ゴードン・マレー・オートモーティブT.33スパイダー

ゴードン・マレー・オートモーティブ（GMA）は2023年4月4日、T.33スパイダーを発表しました。

固定ルーフを持つT.33をベースにしたオープン仕様で、脱着式のルーフ（カーボンコンポジット製）を備えています。

100台の限定生産。



外したルーフはフロントのラゲッジコンパートメントに収納可能。



全長×全幅×全高は4398×1850×1135mm。コンパクトで、低いですね。

ホイールベースは2735mm。絶妙です。ちなみに、シビック・タイプRと同数値。

車重は1108kgで、固定ルーフのT.33に対し28kg増に抑えています。



リヤデッキのデザインがT.33とは異なります。



前席後方のウインドウは開閉可能。

シュノーケルタイプのエアボックスが際立っています。

T.33 Spider


T.33


コスワース製3994cc・V型12気筒自然吸気エンジンを車両ミッドに搭載。

バンク角は65度。ドライサンプ。



最高出力は617ps/10250rpm、最大トルクは451Nm/6750rpmを発生。

最高許容回転数は11100rpm。

最大トルクの75%を2500rpmで発生し、4500-10500rpmの回転レンジで最大トルクの90％を発揮する柔軟性の高さが自慢。



リヤのラゲッジコンパートメントはこのように確保されています。



インテリアは機能に徹したつくり。

カーボンフレームにレザーを巻いたステアリングは電動油圧式のアシスト機構を備えます。



操作系はアナログ。



Xトラック製の6速マニュアルトランスミッションを搭載。

重量は82kgだそう。



アルミ削り出しのシフトレバーを助手席側Aピラー方向から見下ろした様子。

奥はドライバーズシートの座面。



アルミ削り出しの3つのペダルはすべて、床から生えています。

左足の休ませ場所もきちんと用意されています。



「ラムインダクションエアボックス」の開口部は頭上に位置しています。

オープンにした際にどのようなサウンドが耳に届くのか、気になりますね。



フロントに235/35ZR19、リヤは295/35ZR20のミシュラン・パイロット・スポーツ4Sを履きます。

フロントは6ピストンモノブロックキャリパー、リヤ4ピストンのモノブロックキャリパーは、カーボンセラミックマトリクス（CCM）のディスクを挟んでいます。



スペック表にはライドハイトが前後別に記してあり、フロント120mmで、リヤは145mm。

尻上がりのレーキがつけられています。



公式動画はこちら↓



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フォード・マスタングGT3のリヤウイング

新型フォード・マスタングGT3は、2024年のデイトナ24時間（IMSA）で実戦デビューし、同年のル・マン24時間（WEC）にも参戦する予定です。



「リヤウイング見ました？」と本職のエンジニアさんから話を振られ、「え？」と。記憶にない……。

ステーに注目です。



コーナーでは所定のダウンフォースを発生し、速度域の高い領域ではステーがたわんでウイングが寝たのと同じ状態になりドラッグが減る→最高速が伸びる、速度依存型の設計としているように勘ぐることができます。

わざわざ斜めにステーを設置する必要、ないですもんね。



こちらは一般的なスワンネック型のリヤウイングを持つ、マクラーレン720 GT3 EVOの例。

マスタングGT3のリヤウイングが普通じゃないことがわかります。



マスタングGT3のテストシーン動画です↓



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