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2011年F1レギュレーション その2 [F1]

メルセデスGPのリリースを参考にまとめてみました。結構いろいろ変わっています。

【スポーティングレギュレーション】
●スチュワードの権限強化
・レース中に違反行為を行ったドライバーに対するペナルティは、「ドライブスル−」「ピットでの10秒静止(タイムペナルティ)」「次のレースでのグリッド降格」の3種類だったが、タイムペナルティに関しては、スチュワードの裁量によって長さが決められるようになった。
さらに、「リザルトから除外」「次のイベントの出場停止」の強い処分を下すことができるようになった。
※2010年のハンガリーGPで起きた、M.シューマッハのバリチェロに対する幅寄せが引き金?

●ドライビングマナーの監視強化
・次の行為は禁止。「進路を1回以上変更すること」「他車をコース外に押し出すこと」「常軌を逸した進路変更」
※違反したら厳しいペナルティが待っていることでしょう。

●ピットレーンの安全強化
・安全上の理由で、レース中にピットレーンを閉鎖することができる。ただし、明らかに修復が必要な場合はピットレーンに進入できる。
※メカニックを巻き込む事故が発生した場合(2010年イタリアGPでのような)の対処でしょう。
・ピットレーン出口に並ぶ際は、到着順に1列に並ぶこと。
※お行儀良くしなさい、と……。

●タイヤ
・2011年から2013年まではピレリの単独供給。
・イベント中に使用できるセット数は11で変更なし。ただし、タイヤ開発をサポートするため、金曜日に限っては、追加のプライムタイヤ、もしくは実験的なコンパウンドの使用を認めるイベントもある。
・セッションごとの使用セットは以下のとおり。
P1&P2:プライム2セット/オプション1セット
→P2開始までにプライム1セットを返却。P3開始までにプライムとオプション各1セットを返却。
P3:プライム1セット/オプション1セット
→予選開始までにプライムとオプション各1セットを返却。
予選〜レース:プライム3セット/オプション3セット
→Q3に進出したドライバーは、そのセッションで最速タイムを記録した際に履いていたタイヤでレースをスタートしなければならない。
→ウェットタイヤを使用しない限り、レース中はプライムとオプションの両コンパウンドを履かなければならない。この規則を守らなかった場合は、レースから除外される。

●ギヤボックス
・4レース1ギヤボックスから5レース1ギヤボックスに変更。
※これにより、ライフは2100kmから2625kmに増加(メルセデスGPの試算)。
・2011年に限り、最初の“予定外”の交換に対するペナルティは免除。2回目以降の予定外の交換は、5グリッド降格。
・ドライバーやチームの責任ではない理由でリタイヤした次のレースで新品に交換する場合は、ペナルティが免除される。

●メカニックの夜間作業禁止
・車両のオペレーションに関係するスタッフ(主にメカニック)は、P1とP3が始まる10時間前〜4時間前の間、ピットに入ることはできない。ヨーロッパラウンドでは、基本的に金曜日の0時〜6時、土曜日の1時〜7時が作業禁止。開幕戦オーストラリアGPの場合、金曜日の2時半〜8時半、土曜日の4時〜10時が作業禁止。
※セットアップが決まらなかったり、トラブルが発生した場合には厳しい決めごとですね。メカニックは休めますが。

●107%ルールの復活
・Q1最速ラップタイムの107%以内を記録できなかったドライバーは、レースに参加できない。
※ちなみに、2010年オーストラリアGPの107%は1分30秒708でした。これを結果に当てはめてみると、全車がクリア。最遅タイムはHRTのチャンドックで、1分30秒613でした。

●チームオーダー
・チームオーダーを禁止する項目はスポーティングレギュレーションから削除。
※ただし、F1の評判をおとしめるような行為に対して厳罰が下ることに変わりなし。


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