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『F1のテクノロジー2』 [F1]

11月10日発売です。コンテンツをざっと紹介させていただくと、巻頭は2.4L・V8エンジン、トヨタRVX-09(2009年)のギャラリーです。実は09年に取材した際にカットモデルの撮影をしていたのですが、当時は掲載を許可していただけず、前作『F1のテクノロジー』には収録できなかったのです。交渉の結果(というと大げさですが)許可が降りましたので、本邦初公開に至ったというわけです。じっくり眺めていただきたいページです(10ページあります)。

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2009年限りで第2期活動を終了した、BMW F1エンジンの系譜についてまとめました。第2期だけでなく、1980年代の第1期についても触れています。

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マルチディフューザーやエキゾーストブローンディフューザー、Fダクトなど、2010年F1シーズンで話題となった新技術について解説しています。

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参戦12チームの技術ハイライトをまとめました。各チーム、単純に外観を比較するだけでも違いがわかっておもしろい(と、思います)。

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F1のテクノロジー2の製作に携わっている途上、次のアイデアが浮かんできました。『Fテク3』になるか『4』になるかわかりませんが、実現に向けて動きだそうと思っています。お楽しみに。

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とみまきねん

「Fテク1」、すごく面白かったです。巻頭のツインバレルスロットル等の美しい写真、イナーター、空力開発…、ちょっと衝撃でした。未だにペンデュラムダンパーの原理・構造が気になっているほどです。早速「2」を本屋で探してみます。
あと蛇足ですが、トヨタさんはマルチディフューザーの開口部のスリットからボディワークが見えないようサスペンションアームを利用していますが、レギュレーションでは車の下から水平方向5mmの誤差でボディワークが見えてもいいみたいなので、スリットに"5mm"の蓋をかぶせればいいだけかな、と思いました。
by とみまきねん (2010-11-23 09:58) 

世良耕太

「Fテク1」、楽しんでいただけて光栄です。
マルチディフューザーを採用するための規則切り抜け術。そこまで読むとは恐れ入ります。奥が深いですね。
「2」もよろしくお願いします。
by 世良耕太 (2010-11-23 13:23) 

とみまきねん

度々スミマセン。「2」読ませていただきました。「フレキシブルフロントウイング」ですが、ウイングステーが横方向にたわんでるという事も考えられないでしょうか。もしメインプレーン内に幾らかバラストを仕込んでおき、マシンを前から見てウイングステーを完全な平行ではなく僅かに逆八の字形にした場合、横Gがかかった時にウイングステーがたわみリンク機構として働き、ウイングのコーナー・アウト側が低くなりませんか?特にRB6はステーが長く薄いですし。これなら“ウイング両側に荷重をかける”車検時にたわむ事は無く、一番ダウンフォースのかかるストレートエンドでも変形が確認されないのでは…?以上長駄文、大変失礼シマシタ。
by とみまきねん (2010-11-26 19:12) 

世良耕太

とみまきねんさん、コメントありがとうございます。
なるほど、イナーシャがキモですか。好奇心、いたく刺激されます。
by 世良耕太 (2010-11-27 14:30) 

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