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F1バーレーン2戦目は短距離超高速コースを使用 [F1]

フォーミュラワンは8月25日に、F1 2020年シーズン第14戦〜第17戦の開催カレンダーを発表しました。

第15戦(11月29日決勝)と第16戦(12月6日決勝)はともにバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されます。

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連戦だったオーストリア(レッドブルリンク)とイギリス(シルバーストン)は同じコースレイアウトで開催されましたが、バーレーンの2戦目は、通常とは異なるコースレイアウトで開催されます。

こちらが通常のレイアウト。

全長は5.412km。57周で争われます。

2019年第2戦バーレーンGPの最速予選タイムは1分27秒866でした(C・ルクレール/フェラーリ)。

Bahrain_2019.jpg
(クリックで拡大)

2010年の開幕戦バーレーンGPは、全長6.299kmの長いコースが使われました(49周)。

予選最速タイムは1分54秒101でした(S・ベッテル/フェラーリ)。

Bahrain_2010.jpg
(クリックで拡大)

2020年第16戦サヒールGPは、「アウタートラック」と呼ぶ、全長3.543kmのコースが使用されます。

開催カレンダーのなかでは、モナコ(3.337km)に次ぐ短さです。モナコGPは総走行距離が260kmに設定されているので、周回数は78周ですが、サヒールGPはその他のGPと同様に305kmを走る設定なので、87周が予定されています。

アウタートラックは、通常コースのターン4とターン13を結んだ格好。ロングコースでいうと、ターン9とターン21を結んだ格好になります。

雑に処理するとこんな感じです↓

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超高速コースになるのは間違いなく、50〜60秒で周回することが予想されています。

どうなることやら……。

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ホンダRA620Hの「熊製メッキ」 [F1]

発売中の『AUTOSPORT (オートスポーツ) 2020年 9/4号 [雑誌]』では『ホンダF1 PU誕生秘話』と題した記事が掲載されています。

タイトルは「“熊製メッキ”の威力」。

せっかくの「秘話」なので詳細は誌面でご確認いただくとして、どの部位の話なのかについてお知らせしておきます。

2020年のF1シーズンに投入しているRA620Hは外も中も公開されておりませんので(当然ですね)、2.4L・V8自然吸気エンジン時代、2008年のホンダRA808Eをサンプルに使用したいと思います。

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RA808Eを含む、ホンダ第3期F1エンジンの詳細については、『F1のテクノロジー 3 モーターファン・イラストレーテッド特別編集 (モーターファン別冊)』でまとめています。

で、熊製メッキですが、シリンダーのメッキのことです(矢印の部分)。

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角度を変えて見てみましょう。

RA620Hは、ここに新しい技術を投入したということです。

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エンジンの開発が進んで燃焼圧が高くなると(パワーが上がると)、シリンダーへの攻撃性が高まって(丸囲み部分の)傷みが激しくなるので、強い力に耐えられるような強いメッキを開発したというわけです。

それが、熊製メッキです。

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ネーミングがいいですね。

由来と効果については誌面でご確認ください。



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アルファロメオ・ジュリア/ステルヴィオ新グレード追加とライコネンのTVCM [クルマ]

アルファロメオ・ジュリアとステルヴィオが改良を受けました。

リーズナブルな価格帯の新グレード「スプリント」の登場がニュースのひとつ。

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インテリアでは、8.8インチタッチディスプレイの採用がポイント。

今回新たにナビゲーションシステムが導入されています(タッチディスプレイは、スマホとの連携も可能)。

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ADAS(高度運転者支援技術)も進化しています。

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オフィシャルサイトで、発表会の様子を確認することができます。

https://www.alfaromeo-jp.com

それだけではなく、キミ・ライコネン夫妻が共演するTVCMの日本語字幕版を楽しむこともできます(これが言いたかった)。

https://movie.alfaromeo-jp.com

改良前のモデルになりますが、ジュリア・クアドリフォリオの試乗レポートはこちら↓
https://motor-fan.jp/article/10015492

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メルセデスAMG Project ONEの開発が最終ステージへ [クルマ]

しばらく音沙汰のなかったメルセデスAMGのハイパーカー、Project ONE(プロジェクト・ワン)の近況が報告されています。

現在はプレプロダクションモデルが、インメンディンゲン(Immendingen)のプルービンググラウンドで走行を重ねているそう。近々、ニュルブルクリンク北コースでテストを行う予定。

最新の写真が4点出てきたので、2017年にIAA(フランクフルト・モーターショー)で発表された当時の写真と見比べてみましょう。

こちらが最新版。

フロントバンバー部にADAS系のセンサーやカメラが搭載されており、量産仕様に近いことを伺わせます。

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こちらが発表時。

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当時のエントリーはこちら↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2017-09-13

