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富岡製糸場(2008年) [旅(国内)]

記事に触発されて、再び見に行きたくなりました。



世界遺産の暫定リストに載ったのが2007年。以下の写真はすべて2008年の撮影です。

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明治政府による官営模範工場。

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要石に竣工年が刻んであります。

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繭を保管していた倉庫。圧巻です。(建物の荷重は木の骨組みで支える)木骨煉瓦造(煉瓦は非耐力壁)の巨大建造物。

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官営横須賀製鉄所の建設にあたって技術指導したフランス人土木建築設計師エドモンド・アルフレッド・バスチャンが設計に携わったため、煉瓦はフランス積み。

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小口と長手を交互に並べる積み方が説明されていました。

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タイルにも趣があります。

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ファンライト。

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操糸場は柱のない大空間。キングポストトラスの連続がたまりません。

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興奮しますねぇ。

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大丸心斎橋店(2003年) [旅(国内)]

現金なもので「建て替えられる見通し」と知って、急に見に行きたくなりました。



以下の写真はすべて2003年の撮影(当時手持ちのデジカメは200万画素だったんですねぇ……)。

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幾何学模様の反復がたまりません。

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1階エレベーターホール。

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階段と踊り場。

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エントランス(店内側)。

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メザニンのある1階売り場。

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1階天井。

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アールデコの真骨頂ですね。大阪に行く用事ないかなぁ。

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広島市中区・近代建築散歩その2 [旅(国内)]

つづきです。本通りの広島アンデルセンを後にし、少し西に歩くと、広島電鉄が走る国道54号線にぶつかります。

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袋町停留場前にあるのが、旧日本銀行広島支店(1936年/長野宇平治)。これぞ銀行建築、ですね。

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爆心地から380m。「42人の犠牲者が出た」と書いてあります。

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2000年に広島市に無償譲与され、2001年から市の管理で一般公開されています。

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開館直後だったせいか、館内貸し切り状態。ふだんの建築散歩なら大歓迎な状況ですが、かなり微妙(というか不安)な気分でした。ガラス屋根の吹き抜けがある営業室からロビーの眺め。

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さらに西に進んで元安川を渡り、平和記念公園(1954年)に入ります。レストハウスとして使われている建物は元呉服店(1929年)。やわらかい印象を受けますね。

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広島平和記念資料館(1955年/丹下健三)。

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遠くから眺めても近くで眺めても、建物越しに背景を眺めても「絵」になります。

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原爆ドームとしてではなく、竣工時の面影を残した、「現存する旧広島県産業奨励館(1915年/ヤン・レツル)」として眺めたい建物です。鉄骨入り、煉瓦・石造。

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原爆投下日が誕生日なもので、何というか、「広島」には一方的に引っかかりを感じております。

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広島市中区・近代建築散歩 [旅(国内)]

せっかく広島駅近くに泊まったので、やや早起きして建築散歩しました。いつものように対象は、幕末〜昭和初期の洋風・洋式建築です。

八丁堀の交差点に立ちます。東西(写真の左右)を走るのは、広島城の外堀を埋めた相生通り。

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その交差点南東角に福屋八丁堀本店・本館(1938年/渡辺仁)があります。設計者が同じなので、ついつい銀座和光(1932年)と対比させて眺めてしまいますね。同じ角地だし、大規模商業建築の点で共通していますし。

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垂直線を強調しているのが特徴です。外壁は明るい色合いのテラコッタで覆われています。いいですねぇ。

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戦前の建物が現存しているということは、被爆しているということです。数百メートル南に移動して本通商店街のアーケードに向かいます。栄えていますねぇ。ちょっと脇道にそれるとバーがいくつも……。

パルコです。

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この場所にあって被爆したキリンビヤホール(1938年)の外壁が一部保存されています(爆心地から約670m)。純粋に建築を楽しめないのがつらいところです。

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本通りのアーケードを西(平和記念公園方面)に向かうと、広島アンデルセン(パン屋)にたどり着きます。旧帝国銀行広島支店。それ以前は三井銀行広島支店(1925年/長野宇平治)。

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重厚な銀行建築だったはずですが、オリジナルを思い浮かべるには想像力が必要です。しかし、残してくれているだけで感謝です。

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当然のごとく、被爆しています。説明板によると爆心地から約360m。建築散歩、いつもはもっと楽しいのですが、今回は重たい気分の方がまさっています。

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つづく。

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京都駅周辺・近代建築散歩 [旅(国内)]

