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BMWハイドロジェン7 [クルマ]

東京・青海(いわゆるお台場エリア)にある日本科学未来館で、企画展示が始まりました。「モビリティの現在・未来:水素エネルギー展」がそれで、8月19日までの開催です。100万個のLEDを貼り込んだ(1つが約20km四方を表示)200万分の1(直径6.5m)の地球が外からも見えます。

さて、BMWジャパンと日本科学未来館の共催によるこの展示は、小学生から高校生までを対象にし、代替エネルギーである水素が描き出すビジョンを伝えようとしています。「そもそも水素って何?」という基本的なことから学べます。

下の写真は「水素エネルギールーム」で、2m四方の部屋(容積8m3)の中央に6.5リッターの水が置いてあります。この水を電気分解すると部屋いっぱいの水素が作れる、と説明してあります。そして、その水素を燃焼させてエネルギーを取り出すと、この部屋にある5つの電球(200w)を6日間点灯させられるとか(しかも、燃焼によって生じるのは水。つまり無害)。地球にふんだんにある水を電気分解して(その際、太陽光や風力などの自然エネルギーを用いるのが肝要)、水素を取り出せばいいじゃないか、ということですね。

展示の目玉は世界初の量産型水素駆動セダン(ガソリンとのバイフューエル)、BMWハイドロジェン7です。

航続200km分=8kgの液体水素を詰め込んだ液体水素タンクはトランクとリヤシートの間に搭載してあります。水素は手の込んだ断熱構造で−253℃に保たれていますが、それでも時間の経過とともに気化します。気化してタンクの圧力が高まっては危険ですので、外に放出します。鏡に映っている丸い穴がそれですが、気化した水素は酸素と反応させますので、ここから出てくるのは水です。

最寄り駅はゆりかもめ・テレコムセンター駅など。テレコムセンター(1996年)は移動通信企業各社が入ったオフィスビルとして機能していますが、電波の中継機能も備えているので、そのためか東京タワーを結ぶ直線上に障害物がないんだそうですね。21階(高さ99m)の有料展望台に上がれば確かめられるでしょう。


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