。同時に、トップ4からスタートしないと優勝できないことも示しています。
今回のトップ4は、L・ハミルトン(メルセデスAMG)、V・ボッタス(メルセデスAMG)、M・フェルスタッペン(レッドブル)、S・ベッテル(フェラーリ)ですね。
さて、どうなることやら。
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「MAZDA3」発表会 [クルマ]
「アクセラ」の後継となる「MAZDA3」の発表会が5月24日、「寺田倉庫 B&C HALL」で行われました。
商品について細かく説明するのではなく、「新型車の世界観を感じてほしい」という意図でした。会場は天王洲アイル(東京都品川区)。リノベーションされた倉庫が立ち並ぶ、しゃれたエリアにありました。
街並みの様変わりっぷりに衝撃を受けました(25年ぶりくらいに歩いた気がするし……)。
世界初の火花点火制御圧縮着火燃焼を実現したSKYACTIV-Xについても、「開発した」という発表のみ。MAZDA3の世界観を感じてもらうコンセプトは徹底していました。
確かに、絵になる空間ではありました。
SKYACTIV-X搭載グレードのみ、7月予約受注開始予定〜10月販売開始予定です。
新色のポリメタルグレーメタリックは、FASTBACK(ファストバック)と呼ぶ5ドア・ハッチバックにのみ設定。
屋外には、用品装着車を展示。
屋外といえば、レストアしたばかりだというファミリア(5代目BD)と、ファミリア・プレスト・ロータリークーペが展示してありました。
個人的なチョイスは、SKYACTIV-Xを搭載したFASTBACK、4WD、6MT、ポリメタルグレーメタリックとなりましょうか。
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商品について細かく説明するのではなく、「新型車の世界観を感じてほしい」という意図でした。会場は天王洲アイル(東京都品川区)。リノベーションされた倉庫が立ち並ぶ、しゃれたエリアにありました。
街並みの様変わりっぷりに衝撃を受けました(25年ぶりくらいに歩いた気がするし……)。
世界初の火花点火制御圧縮着火燃焼を実現したSKYACTIV-Xについても、「開発した」という発表のみ。MAZDA3の世界観を感じてもらうコンセプトは徹底していました。
確かに、絵になる空間ではありました。
SKYACTIV-X搭載グレードのみ、7月予約受注開始予定〜10月販売開始予定です。
新色のポリメタルグレーメタリックは、FASTBACK(ファストバック)と呼ぶ5ドア・ハッチバックにのみ設定。
屋外には、用品装着車を展示。
屋外といえば、レストアしたばかりだというファミリア(5代目BD)と、ファミリア・プレスト・ロータリークーペが展示してありました。
個人的なチョイスは、SKYACTIV-Xを搭載したFASTBACK、4WD、6MT、ポリメタルグレーメタリックとなりましょうか。
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第1回日本ヴィークルダイナミシスト・オブ・ザ・イヤーとラジコンカーのヨーレートフィードバック制御 [クルマ]
『人とクルマのテクノロジー展2019横浜』と『自動車技術会2019年春季大会』は5月22日から24日まで、パシフィコ横浜で開催されました。初日の晩、例年どおり横浜中華街(の中華料理店)でSVD総会が開かれました。
SVDはシニア・ヴィークル・ダイナミシストの略で、車両運動の研究開発に携わる技術者・研究者の会合です。今回は40名余りが集まりました。
(差し障りがあるといけないので、画像処理してみました)
会長を務めるのは、安部正人・神奈川工科大学名誉教授・工学博士。
安部先生の発案で、『日本ヴィークルダイナミシスト・オブ・ザ・イヤー』が創設され、先のSVD総会で第1回受賞者による講演が行われました。
受賞者はトヨタ自動車の勝山悦生氏です。2018年の自動車技術会春季大会学術講演会で発表した、『トリプルスカイフック制御による乗り心地の研究』により、受賞しました。その内容についてはいずれ、Motor Fan illustrated誌に掲載されることでしょう。
ちなみに、単位を特集した最新号の『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.152 (モーターファン別冊)』でも、安部正人先生(と、山門誠 神奈川工科大学教授・工学博士 創造工学部 自動車システム開発工学科 ヴィークルダイナミシスト)にご登場願っています。
次号の特集はマルチリンク式サスペンションなのですが、当然のことながら、そこでもご登場いただきます。
受賞の様子。後ろ姿が阿部先生。
勝山SVDによる講演では、論文の説明に入る前に自己紹介のパートがありました。その内容の一部が「最近はまっている」というラジコンカーに関するエピソードでした。
「リヤ駆動のラジコンをハイパワーにしていったら、オーバーステアでスピンして操作できない」と。そこでヨーレートセンサーを載せ、計算値をフロントステアにフィードバックして挙動を安定させてやろうと考え、実行に移したわけです。
要は、リヤがお尻を振ると、フロントが修正舵を当てる仕組み。百聞は一見にしかずで、勝山SVDがYouTubeで公開した動画を御覧ください。
制御のあり・なしの比較映像ですが、「あり」のスタビリティの高さ、半端ないです。
プロの趣味はレベルが違いますね。
https://www.facebook.com/serakota/
SVDはシニア・ヴィークル・ダイナミシストの略で、車両運動の研究開発に携わる技術者・研究者の会合です。今回は40名余りが集まりました。
