「ぶつからない」技術を体感

レガシィ・シリーズに採用された運転支援システム、EyeSight（ver.2）の宣伝に使用されている、「ぶつからない」という表現が、世間（というか、身近な人たち）に相当なインパクトを与えているようです。



水を差すようですが、30km/h以上であったり、30km/h以下でも路面状況によってはぶつかります。でも、衝突の瞬間のスピードは、EyeSight（ver.2）未装着の場合に比べて格段に（最大速度差30km/h）落ちますので、被害は間違いなく軽減します。

クルマや歩行者などに対して衝突の可能性が高いと判断した場合、まず、警報とメーター表示でドライバーに注意を促します。衝突を回避するための操作がされない場合、自動ブレーキが作動します。このときの最大減速Gは0.75Gだそう。実際、意図せずおじぎしてしまうくらい強い減速Gです。



富士重工業はステレオカメラを使った運転支援システムの研究を20年以上続けていますが、EyeSight（ver.2）はその集大成。2つのCCDカメラが捉えた画像をもとに、制御が必要な対象を選別し、距離を測ります。2008年に登場したver.1はカメラと制御ユニットが別体でしたが、ver.2では1ユニット化。ルームミラーの両脇から前方を常時監視します。