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2011年F1レギュレーション その1 [F1]

気がついたらもうすぐ開幕ですね。というか、本来なら1戦終わっている時期……。それはともかく、「あの規則どうなっていたっけ?」と気になる項目がぼろぼろと出てきたので、備忘録を兼ねてまとめてみました。

【テクニカルレギュレーション】
●可変リヤウィング/ドラッグ(空気抵抗)削減システム(DRS)
・メインプレーンとフラップの間にあるスロットギャップ(隙間)を広げてドラッグを減らすシステム。フラップの前端を持ち上げる仕組みで、ストレートスピードを向上させるのが狙い。
・ブレーキを踏むと自動的に閉じた状態に戻るし、手動で閉じることも可能。システムに不具合が発生した場合は閉じる構造になっている(はず)。
・フリープラクティスと予選では自由に使用可。
・レースではスタート後、2周終了後以降もしくはセーフティカー走行中に使用可。
使用可能なセクションで使用可能な状況(先行車から1秒以内)にある場合、使用可能な状況であることがドライバーに対して表示される。
・DRSが機能していない状態でのスロットギャップは、10〜15mmの範囲に収めなければならない。
・DRS機能中のスロットギャップは最大50mm(下の写真参照)。
・DRSによる最高速の平均的なゲインは12km/h(メルセデスGPの見積もり)。

DRS_blog.jpg
(写真:Lotus Renault GP)

●車重
・640kg(ドライバー全装備重量込み)。KERS搭載、ホイールテザーの追加(各輪1本→2本)による重量増をまかなうのが目的。
・2009年までは605kg、2010年は620kg。

●固定重量配分
・2011年に限定した規則。
・前後重量配分は45.5%対54.5%〜46.5%〜53.5%の範囲に収めなければならない。

●KERS
・2009年の導入初年度と変更なし。2010年は参戦チームの申し合わせにより、使用見合わせ。
・1周当たりに放出できるエネルギーの最大量は400kJ。放出できるエネルギーの最大量は60kW(約80ps)で、約6.67秒間作動させることができる。

Mercedes_KERS_blog.jpg
(2009年のマクラーレンMP4-24が搭載したメルセデスのシステム。左からモーター/ジェネレーター、KERS制御ユニット、水冷システムを備えたリチウムイオンバッテリー)

スポーティングレギュレーションに関しては、近いうちにまとめます。

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