開発中の日産電気自動車 [クルマ]
日産は2010年に日本および北米で電気自動車を発売する予定ですが、その実験車両に試乗することができました。実験車両はキューブですが、実際に発売される際は既存の車体を流用するのではなく、専用デザイン・設計のクルマになります。どんな姿形になるのか、楽しみです(ヘッドランプが横長角丸になった現行キューブの顔も、個人的には好きです)。
実験車両はFF(前輪駆動)。フード内に80kWの新開発モーターとインバーターシステムを搭載しているそう(非公開でした)。蓄電池は最新のリチウムイオンバッテリー。写真左側はハイパーミニ(2000年)が搭載していた円筒型バッテリーで、右側が日産独自開発のラミネート型バッテリー。
セルをいくつかまとめてモジュールにし(上の写真の一番右)、モジュールをいくつかまとめてパックを構成(下の写真)。これを実験車両では床下に積んでいます。冷却装置は不要。走行風で冷却します。単セルの電圧は3V強。ニッケル系が1.2Vですから、そのぶん高出力化が可能。また、より多くのエネルギーを蓄えることができるので、体積を増やさずに容量を増やすことができます。
で、試乗した印象ですが、「これならすぐにでも欲しい」と感じました。ついこの間まで「電気自動車なんてまだまだ」だと思っていたのに……。走行中、かすかにモーター音が耳に届きますが、本当にかすか。でも、助手席でレクチャーしてくれた開発担当者は「いえ、まだまだです」と、謙虚な姿勢を崩しませんでした。静かなのも印象的でしたが、モーターならではの発進の力強さも印象的で、病みつきになります。過剰にならない程度に力強さを演出し、それを適度に持続させるのが制御のツボらしいのですが、味付けは絶妙でした。
実験車両はFF(前輪駆動)。フード内に80kWの新開発モーターとインバーターシステムを搭載しているそう(非公開でした)。蓄電池は最新のリチウムイオンバッテリー。写真左側はハイパーミニ(2000年)が搭載していた円筒型バッテリーで、右側が日産独自開発のラミネート型バッテリー。
セルをいくつかまとめてモジュールにし(上の写真の一番右)、モジュールをいくつかまとめてパックを構成(下の写真)。これを実験車両では床下に積んでいます。冷却装置は不要。走行風で冷却します。単セルの電圧は3V強。ニッケル系が1.2Vですから、そのぶん高出力化が可能。また、より多くのエネルギーを蓄えることができるので、体積を増やさずに容量を増やすことができます。
で、試乗した印象ですが、「これならすぐにでも欲しい」と感じました。ついこの間まで「電気自動車なんてまだまだ」だと思っていたのに……。走行中、かすかにモーター音が耳に届きますが、本当にかすか。でも、助手席でレクチャーしてくれた開発担当者は「いえ、まだまだです」と、謙虚な姿勢を崩しませんでした。静かなのも印象的でしたが、モーターならではの発進の力強さも印象的で、病みつきになります。過剰にならない程度に力強さを演出し、それを適度に持続させるのが制御のツボらしいのですが、味付けは絶妙でした。
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