SSブログ

2011年F1は1.3〜1.5Lターボ? そして、ドイツの燃費計算尺 [F1]

FIAは2011年に導入する新しい技術ルールのプロポーザルをチーム側に提示したようです。それによると、エンジンは直4の1.3〜1.5リッターになりそう。ターボチャージャー付きで、過給圧や回転数のリミットはなし。そのかわり、燃料の流量に制限を設けて無闇にパワーが上がらないようにするほか、燃料の総量規制も設けられそう。エネルギー回生システムも付きます。

出力は300kW(408ps)程度を想定しているらしいのですが、1.3リッターだとするとリッターあたり314psで、現状とほぼ同じくらいの性能でしょうか。ダウンサイジングしつつも大きな排気量のエンジンと同等のパフォーマンスを維持し、なおかつ燃費を低減する動きは、ようやく近頃の市販ガソリンエンジンのトレンドに追いつく感じ。でもF1に導入されるのは4年後ですから、その頃には市販ガソリンエンジンはもっと先に行っていそうですね。

これはドイツで手に入れた燃費計算尺です。オンボードコンピュータ搭載車には無用なんですが、アナログな感覚がいい。給油した際、燃費を計算するのに役立ちます。外周が消費した(給油した)燃料。ぎざぎざの付いた上部のダイヤルを回して、内周の走行距離を合わせます。500km走って50リッター給油したのなら、燃費は10km/L。

なんですが、ドイツ(をはじめヨーロッパ)では、100km走るのに何リッター消費するかで燃費を考えるので、この場合、10L/100kmとなります。400km走って50リッターなら8km/Lですが、あちらでは12.5L/100kmです。数字が大きくなると、「燃費悪い」って感じるんですね。「3リッターカー構想」なんて表現を聞くことがありますが、これは3L/100kmですから、約33.3km/km走るクルマということです。


コメント(0) 
共通テーマ:自動車

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント