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メルセデスAMG「ONE」の生産仕様発表(その2) [クルマ]

生産仕様が発表されたメルセデスAMG ONEの機能上の特徴について、説明を続けていきましょう。

プラグインハイブリッドシステムを搭載している「ONE」は、6つのドライブモードを備えています。

システム起動後の発進は、フロントに搭載する2基のモーターのみで行います。つまり、EV走行。その間に、ヒーターを使って触媒を暖機しておく仕組み。触媒が適正な温度に達するまでは、エンジンを始動させない制御としているそう。

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Race Safe(デフォルト):始動直後はEV走行。大きな出力が要求された場合のみエンジンが始動。
Race:電気パワーをフルに生かせるよう、エンジンは常時運転し、バッテリーへの充電を行う。
EV:モーター走行。
Race Plus(サーキット専用):アクティブエアロが起動。ライドハイトがフロント37mm、リヤ30mm低下。シャシーは引き締める方向。高い性能を発揮するマネジメントに切り換える。
Strat 2(サーキット専用):Race Plusよりもパフォーマンスを重視したセッティング。F1の予選モードに相当。すべてのモーターをフルパワーで使う。
Individual:好みの組み合わせを選択できる(ただし、公道のみ)。

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トランスミッションは、専用開発した7速オートメーテッド・マニュアル・トランスミッションを搭載。クラッチの断接と変速操作を自動化したトランスミッションで、いわゆるAMTということでしょうか。

シフトロッドと4プレートのカーボンクラッチは油圧で作動。

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下の写真は2017年のIAAで撮影したローリングシャシーです。

前後のサスペンションは、ダブルウィッシュボーン式のAアームを2本のロッドに分割したマルチリンク式。ダンパー&コイルスプリングの作動はプッシュロッドによって行う構造でした。

生産仕様も当時のレイアウトを受け継いでいるのでしょうか。

ダンパーは減衰力調整式で、EV/Race Safe/Race/IndividualでC(コンフォート)とS(スポーツ)が選択可。

Race PlusとStrat 2ではS(スポーツ)とS+(スポーツ+)が選択できます。

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ベースとなったF1とは異なり、公道を走る「ONE」はABSとESP(ESC)を搭載。

ESPには標準のESP(安全性を重視した制御)とESPスポーツハンドリングモード(大きなヨーアングルを許容)、ESPオフの3種類があり、「トラック」モードでも3種類すべてのESPモードが選択できます。

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エンジンとハイブリッドシステムの解説動画はこちら↓





(つづく)

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