8月の訪問時は建築散歩できなかったので、半ば無理矢理、散歩してきました。といっても京都駅前から七条通の一角を巡っておしまい、でしたが。

お目当ては関西電力京都支店(1937年/武田五一)。低層階中央部の黒御影石が目を引きますね。

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コーナーがカーブした建築が好きなもので、ついつい立ち止まって見上げてしまいます。

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駅を出てすぐ左手に見えるのは京都中央郵便局(1961年)。張り出した軒が仏塔を思わせます。

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東京駅の丸の内側は高層墓石建築が林立していますが、京都駅烏丸口側はかろうじて100尺スカイラインが残っています。

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コーナーのカーブ目当てで旧野村生命京都ビル(1937年、安井武雄)に向かいました。関西電力京都支店と同じ年の竣工だと思うと、感慨深い(?)。竣工時の外壁は淡い色だったよう。

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モダンですね。やはり見上げます。

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七条通を挟んで東本願寺側にあるのが旧不動貯金銀行京都七条支店(現京都中央信用金庫関連施設/1930年/関根要太郎)。

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東本願寺を背にして京都駅方面を眺めると、旧不動貯金銀行京都七条支店と旧野村生命京都ビル越しに(金融機関が向き合っていたわけですね)京都タワーが見えます。

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その京都タワー(1964年/山田守)、定点観測しておきます。

直近の観測時↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2013-09-02

竣工直後はさぞかし異質だったことでしょうが、もうなじんでいる?

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京都駅ビル(1997年/原広司)はどうでしょう。もう17年になるんですね。

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京都府南丹市〜亀岡市〜京都駅 [旅(国内)]

先週のハナシですが、京都に行ってきました。嵯峨野線(山陰本線の一部)に初めて乗り、八木駅で下車。すばらしい風景が広がっておりました。山がやわらかいですね。

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振り返ると工場です。ジヤトコ。自動車用変速機をつくっています。

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ここ八木工場ではCVT(無段変速機)や横置き6速ATなどを製造しています。最新のCVT8は日産セレナなどが搭載。トルクコンバーターのかわりにモーターユニットを組み合わせたCVT8ハイブリッドはアメリカに送られ、日産パスファインダーやインフィニティJXに搭載されます。

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解説およびインプレッションはこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2012-10-24

工場を見せていただいたあと、亀岡市にある武家屋敷(を転用した料理屋さん)をご案内いただきました。幕末に印刷された江戸の地図が無造作にピン留めされているのにびっくり(他にもびっくり多々)。

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京都駅に戻り、ライトアップが終わる(22時消灯?)前の京都タワーを慌てて撮影。

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無意識でしたが、6年前に撮影したのと同じ構図↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2007-04-27

建築散歩したかったなぁ。

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新千歳空港〜羊蹄山〜余市方面 [旅(国内)]

クルマの写真ばかりでツマラナイというご意見をいただく一方、食べ物の写真を載せるとムカツクというご意見をちょうだいすることもあります。そんなこんなありますが、夏休みをいただいたので時系列を無視してまとめてみます。

新千歳空港は何度か利用していますが、テーマパーク化していたとは知りませんでした。リニューアルして2周年だそうです。空港内を徘徊するだけでも2日間くらい楽しめそうですね。

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温泉(入りました)もあるし、ホテル(泊まりました)もある。食べ物(食べました)にも困らない。

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札幌で魚介類。

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羊蹄山のふもとでそば。

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湧き水を飲みます。

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稲光を遠望(出歩いているときに限って雨に降られずラッキー)。

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ニッカウヰスキー余市蒸留所。家族旅行ゆえ、必ずしも個人の欲望が満たされるわけではありません。隣接する道の駅に滞在した時間の方が長かったかも(涙)。限定ボトルを大人買いする日はいつ来るのでしょう(もう大人ですが)。

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3年前の訪問時↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2010-08-19

南保留太郎商店でヘラ蟹の燻製(大400円)を食べます。これ食べるために余市に行ったようなもの(?)。

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3年前の訪問時↓

http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2010-08-18

フルーツの街、余市で果物を食べ尽くします。桃やプラムもありましたがブルーベリーでスタック。老若男女が来園していましたが、グループにひとりは必ず「これで目が良くなった」と言っていました。

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退役間近のボーイング747で帰京。

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おしまい。

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横浜ゴム平塚製造所の歴史的建造物 [旅(国内)]

富士重工の群馬製作所本工場本館といい、今月は自動車関連企業の歴史的建造物づいています。うれしい限りです。今回お邪魔したのは横浜ゴム平塚製造所(神奈川県平塚市追分2-1)でした。

