プジョーRCZ

ちょっとナメてました。見た目だけのクルマだろうと。ま、見た目がいいに越したことないのですが、ドイツのブランドに似たようなシルエットのクルマがあるのも気に掛かる。でも、実物を日本の風景の中で見てしまうと、イチコロです。



後ろ姿もいい。後を追い掛けたくなるようなカッコ良さ。ルーフだけでなくリヤウィンドウも隆起した「ダブルバブルルーフ」がわかるでしょうか。エンジンは1.6L・直4ターボですが、排気量の大きさで胸を張ろうとしていないところに好感が持てます。



一考の余地があるならば、MTの検討をオススメします。



操作それ自体が楽しいのもありますが、6ATと6MTではエンジンが違うのです。MTは高出力仕様を積んでいるのですが、決め手はそこではありません。サウンドです。加速時に（室内にだけ）吸気音を響かせる「サウンドシステム」が組み込んであるのですが、これが素晴らしい。F1のテレビ放送でオンボード映像が流れることがありますが、そのとき流れるレーシーなサウンドを彷彿とさせます。F1ほどに高周波ではないものの、抜けの良さはいい勝負。当然ですが、ライブ感では完全にRCZの勝ちです。



丸囲みの部分がサウンドシステムの一部。「ギミックじゃないの？」と軽く考え、疑いの目を向けたことを深く反省いたします。官能的なサウンドが耳にこびりついて離れません。

コメント 2

1.6L・直4ターボなんですね。
もっとデッカいエンジンを積んでるんだと思ってました。
じゃボディそのものも見た目ほど大きくない？
by てんちん (2010-09-02 10:29) 

てんちんさん、
コンパクトとは言い切れまないかと……。全幅が1845mmもあるだけに、乗り込んでみると、さすがにゆとり（？）を感じました。横方向に限って、ですが。
by 世良耕太 (2010-09-02 18:11)