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会長を務めるのは、安部正人・神奈川工科大学名誉教授・工学博士。
安部先生の発案で、『日本ヴィークルダイナミシスト・オブ・ザ・イヤー』が創設され、先のSVD総会で第1回受賞者による講演が行われました。
受賞者はトヨタ自動車の勝山悦生氏です。2018年の自動車技術会春季大会学術講演会で発表した、『トリプルスカイフック制御による乗り心地の研究』により、受賞しました。その内容についてはいずれ、Motor Fan illustrated誌に掲載されることでしょう。
ちなみに、単位を特集した最新号の『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.152 (モーターファン別冊)』でも、安部正人先生(と、山門誠 神奈川工科大学教授・工学博士 創造工学部 自動車システム開発工学科 ヴィークルダイナミシスト)にご登場願っています。
次号の特集はマルチリンク式サスペンションなのですが、当然のことながら、そこでもご登場いただきます。
受賞の様子。後ろ姿が阿部先生。
勝山SVDによる講演では、論文の説明に入る前に自己紹介のパートがありました。その内容の一部が「最近はまっている」というラジコンカーに関するエピソードでした。
「リヤ駆動のラジコンをハイパワーにしていったら、オーバーステアでスピンして操作できない」と。そこでヨーレートセンサーを載せ、計算値をフロントステアにフィードバックして挙動を安定させてやろうと考え、実行に移したわけです。
要は、リヤがお尻を振ると、フロントが修正舵を当てる仕組み。百聞は一見にしかずで、勝山SVDがYouTubeで公開した動画を御覧ください。
制御のあり・なしの比較映像ですが、「あり」のスタビリティの高さ、半端ないです。
プロの趣味はレベルが違いますね。
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【人テク2019】見過ごせないダイハツP-5 [モータースポーツ]
東京オートサロン2019で眺めてはいるんですけどね。素通りできませんでした(5月22日の話)。
レストアで蘇ったダイハツP-5です。展示車両は1968年型(P-5 II型)です。
「最新技術を見せるのが人とくるまのテクノロジー展のコンセプトでは?」と疑問に思うかもしれませんが、
「ベテランから若手までが一体となって作業を行い、当時の技術から今に通じる新たな発見や、ダイハツならではの小さなクルマづくりへのチャレンジングスピリットと技術を継承することを目的に」
レストアしたそう。「人とクルマの」テクノロジー展らしい展示だと思います。
新たな発見はこちら。エンジンのオイルパンにあるストレーナが旋回Gによって回転することで、オイルパン内で偏ったオイルをうまく吸う仕組み。
なーるほどぉ。
(クリックで拡大)
当時の図面も展示してありました。書体がいい。
何度眺めても飽きません。
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レストアで蘇ったダイハツP-5です。展示車両は1968年型(P-5 II型)です。
「最新技術を見せるのが人とくるまのテクノロジー展のコンセプトでは?」と疑問に思うかもしれませんが、
「ベテランから若手までが一体となって作業を行い、当時の技術から今に通じる新たな発見や、ダイハツならではの小さなクルマづくりへのチャレンジングスピリットと技術を継承することを目的に」
レストアしたそう。「人とクルマの」テクノロジー展らしい展示だと思います。
新たな発見はこちら。エンジンのオイルパンにあるストレーナが旋回Gによって回転することで、オイルパン内で偏ったオイルをうまく吸う仕組み。
なーるほどぉ。
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『人テク』で初登場のマレリ(MARELLI) [クルマ]
カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリは5月10日、世界共通ブランドとして「マレリ(MARELLI)」にブランドを統一すると発表しました。5月2日には、カルソニックカンセイによるマニエッティ・マレリの買収が完了した旨のリリースが出ています(元の持ち主はFCA:フィアット・クライスラー・オートモービル)。
カルソニックカンセイは『人とくるまのテクノロジー展』の常連で、3月4日時点の「会場小間図面」にはほぼいつもの場所に「カルソニックカンセイ」と記してありました。一方、2018年に初出展した「マニェーティ・マレッリ・ジャパン」のブースも、昨年と同様の場所にありました。
ところが、現地に行ってみると(ま、最新の会場小間図面で確認済みではありましたが)、旧カルソニックカンセイのブースがマレリ(MARELLI)に変わっており、マニエッティ・マレリのブースは統合されていました。両者がなじんだ格好で。
「ところで、カルソニックIMPUL GT-Rはどうなってしまうんですか? まさかマレリに変わる?」と質問を向けると、
「それはそうと、CALSONIC KANSEIのノベルティを受け取る貴重なチャンスですよ。もうすぐなくなってしまいますから」とはぐらかされ(?)、
アンケートに答えてノベルティを受け取る軟弱者です(ま、私見は聞きましたけどね)。
朝から会場にいたのに自由時間が正味1時間ほどしかなく、ひとつのブースで20〜30分話し込むと2〜3ヵ所しか訪問できないわけで、マレリのブースも(だけじゃないんですが)まだきちんと見ておらず、心残り感たっぷり(再訪する時間あるかなぁ……)。
