村井兄弟商会・芝工場門柱 [東京風景]
暑熱に耐えながら渋谷の坂を上っていたら、洋風建築な意匠に遭遇。強烈に興味を引く物件に出くわすと、暑さを忘れますね。「たばこと塩の博物館」のエントランス前にあります。
村井兄弟商会・芝工場の門柱(一部)がたばこと塩の博物館前にあるのには訳があって、たばこの製造工場だったからです。村井兄弟商会の創業者にして「日本のたばこ王」と呼ばれた村井吉兵衛(1864-1926)は京都の出身。別邸として祇園に建てた長楽館(1909年)はホテル&レストランとして健在で、いつかは訪れてみたい物件のひとつです。
芝工場の竣工がいつなのか調べはついていないのですが、たばこの専売公社化にともなって大蔵省専売局に買収されたのが1904年(明治37年)なので、それ以前なのは間違いありません。芝区芝田町2丁目にあったらしいので、現在の田町駅から浜松町駅にかけて、第一京浜沿い、芝4丁目あたりでしょうか。
柱頭に施された「葉」は、たばこの葉です。
門柱をきっかけに気分が建築に切り替わったので、国立代々木競技場第二体育館(1964年/丹下健三)を眺めて涼を取り、帰途に就きました。
村井兄弟商会・芝工場の門柱(一部)がたばこと塩の博物館前にあるのには訳があって、たばこの製造工場だったからです。村井兄弟商会の創業者にして「日本のたばこ王」と呼ばれた村井吉兵衛(1864-1926)は京都の出身。別邸として祇園に建てた長楽館(1909年)はホテル&レストランとして健在で、いつかは訪れてみたい物件のひとつです。
芝工場の竣工がいつなのか調べはついていないのですが、たばこの専売公社化にともなって大蔵省専売局に買収されたのが1904年(明治37年)なので、それ以前なのは間違いありません。芝区芝田町2丁目にあったらしいので、現在の田町駅から浜松町駅にかけて、第一京浜沿い、芝4丁目あたりでしょうか。
柱頭に施された「葉」は、たばこの葉です。
門柱をきっかけに気分が建築に切り替わったので、国立代々木競技場第二体育館(1964年/丹下健三)を眺めて涼を取り、帰途に就きました。
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