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アウディR18 e-tronクワトロは電動フライホイール式ハイブリッド [モータースポーツ]

開発当初から視野に入っていたとはいえ、3.7L・V6ディーゼル・シングルターボ(Vバンク角120度)を積んだR18をベースにハイブリッド化しなければならない。さて、どうするか。時間も予算も制約があるなかで導き出した最適解が、エネルギー貯蔵装置に電動フライホイールを採用したシステムだったのでしょうか。

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(写真:Audi)

レースユースのリチウムイオンバッテリーやキャパシタをゼロベースで開発するより、耐久レースで実績のあるウィリアムズ・ハイブリッド・パワー(WHP)製電動フライホイールを選択した方が間違いはないという判断が働いたのか。電動フライホイールを量産車に適用する意思の表れとは思いませんが、とりあえず「ハイブリッド」という記号は手に入るし、前車軸に設置したモーター/ジェネレーター(MGU)で前輪を駆動すれば、ディーゼルエンジンで駆動する後輪と合わせて「Quattro」になり、アウディ・ブランドイチ押しの技術とのリンクも成立します。

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(写真:Audi)

ボッシュ製のMGUはプラネタリーギヤ式変速機構を内蔵。原理的には左右輪の駆動力制御も可能。電動フライホイールは助手席側に設置。真空ハウジング内のフライホイールは最高45000rpmで回転。気密性の確保は24時間でも問題ない?(んでしょう、きっと)。

制動時にMGUが作動して発電した電気は、ケーブルを通じて電動フライホイールに送られます。その電気で、電動フライホイールに内蔵したMGUがフライホイールを高速回転させる仕組み。エネルギー放出の際は逆のルートをたどります。

しかし、ディーゼルハイブリッドだと燃料タンク容量はたった58Lなんですねぇ。ちなみにディーゼルは60L、ガソリンハイブリッドは73L、ガソリンは75L)。

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