サイドビューです。

ウイングミラーの仕様が異なります。量産仕様はこうなるのでしょうか……。

また、スプリッターの前方への突き出しが弱くなっています。

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リヤです。

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アクティブエアロや大きなディフューザーが目を引きます。

センターのテールパイプも変化ありません。

リヤコンビネーションランプは暫定でしょうか。

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ボディパネルの下はこのようになっております。

Mercedes-AMG-Project-ONE-Hypercar-008.jpg

メカニズムの概要は過去エントリーをご確認いただくとして、F1のパワーユニットをそのまま積んでいるのが、Project ONEの特徴。

それだけではなく、フロント各輪にMGU-K(最高出力120kW)を搭載しています。

システム総合出力は735kW(1000ps)以上であることを、今回改めて強調しています。

Mercedes-AMG-50-Years-090-1.jpg
(クリックで拡大)

インメンディンゲンで行っているテストの様子を収めた動画です。

いいテストコースをお持ちですねぇ。



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アバルト595コンペティツィオーネのエキゾーストサウンド [クルマ]

Motor-Fan.jpでアバルト595Cツーリズモとコンペティツィオーネの試乗レポートを掲載していただいています。

こちらは595Cツーリズモ。電動式スライディングルーフを備えています。

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あちこちにサソリのマークがあるので、実車を目にした際は探してみてください。

ちなみに、エキゾーストシステムのサイレンサーにも。

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こちらはホットバージョンの595コンペティツィオーネ。

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あんまり音がいいもので、後ろに回り込んでエキゾーストサウンドを収録しました。

アイドリングでこの迫力です。



アバルト124スパイダーにも乗りました。

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やはり、いい音しています。



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トヨタTS050ハイブリッド・ロードラッグ仕様の新旧比較 [モータースポーツ]

WEC2019-2020シーズン第6戦スパ・フランコルシャン6時間では、TOYOTA GAZOO RacingのTS050ハイブリッド7号車が優勝し、今季3勝目を挙げました。8号車が2位に入り、今季4度目のワン・ツー・フィニッシュを果たしています。

予選で上位だったのは8号車(2番手)でしたが、ウエットからドライに切り替わる際のタイヤ選択の差が勝負を分けました。

2台のTS050ハイブリッドは、セーフティカースタート開け直後にポールポジションのレベリオン1号車をパスしています。

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8号車は途中、プレスリリースによると「些細な問題」に見舞われてスローダウンするのですが、どんなに経験を重ねても、些細な問題、起きるのですね。

些細な問題が命取りになることも、重々承知のはずです。

TS050ハイブリッド「2019-2020」と「2018-2019」のロードラッグ仕様を比較してみましょう。

TGR TS050 Hybrid 2019-2020 Low Drag Config.
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TGR TS050 Hybrid 2018-2019 Low Drag Config.
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2019-2020の「ロードラッグ仕様」と「ハイダウンフォース仕様」の対比はこちら↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-08-13

2019-2020はノーズの位置が高くなっているのがよくわかります。

リヤビューミラーをフェンダーに埋め込んでいる点や、ルーフ上のエアインテーク開口部が小さくなっている点などは、ハイダウンフォース仕様から受け継いでいます。

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WECスパ・フランコルシャン6時間のサクセスハンディキャップ [モータースポーツ]

半年ぶりの再開なので忘れちゃってますよね。WEC(FIA世界耐久選手権)の最上位カテゴリーであるLMP1には、サクセスハンディキャップが設けられています。

高性能な車両(すなわち、トヨタTS050ハイブリッド)にハンディを課し、戦闘力に劣る車両との差を縮め、レースを面白くする狙いです。

2018-2019シーズンは、プライベーター(ノンハイブリッド)勢を優遇するEoT(技術均衡調整)によってワークス勢(ハイブリッドのトヨタ)差を縮めようとしました。

差が大きくて縮まりきらなかったので、2019-2020シーズンに追加措置としてサクセスハンディキャップが導入されました。

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第2戦富士6時間と第3戦上海4時間のハンディキャップの状況はこちら↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2019-11-09

最新のハンディキャップの状況を見ておきましょう。

第6戦スパ・フランコルシャン6時間のサクセスハンディキャップ
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(クリックで拡大)

着色部分がスパ戦にエントリーしている車両です。

(ランキング上位の)トヨタ7号車はラップタイムが3.52秒遅くなるような、8号車は3.08秒遅くなるようなハンディが課されています。

バイコレス4号車はハンディなし。

前回と今回のラップタイムの差を見てみましょう。

スパ・フランコルシャン戦の予選タイム比較
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(クリックで拡大)

最下段はLMP2クラスの最速です。

2019年は気温9.89℃、路面温度15.00℃でした(5月なのに決勝日は雪が降りましたね)。

2020年は気温25.40℃、路面温度34.40℃だったので、条件的には前回のほうが有利だったでしょう。

トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)にとってみれば、LMP2クラスと同程度のラップタイムで走らされていることになります。

