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GR010ハイブリッドとTS050ハイブリッドを同アングルで並べました [モータースポーツ]

2021年シーズンからWECに導入されるル・マン・ハイパーカー(LMH)規定で設計されたTOYOTA GAZOO Racing GR010 HYBRIDと、2019-2020年シーズンを戦ったLMP1-H規定のTS050 HYBRID(ハイダウンフォース仕様)を同アングルで並べてみました。

スケールは合わせておりません。

GR010 HYBRID
GR010_front.jpg

LMH規定は最大幅を2000mmに規定しており、GR010はその規定を目一杯使った寸法になっています。

前面投影面積は1.6m2以上と規定されています。

ヘッドライトの光源(LED)、メインビーム部分のレンズの仕様が異なっていますね。

TS050 HYBRID
TS050_front.jpg

LMH規定では、全長を最大5000mmと定めていますが、GR010は規定を目一杯使わず、4900mmと発表されています。

それでも、TS050より250mm長い。

LMHのホイールベースは最大3150mmと規定されています。GR010のホイールベース値は未公表。

LMP1-Hはホイールベース値を規定していませんが、前後のオーバーハングを規定いっぱい使った場合、ホイールベースは2900mmとなります。

前後に履くミシュランタイヤのサイズ(31/71-18)に変更はありません。サイドウォールの意匠が新しくなっています。

GR010 HYBRID
GR010_side.jpg

TS050 HYBRID
TS050_side.jpg

全高(リファレンスプレーン基準)は100mm高くなっています。

それにしてもGR010ハイブリッドのディフューザー、派手ですね。リヤカウルの跳ね上げも大きいことが、開口部の大きさからうかがえます。

LMP1-Hはディフーザーのサイズを規定(後端の最大幅1000mm、最大高さ150mm)していましたが、LMHは「フリー」です。

GR010 HYBRID
GR010_rear.jpg

TS050 HYBRID
TS050_rear.jpg

最低重量も大きく異なります。

LMHは最低重量を1030kgと規定していますが、発表されたGR010の車重は1040kgとなっています。TS050の素の車重+162kgです。

パワーユニットの規定変更(最高1000ps→680ps)や空力規定の変更、最低重量の規定変更などにより、ル・マンでのラップタイムは10秒程度遅くなり、3分30秒程度になる見込み。

GR010 HYBRID
GR010_top.jpg

TS050 HYBRID
TS050_top.jpg

3.5L・V6ターボエンジンのエキゾースト音が堪能できる走行シーンです。

TS050の2.4L・V6ツインターボより太い音している?



詳細はこちら↓



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