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プリメーラGT・1999年BTCC優勝車(NISMOショールーム) [モータースポーツ]

NISMOショールーム(神奈川県横浜市鶴見区大黒町6-1)の企画展示的スペースには、3台のレース車両が展示してあり、そのうちの1台は「プリメーラGT 1999年英国ツーリングカー選手権(BTCCシリーズ)優勝車」です。

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残りの2台は「ニスモGT-R LM '95ル・マン24H出場車」と、「スカイラインGTS-R 1988欧州ツーリングカー選手権出場車」です。

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月曜日〜木曜日は休館日なのでお気をつけください。

NISMO(ショールームトップ)
https://www.nismo.co.jp/showroom/

で、プリメーラGT 1999年英国ツーリングカー選手権(BTCCシリーズ)優勝車ですが、2020年に日産ヘリテージコレクション(神奈川県座間市)で撮影取材をさせていただいております。

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1997年のJTCC(全日本ツーリングカー選手権)に投入したプリメーラ(P11)は、イギリスのNME(Nissan Motorsport Europe)が開発した車両をベースに、日本流にアレンジを加えたものでした。

大きな特徴のひとつは、SR20DE型の2.0L直列4気筒自然吸気エンジンのシリンダーヘッドを反転させて搭載していたことです。

ベース車は排気前/吸気後ろでしたが、1997年のJTCCプリメーラ(1996年以降のBTCCプリメーラ)は、吸気前/排気後ろのレイアウトとしてます。

「リバースヘッド」などと呼んでいました。

1999 BTCCプリメーラのエンジンルームはこちら(以下同)↓

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リバースヘッド化のメリットは、排気系の取り回しが最適化しやすくなること(出力向上につながる)。

エンジンの搭載位置を限りなく後方に、かつ低くできることでした。

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エンジンの搭載位置を変更したため、ステアリングシャフトを斜めに通すことができなくなり、いったん水平に伸ばして直角に向きを変えています。

小さな黒い箱の中にベベルギヤが収まっています。

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というようなエピソードを含め、1994年から1997年までの日産/ニスモのJTCC車両(サニーも含む)のエンジニアリングについては、開発プロジェクトの一員だった永嶋勉さんが、Motor Fan illustrated誌の連載ページ(『RACING CARエンジニアの流儀』)で解説しています。

Vol.173(LAP34)からVol.187(LAP48)まで14回にわたり、濃いエピソードが展開します。

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初期には、FFベースの4WDをベースにFR化するプランもありました。

いかんいかん、読み返していると時間が……。

https://www.facebook.com/serakota/

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