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ホンダF1のパワーユニットは2018年のスペック3から自着火を適用 [F1]

2015年から2021年まで、ホンダのF1パワーユニット開発を振り返るF1速報の別冊シリーズも3冊目になりました。

今回のテーマは2018年のRA618Hと2019年のRA619Hです。

Honda RA618H - RA619H HONDA Racing Addict Vol.3 2018 〜 2019 (F1速報 別冊)

Honda RA618H
Honda_RA618H.jpg

これまで、2018年第16戦ロシアGPで投入したスペック3で「新しい燃焼コンセプト」を入れたことが明かされていました。

新しい燃焼を入れたことで大幅なパワーアップを果たし(下のグラフの矢印)、その後も大きな伸びを示しています。

今回の取材で、新しい燃焼の正体が判明しました。

Honda_F1_PU_graph.jpg
(クリックで拡大)

自着火(圧縮着火)です。部分的にHCCI(均一予混合圧縮着火燃焼)を実現していることになります。

ホンダはシンプルに「高速燃焼(ラピッド・コンバスチョン)」と呼んで、従来の燃焼と区別しています。

2017年のRA617Hでプレチャンバー・イグニッション(副室燃焼)を適用し、2018年のRA618Hスペック3で、プレチャンバー+自着火による高速燃焼を実現したというわけです。

2019年以降はその延長線上。2021年の新骨格は自着火に最適化した設計になっているといます。

Honda RA619H
Honda_RA619H.jpg

Honda RA618H - RA619H HONDA Racing Addict Vol.3 2018 〜 2019 (F1速報 別冊)』では、従来の燃焼と高速燃焼を比較した連続写真も掲載しています。

ホンダの速さ、強さのヒミツです。

詳しくはこちら↓



心底、驚きました。

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