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公道走行車ニュル最速を目指すポルシェ・ミッションX [クルマ]

ポルシェはポルシェミュージアムで開催される「ポルシェスポーツカー75周年展」に合わせ、「ミッションX」を公開しました。

959、カレラGT、918スパイダーの系譜を受け継ぐハイパーカーのコンセプトスタディで、「モータースポーツのDNAとラグジュアリーの融合を象徴」しているとポルシェAGは説明しています。

ヘッドライトのグラフィックは906や908からインスピレーションを得てデザインしたそう。

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全長は約4500mm、全幅は約2000mm、全高は1200mm未満と発表されています。ホイールベースはカレラGTや918スパイダーと同じ2730mm。

パワーユニットの詳細については明かされていませんが、タイカンターボSの約2倍の速さで充電可能なバッテリーをシート後部中央に搭載していることは明かされています。

そういえば、テールパイプの出口は確認できませんねぇ。

パワーウエイトレシオは1ps/kgになると発表されています。

そして、現行の911 GT3 RSを大幅に上回るダウンフォースを発生とのこと。

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「ル・マンスタイル」で開閉するドアを備えています。

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ホイールはセンターロック式。

公開された写真を拡大してみると、タイヤサイズはフロントが255/35-20、リヤは315/30-21であることがわかりました。

「公道も走れるサーキットタイヤ」の、ミシュランPILOT SPORT CUP 2 Rを装着。

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目を引くリヤスタイルです。

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浮かぶように光る4分割のライトユニットにPORSCHEのロゴが挟まれています。

映えますねぇ。

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独特の柄からカーボンモノコックであることがわかります。

ドアもカーボン、シートシェルもカーボンです。

シートベルトは6点式。

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ポルシェマルチパーパスコントローラー(PMC)と呼ぶ、ハンドグリップ型のコントローラーが目を引きます。

下部の黒い部分を握って「R」「N」「D」の各レンジを切り替えます。「P」はPMCの左脇に独立したボタンが配置されています。

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助手席側ダッシュボードにストップウォッチモジュールを取り付けることが可能。

ずいぶん大きな”アナデジ”です。

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ミッションXが市販されたあかつきには(918スパイダーがそうだったように)、ハイパーカー/スーパースポーツカーの開発を検討するメーカーのベンチマークとなるのは間違いないでしょう。

続報楽しみです。



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【富士24時間】Hondaブースの電動パワーユニット搭載レーシングカート [F1]

「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 第2戦 NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」(5月26日〜28日)のイベント広場には(レース名、長いですね)、Hondaのブースがありました。

目を引いたのはレーシングカート。

説明書きを見ると、「電動パワーユニット eGX搭載レーシングカート」とあります。

向かって左側はHonda Racing THANKS DAY 2022でマックス・フェルスタッペン選手がドライブした車両。右側は角田裕毅選手がドライブした車両です。

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Honda Mobile Power Pack e(電力量1.3kWh)をシートの両脇に搭載しています。

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電動パワーパック側(モーター部)を見ます。

ドライバーのサインが入っていますね。

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走行シーンは17分27秒頃から始まります。



Hondaのブースには、電気自動車のHonda eと、可搬型外部給電器のPower Exporter 9000も展示されていました。

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「なにこれ、かわいい!」とHonda eに目を留めてブースに近づいてきた人がパネル(↓)を見て、「安っ!」と驚いていましたが、パネルに書いてあるのはPower Exporter 9000の価格ですヨ。

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日産セレナe-POWERの試乗に再チャレンジ中 [クルマ]

雨の降りが強そうなのは承知していたのですが、風がこんなに強いとは想定外でした。

2023年6月2日金曜日、日産セレナe-POWERのメディア向け試乗会に参加すべく御殿場(静岡県)に向かったものの、雨風が強いため試乗を断念しました。

雨風の強さを記録すべく写真を撮ったのですが、まったく深刻さが伝わりませんね。

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動画だと伝わるでしょうか。



このあと名古屋方面に移動した際は、もっとひどい目に遭うことになります……。

後日、改めてお借りすることにしました。

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バックドア、ガラス部分だけ開くの便利ですね。早速、ありがたみを感じています。

しかし、また雨か……。

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雨の季節だから仕方ないですかね……。

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【人テク2023】実車を走らせる次世代型風洞設備(ケイツビー・トンネル) [モータースポーツ]

インプット過多な日々が続いており(言い訳)、各種メディアへのアウトプットが滞っております。

ようやく、『人とくるまのテクノロジー展 2023横浜』(5月24日〜26日、パシフィコ横浜、主催:公益社団法人 自動車技術会)で仕入れたネタ第2弾です。

例年、楽しみにしている「英国パビリオン」ですが、今年もいい出会いがありました。

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ケイツビー・トンネル(Catesby Tunnnel)です。

TotalSim Japan(https://www.totalsim.co.jp)が紹介していました。

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TotalSimはもともと流体解析を専門とする会社で、源流はイギリス・ブラックレーにあるF1チームのCFD部隊だったそう。

某メーカー(ホンダ、ですね)が撤退するにあたり、独立してできた会社が前身です。

流体解析のバリデーション(有効性の検証)には大きく2つの方法があり、1つは屋内での風洞試験。もう1つは屋外での実走試験です。

実際に車両を走らせるのが理想ですが、屋外での試験は風や気温など外乱による影響を受けやすいのが難。

直線の長いトンネルがあったらいいのに……と世界各地を探し回っていたところ、ブラックリーの近くに約2.7kmの直線区間を持つトンネルがあったというわけです。

それが、ケイツビー・トンネル。

TotalSimが99年間のリース契約を国と結んで借り上げ、泥を掻き出し、溜まった水を抜き、フラットなアスファルト路面を敷いて計測できる状態に整備したそう。

「シミュレーションだけでは得られないリアルなデータが手に入ります」と、リーフレットに記してあります。

当ブログでも2022年にマルチマチックの使用例として取り上げております。

マルチマチックはマツダRT24-Pを用いトンネルで空力テストを実施
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2022-09-03

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動画はこちら↓



日本に窓口があったのですね。

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ホンダF1パワーユニットの高速燃焼と副室ジェット燃焼の「燃焼」比較動画 [F1]

『auto sport(オートスポーツ)』最新号のNo.1585(https://amzn.to/3Na31wl)では、ホンダが2018年のスペック3(RA618H)から投入した「高速燃焼」と、2017年のRA617Hから本格的に投入した副室ジェット燃焼について解説しています。

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『autosport web』の公式YouTubeチャンネルでは、副室ジェット燃焼の燃焼の様子と、高速ジェット燃焼の燃焼の様子を動画で比較しています(元動画はHonda提供)。

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高速燃焼がいかに「高速」なのか、おわかりいただけると思います。

Honda_RA621H_3.png

動画はこちら↓





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