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GT500レクサス勢のブレーキキャリパークーリングシステム [モータースポーツ]

ピットストップの際は、外部のタンクから圧搾窒素を取り込んで車両を持ち上げる、いわゆるエアジャッキを使用します。こんなふうに。

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差し込み口は車両によってそれぞれで、LEXUS RC FとHonda NSX CONCEPT-GTは右フロントフェンダーについています。

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Nissan GT-R Nismo GT500は右Aピラーの付け根にあります。

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PETRONAS TOM'S RC F(36号車)やENEOS SUSTINA RC F(6号車)などの一部レクサス勢は、エアジャッキ用の差し込み口の下に、もうひとつ口があります。

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ピットストップの際、エアジャッキを作動させると同時にここにもホースを差し込んで圧搾窒素を供給します。すると、配管を通じてブレーキキャリパーにエア(実際は窒素)が吹き付けられる仕組み。冷却が目的です。

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エアを吹き付けた瞬間にカーボンダストが吹き出しそうですが、どうでしょう(公式練習では吹き出していませんでした)。ちなみに6号車の場合、タイヤ交換はリヤから行うので、吹き出したダストがメカニックに与える影響はなさそう。

手持ちのブロワーでブレーキユニットを冷却してもいいのですが……。

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ピットストップ時に同時作業できるのは最大5名と決められているので、ブロワーに人を割く余裕はない。でも、ブレーキは冷やしたい。という苦しい状況から編み出されたアイデアのようです。

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