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上海モーターショーで感じたF1 [F1]

上海モーターショーの会場にはE1〜E7、W1〜W5、N5の、13棟のホールがあります。会場北側に位置するホールがN5だけなのは、N1〜N4が建設中だからなんですね。次回開催時には完成していることでしょう。

W4とW5はパーツメーカーエリアで、日米欧の主要サプライヤーが集結。中国に工場やR&Dを設けている企業が多く、彼らがこの国の自動車産業を下支えしていることがうかがえます。

さて、F1関連です。マニエッティ・マレリのブースにはKERS用モーター/ジェネレーター(MGU)と、KERS制御ユニット(KCU)が置いてありました。2009年から各種展示会で披露しているユニットと同じものでしょうか。左側手前がKERS用MGUです。奥の2点は量産車用MGU。最奥のMGUは180kW/215Nm。

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トヨタが2009年のTF109用に開発していたKERSのMGUもマニエッティ・マレリ製でした。上海モーターショーの展示物よりひとまわり大きな体格です。赤いパイプは冷却水のインレット&アウトレット。

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マニエッティ・マレリのブースには他にもモータースポーツ用アイテムが展示してあって、2009年以降のF1には欠かせない、電動フラップアジャスターがありました。

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イタリアつながりで行きましょう。ブレンボのブースには、アルミ合金製モノブロックキャリパーとカーボンブレーキディスクが展示してありました。厚いパッドに目が行ってしまいます。摩耗を抑えてパッドを薄くすることができれば、そのぶんキャリパーも小型化できて軽量化が可能。という理由もあって、ブレンボ製に限らず、キャリパーはほとんどのチームが専用設計品を使っています。

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無理矢理イタリアつながりでお次はトロロッソ。2008年のSTR3から装着しているアドヴァンティ・レーシングのホイールが展示してありました。

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Advantiはシンガポールに本拠を置くYHIインターナショナルが展開するアルミホイールブランドで、市販の鋳造ホイールはエンケイからライセンス供与を受けています。F1のホイールはどうなんでしょうね。YHIインターナショナルはイタリアのホイールブランド、OZのディストリビューターでもある関係で、隣のブースはOZでした。つまり、YHIインターナショナルの展示ブースだったわけです(ということに、後で気づきました)。

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インフィニティのブースは先日紹介しましたが、RB4の後方に、レーシングスーツやらRB7の紹介パネルやらが展示してありました。

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