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弘前・洋風建築散歩その3 [旅(国内)]

まだ続きます。三上ビル(旧弘前無尽社屋/1927年)。昭和初期のRC。幾何学な意匠がアールデコを感じさせて、いいですね。最上階は増築でしょうか。

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旧弘前市立図書館(1906年)も堀江佐吉の作。木造3階建て。八角形の双塔を持つシンメトリーな構成(なのはファサードのみ)。これでもか、という窓の数は木造ならでは? 

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でも、図書館なので窓が多いのはありがたい。異形平面好きな自分を再認識。

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同じ敷地(追手門広場)内にあるのが、旧東奥義塾外人教師館(1903年)。下見板張りのアメリカンなスタイル。ひと家族が暮らすにしては、かなり大規模。

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明治の洋風建築がこれだけの密度で集積しているのですから、弘前、見応えあります。

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追手門広場のとなりにある弘前市役所の敷地内にあるのが、旧第八師団長官舎(1918年)。木造平屋建て。設計は堀江佐吉の長男、堀江彦三郎との説。

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側面にまわると、ハーフティンバーなのがよくわかります。

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市役所を通り過ぎて西に向かうと、藤田記念庭園に行き当たります。庭園の見学は有料ですが、洋館の見学だけなら無料。日本商工会議所初代会頭の藤田謙一が1921年に建てた別邸。東京なら桜田門なり日比谷門なりの門前に居を構えるようなものでしょうか。相当な実力者だったことがうかがえます。設計施工は堀江佐吉の息子たち。2代目ともなると、西洋の取り入れ方もこなれてくるようです。

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正面奥はイングルヌック。お約束どおり、天井が一段低くなっています。暖炉を囲んでくつろぎたいものです。あこがれますね。

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玄関両脇にあるレンガ張りの柱に、花崗岩系(?)の石をランダムに張っています。洒落ています。

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いけない、弘前城を見学する時間がなくなってしまった……。

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