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さて、レースはどのような展開になるでしょうか。

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トヨタTS050ハイブリッド2019-2020のロードラッグ仕様 [モータースポーツ]

走行セッションが終わってから確認すればもっといい写真が出てくるのでしょうが、待ちきれず……。

TOYOTA GAZOO Racing TS050ハイブリッド2019-2020のロードラッグ(ローダウンフォース)仕様が、第6戦スパ6時間で初めて登場しました。

9月19日〜20日に決勝レースが行われる第7戦ル・マン24時間レースを念頭に置いたものです。

これまでのハイ→ローの流れを受け継いでおり、フロントフェンダーのボリュームが増しています(フェンダー上面開口部からの空気の抜けを抑える狙い)。

TGR TS050 Hybrid 2019-2020 Low Drag Config. / Rd.6 Spa
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TGR TS050 Hybrid 2019-2020 High Downforce Config. / Prologue
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2018-2019仕様の「ハイ」と「ロー」の様子はこちら↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2018-08-19

リヤはこんなふう。「ロー」はカウル後端の跳ね上げが(いつもどおり)弱くなっています。

フェンダー後ろ側の傾斜がなだらかなのは、ドラッグ低減のためでしょう。

リヤウイングの搭載位置に変化はない模様。

TGR TS050 Hybrid 2019-2020 Low Drag Config. / Rd.6 Spa
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TGR TS050 Hybrid 2019-2020 High Downforce Config. / Rd.2 Fuji
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TS050ハイブリッド2019-2020の開発コンセプトに関しては、『モータースポーツ の テクノロジー 2019 - 2020 (モーターファンイラストレーテッド 特別編集 モーターファン別冊)』でまとめています。

ご参考まで。

MST2019-2020_P038-039.jpg



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WEC2019-2020は第6戦スパ6時間で半年ぶりにシーズン再開 [モータースポーツ]

なにしろ最後のレースが2月23日だったので、何がなんだかすっかり忘れております。

2月23日のレースは第5戦のローンスター・ル・マン(COTA 6時間)でした。

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8月15日に決勝レースが開催されるスパ・フランコルシャン6時間は、WEC(FIA世界耐久選手権)2019-2020シーズンの第6戦です。

開催カレンダーを整理しておきましょう。

第1戦 2019年9月1日  シルバーストン4時間
第2戦 2019年10月6日  富士6時間
第3戦 2019年11月10日 上海4時間
第4戦 2019年12月14日 バーレーン8時間
第5戦 2020年2月23日  ローンスター・ル・マン(COTA)
第6戦 2020年8月15日  スパ・フランコルシャン6時間(無観客)
第7戦 2020年9月19日  ル・マン24時間(無観客)
第8戦 2020年11月21日 バーレーン8時間

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月に予定されていたセブリング1000マイルが中止になり、4月のスパ6時間と6月のル・マン24時間が延期になって、セブリング戦の代わりにバーレーン8時間が追加された格好。

ル・マン24時間が最終戦ではなくなっています。

エントリーリストです↓

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(クリックで拡大)

LMP1では、COTA戦を欠場したバイコレスが復帰するのがニュース。

LMP1のチャンピオンシップはトヨタがレベリオンに対して33ポイント差をつけてリードしています。ドライバー部門は、トヨタ7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が首位に立ち、5ポイント差でトヨタ8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)が追いかける展開。

LMP2はユーラシア・モータースポーツ(リジェJSP217)の参戦により、オレカ、リジェ、ダラーラの3シャシーコンストラクターがそろいます。

LMGTE ProはCOTA戦に出場したコルベットがいなくなり、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンが2台ずつ。

LMGTE Amの顔ぶれは変わりはありません。

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TS050ハイブリッドで臨むトヨタは、ル・マン24時間に投入予定のローダウンフォース仕様を投入予定。

フロントセクションの違い(上の写真はハイダウンフォース仕様)に注目しておきましょう。

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「2020 Roadster展」のサプライズ展示 [クルマ]

「2020 Roadster展」がマツダR&Dセンター横浜で開催中です。

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Roadster Club of Japan(RCOJ)が主催し、2009年以降、毎年夏に開催しています。

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2020年版は7月23日から計8日間の会期で始まっており、9日(日)が最終日です。

7日にたまたま用事があったので、見学させていただきました。

入場無料。

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「マツダ100周年お祝い寄せ書きタペストリー」です。

すでに多くの寄せ書きで埋まっていました。

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こちらは、2019年のロードスター「30周年お祝い寄せ書きタペストリー」。

壮観です。

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展示車両はロードスターの10周年(NB)、20周年(NC)、30周年(ND)のお祝い署名車です。

よく見ると(よく見なくてもわかる?)、署名でいっぱいです。

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お気づきになりましたでしょうか、一番奥の1台。

会期最後の2日間限定で、「マツダ・ロードスターの100周年特別記念車」が展示されています。

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展示車両はヨーロッパ仕様なので、左ハンドルです。

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