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レクサスLFAの主要コンポーネント [クルマ]

東京モーターショーの会場で目立っていたのは(というか目に付いたのは)レクサスLFA関連のコンポーネントです。トヨタのブースにはパワートレーンとサスペンション、ボディ構造が分かるカットモデルがありました。

ボディはCFRP材を多用。F1のモノコックなどでおなじみのプリプレグとRTM(レジン・トランスファー・モールディング)、C-SMC(カーボンシート・モールディング・コンパウンド)を部位の特性に合わせて使い分けています。豊田自動織機製。車重は1480kg。そのうち、エンジンは約200kgです。

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サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リヤがマルチリンク。アーム、サスペンションメンバーともにアルミ合金製(アームは鍛造、メンバーは中空構造)。レーシングライクなエアファンネルが見えますが、これは展示用で実際は樹脂製。管長もずっと控え目。実際はサージタンクにカバーされます。

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メインマフラーに左右独立した排気管がつながっているのが分かるでしょうか。その横(フロント側)に見えるのが6速AMTです。つまり、トランスアクスル。変速機構はマニュアルトランスミッションと同じですが、油圧アクチュエーターを利用して自動変速を実現しています。アイシン・エー・アイ製。

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三五製メインマフラーをテールパイプ側から見たところ。ユニークですね。

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ヘッドランプとテールランプユニットは小糸製作所製です。従来技術比でそれぞれ30%の軽量化を実現したそう。

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電子制御ブレーキシステム(つまり、ブレーキ・バイ・ワイヤー)はアドヴィクス製。A・Bペダルは垂直に立ったレーシングライクなデザイン。

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プロペラシャフトはエンジン〜クラッチとトランスミッションを結ぶトルクチューブに収まります。ジェイテクト製。共振を抑えるため、厚さ2.5mmのスチール製チューブ内2ヵ所でラバーマウントされています。

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トヨタグループの総力を結集したコンポーネントで成り立っているのが分かります。

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