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カルソニックカンセイは『人とくるまのテクノロジー展』の常連で、3月4日時点の「会場小間図面」にはほぼいつもの場所に「カルソニックカンセイ」と記してありました。一方、2018年に初出展した「マニェーティ・マレッリ・ジャパン」のブースも、昨年と同様の場所にありました。
ところが、現地に行ってみると(ま、最新の会場小間図面で確認済みではありましたが)、旧カルソニックカンセイのブースがマレリ(MARELLI)に変わっており、マニエッティ・マレリのブースは統合されていました。両者がなじんだ格好で。
「ところで、カルソニックIMPUL GT-Rはどうなってしまうんですか? まさかマレリに変わる?」と質問を向けると、
「それはそうと、CALSONIC KANSEIのノベルティを受け取る貴重なチャンスですよ。もうすぐなくなってしまいますから」とはぐらかされ(?)、
アンケートに答えてノベルティを受け取る軟弱者です(ま、私見は聞きましたけどね)。
朝から会場にいたのに自由時間が正味1時間ほどしかなく、ひとつのブースで20〜30分話し込むと2〜3ヵ所しか訪問できないわけで、マレリのブースも(だけじゃないんですが)まだきちんと見ておらず、心残り感たっぷり(再訪する時間あるかなぁ……)。
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スカイライン・オーテックバージョンなど [クルマ]
日産グローバル本社に立ち寄ったときのお約束で、帰りに「ギャラリー」を徘徊しました。毎回楽しみにしているのは「ヘリテージ・レースカー」コーナーで、スカイライン・オーテックバージョン(1993年型。発売は1992年)が展示してありました。
4ドアのGTS-4をベースに、RB26DE(2.6L・直6自然吸気。220ps/25.0kgm)に載せ替えたモデルです。GT-R(BNR32)が搭載するRB26DETTをNA化したユニットですね。
GT-Rと同じ横桟グリルが外観上の特徴のひとつ。
4速ATです。
リヤスポイラー・レスってところが渋い。
となりは、フェアレディ280Z・2シーター・Tバールーフ(S130/1982年)でした。
カーステが格好いい。
最新GT-Rとその中身です。
6速デュアルクラッチ・トランスミッションが収まったトランスアクスルはカットされており、中身を確認することができます。『Mfi「日産GT-Rのテクノロジー」』をつくった頃(2008年)を思い出します。
白いリーフが3台並んでいました。一番手前がNISMOです。ベース車とはリヤバンパーの形状が異なるのがわかります(ディフューザーも違いますね)。
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GT-Rと同じ横桟グリルが外観上の特徴のひとつ。
4速ATです。
リヤスポイラー・レスってところが渋い。
となりは、フェアレディ280Z・2シーター・Tバールーフ(S130/1982年)でした。
カーステが格好いい。
最新GT-Rとその中身です。
6速デュアルクラッチ・トランスミッションが収まったトランスアクスルはカットされており、中身を確認することができます。『Mfi「日産GT-Rのテクノロジー」』をつくった頃(2008年)を思い出します。
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F1オランダGP名場面集とオンボード映像 [F1]
オランダGP復活で話題沸騰な感じでしょうか。
F1公式(Formula1.com)はやることが早いですね。YouTubeで名場面集を公開しています。名ドライバー&名車ぞろいです。
Top Five Moments | Dutch Grand Prix
アストンマーティン・レッドブル・レーシングは、ザントフォールト・サーキットでマックス・フェルスタッペンがデモ走行した際のオンボード映像を公開しました。
2012年のレッドブルRB8(2.4L V8自然吸気エンジンを搭載)をドライブしています。
Take a lap of Zandvoort | Jump on board with Max Verstappen around Circuit Zandvoort
緊張感のあるレイアウトですね。コース幅は狭く見えます。
そして、音がいい(オランダGPとは関係ありませんが)。
https://www.facebook.com/serakota/
F1公式(Formula1.com)はやることが早いですね。YouTubeで名場面集を公開しています。名ドライバー&名車ぞろいです。
Top Five Moments | Dutch Grand Prix
アストンマーティン・レッドブル・レーシングは、ザントフォールト・サーキットでマックス・フェルスタッペンがデモ走行した際のオンボード映像を公開しました。
2012年のレッドブルRB8(2.4L V8自然吸気エンジンを搭載)をドライブしています。
Take a lap of Zandvoort | Jump on board with Max Verstappen around Circuit Zandvoort
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そして、音がいい(オランダGPとは関係ありませんが)。
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