シトロエンC5

3L・V6エンジンを積んでいた頃はそこまで興味が持てなかったのですが、2010年に1.6L・直4ターボ搭載モデルが出てからというもの、好感が倍増しました。全長×全幅×全高が4795×1860×1470mmで車重は1620kg。この大柄ボディに1.6Lの組み合わせですから、たいしたものです。



実際に走らせてみても、力不足を感じるシーンはまったくありません。足先にほんの少し力を込めるだけで、イライラするような遅れもなく、欲しいだけの加速を生み出してくれます。アイシン・エィ・ダブリュ製6速ATのタイトな制御も好印象。かつてのシトロエン車のようなゆったりまったり感は薄れているようですが、ハイドロニューマチックに独特の乗り味は健在で、ときおり「おっ、これこれ」と頬を緩ませながら、ドライブを堪能しました。



このリヤウィンドウの造形には素直に白旗を揚げるしかありません。中央が出っ張っているのが一般的だと思うのですが。リヤウィンドウで個性を主張するクルマ、いいですね。