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1905年(明治38年)に設立された日本火薬製造(のちに日本爆発物製造に改称)・平塚製造所が1919年(大正8年)に日本海軍によって買収され、海軍火薬廠となり、1945年(昭和20年)に進駐軍によって接収。1950年(昭和25年)に横浜ゴムが払い下げを受け、現在に至ります。

取材を行った(テーマは歴史的建造物ではなく、タイヤです。念のため)のは、海軍火薬廠時代に建てられた建物(RC造)の一室。ファサードは左右対称。垂直線を強調した意匠を持っています。正面に立って、じっくり眺めたいですね(炎天下は避けたいです)。

背後に見える6階建ての建物は、「RADIC(ラディック)」の愛称を持つ研究開発センター(1991年オープン)です。こちらも内外に見どころあり。

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(写真:横浜ゴム)

隣接する八幡山公園には、平塚製造所にあった記念館(旧横浜ゴム平塚製造所記念館)が移築(横浜ゴムより平塚市へ無償贈与→2009年/平成21年移築完了〜一般公開)されています。日本爆発物製造時代の建物で、イギリス人支配人の執務室あるいは住居として1907年(明治40年)頃に建てられたそう。1911年(明治44年)に火災で焼失し、再建されたとも伝わります。

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大ざっぱに言って、木造洋館です。下見板張りのコロニアル建築ですね。国の登録有形文化財。

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海軍火薬廠時代は将校クラブとして、横浜ゴム時代は応接室や会議室として使用されたそう。

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入館無料なれど、気がついたらiPhoneのバッテリー残量が4%になっているなどの緊急事態発生のため、見学は次回チャンスに持ち越すことにしました(涙)。

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彦根周辺(を回遊したが彦根城は見ないまま帰京) [旅(国内)]

地元企業にお勤めのエンジニア氏のすすめに従って彦根駅東口駅前にあるホテルを予約したのですが、夜10時頃なのに駅前真っ暗。店がことごとく閉まっているのではなく、店がない。8階建ての2階から上がホテルで、当初は1階にコンビニが入る予定だったものの話はまとまらず、空きテナント状態(と聞きました。リーマンショックの影響だとか)。コンビニに行くには駅の長い連絡通路を渡って西口に向かう必要があります。彦根城も西口側(ま、幸か不幸か用がどちらもなかったので問題なし)。

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翌朝、駅前にたどりついてみたれば「近江鉄道ミュージアム」の看板。

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沿線にある施設の紹介か? と一瞬思いましたが、ここが施設そのものでした。営業開始が10時からだったので、泣く泣くスルー。

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午前〜午後とタカタの彦根製造所〜愛知川(えちがわ)製造所を見学させていただきました。写真をお見せできないのは残念ですが、シートベルト(とくにリトラクター:ベルト巻き取り装置)にはメカとテクノロジーが凝縮されていますね。大いに興味を増して施設を後にしました。

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ロビーには、ル・マン24時間でトヨタTS030ハイブリッドをドライブしたドライバーのサイン入りポスターが展示してありました。トヨタはF1時代(2006年)からタカタ製フルハーネスを使用(詳細は『F1のテクノロジー4』/三栄書房にまとめました)。ル・マン/WECカーでも引き続き使用しています。ル・マンでアンソニー・デイビッドソンが被ったアクシデントの際も効果を発揮したに違いありません。

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帰路は現地で落ち合ったカメラマン氏を(強引に)うながして彦根城近くのみやげもの屋に立ち寄り。城下町らしい街並みが残っています。

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町名は土地の歴史を物語ります。町名変更は行政のお役所仕事ぶりを物語ります。

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唐突として洋風建築の小品に出会えるのも、城下町/宿場町ならでは。1924年築の信用金庫を彦根市が管理し、俳句をテーマとして資料館として利用しています(役所も不都合なことばかりするワケではありません)。

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見とれてしまいますねぇ。

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カップヌードルミュージアム [旅(国内)]

次男の誕生日祝いの一環として、カップヌードルミュージアム(横浜市中区新港2-3-4)に行ってきました(本当は親が行きたかった)。オープンして2ヵ月弱ということもあり、館内大混雑。というより、みなとみらい地区全体がにぎわっていました。

カップラーメンやインスタントラーメンの歴史、空いている時間帯にじっくり見学したいものです。子供たちが「カップヌードルパーク」で遊んでいる間、大人たちは買い物したり休んだり……。

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「チキンラーメン」を手作りできる「チキンラーメンファクトリー」(要予約)を体験してきました。大人も楽しめます。中華街を経由して帰ったものの(こちらも大混雑)、夕食はやっぱりチキンラーメン(手作り品と市販品の食べくらべ)と相成りました。

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