【東京オートサロン2017】TOYOTA / LEXUS GAZOO Racingブース [モータースポーツ]
レクサスRC F GT3の発表イベントに出席した流れで、LEXUS GAZOO RacingとTOYOTA GAZOO Racingのブースを駆け足(例えです)で見学しました。
レクサスのブースには横綱の土俵入りのようなレイアウトで3台のレース車両が展示してありました。要(横綱)の位置にRC F GT3。
向かって左(大関)は2016年のGT500チャンピオンカー、DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平/H・コバライネン)。
向かって右(大関)は2017年のGT500に投入されるLC500です。GT500の新型車両がサブ扱い。なんて贅沢な展示なんでしょう。フロントセクションがずいぶん低くなっているように見えます。
新規則への対応で、ディフューザーはずいぶん小ぶりになりました。GT500よりGT3の方が押し出しが強く見えるのは、全幅の違い(GT500=1950mm、GT3=2030mm)が影響しているよう。
LEXUS GAZOO Racingのとなり、TOYOTA GAZOO Racingのレクサス寄りに展示してあったのは、18年ぶりのWRCに投入するヤリスWRCです。サービステント風のディスプレイ。
ミラーとそのステー形状、上腕二頭筋で力こぶを作っているように見えます。
ブックエンドを並べたようなリヤウイング。
側突安全性を高める目的の規定変更により、(16年までの規定に比べて)ワイドになったボディ。いちいちエグイですねぇ。
ヤリスWRCの近くには歴代WRCカー(TA64/ST165/ST185)が展示してありました。
WRC(世界ラリー選手権)のとなりはWEC(世界耐久選手権)。2016年のトヨタTS050ハイブリッドと、2012年のTS030ハイブリッドが搭載した3.4L・V8自然吸気エンジンが展示してありました。
2016年のWEC富士6時間で展示してあった車両と同じ個体ですが、「5」だったカーナンバーが富士で勝ったのにあやかって「6」に改められると同時に、ミラー&ステーの色も、白から赤に塗り替えられています。WEC富士のときと同様、乗車体験を実施。
エンジンは第5戦ブラジルで初優勝したときの個体で、吸気ファンネルを収めるボックスのふたには、ドライバーやエンジニアらのサインが認めてあります。この部分の写真を撮る人の比率、高かったように見受けました。
2016年のニュルブルクリンク24時間に参戦したC-HRレーシングも展示してありました。タイミングが悪く、開発責任者から話を伺うこと叶わず。宿題か。
http://www.facebook.com/serakota
レクサスのブースには横綱の土俵入りのようなレイアウトで3台のレース車両が展示してありました。要(横綱)の位置にRC F GT3。
向かって左(大関)は2016年のGT500チャンピオンカー、DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平/H・コバライネン)。
向かって右(大関)は2017年のGT500に投入されるLC500です。GT500の新型車両がサブ扱い。なんて贅沢な展示なんでしょう。フロントセクションがずいぶん低くなっているように見えます。
新規則への対応で、ディフューザーはずいぶん小ぶりになりました。GT500よりGT3の方が押し出しが強く見えるのは、全幅の違い(GT500=1950mm、GT3=2030mm)が影響しているよう。
LEXUS GAZOO Racingのとなり、TOYOTA GAZOO Racingのレクサス寄りに展示してあったのは、18年ぶりのWRCに投入するヤリスWRCです。サービステント風のディスプレイ。
ミラーとそのステー形状、上腕二頭筋で力こぶを作っているように見えます。
ブックエンドを並べたようなリヤウイング。
側突安全性を高める目的の規定変更により、(16年までの規定に比べて)ワイドになったボディ。いちいちエグイですねぇ。
ヤリスWRCの近くには歴代WRCカー(TA64/ST165/ST185)が展示してありました。
WRC(世界ラリー選手権)のとなりはWEC(世界耐久選手権)。2016年のトヨタTS050ハイブリッドと、2012年のTS030ハイブリッドが搭載した3.4L・V8自然吸気エンジンが展示してありました。
2016年のWEC富士6時間で展示してあった車両と同じ個体ですが、「5」だったカーナンバーが富士で勝ったのにあやかって「6」に改められると同時に、ミラー&ステーの色も、白から赤に塗り替えられています。WEC富士のときと同様、乗車体験を実施。
エンジンは第5戦ブラジルで初優勝したときの個体で、吸気ファンネルを収めるボックスのふたには、ドライバーやエンジニアらのサインが認めてあります。この部分の写真を撮る人の比率、高かったように見受けました。
2016年のニュルブルクリンク24時間に参戦したC-HRレーシングも展示してありました。タイミングが悪く、開発責任者から話を伺うこと叶わず。宿題か。
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【東京オートサロン2017】レクサスRC F GT3 [モータースポーツ]
「東京オートサロン2017」一発目の発表イベントは、レクサスRC F GT3でした。
9時半から始まるお披露目待ち。
お披露目されました。
レクサスRC F GT3は、1月26日〜29日のデイトナ24時間で実戦デビュー。アメリカではIMSAのGTDクラスに2台が参戦します。日本ではLMcorsaからSUPER GT GT300に2台参戦します。ヨーロッパではブランパンGTシリーズを視野に入れているよう。
展示車両は1万キロ以上走行したテスト車両だそう。開発担当者には「こんなボロボロな状態で展示していいの?」という感想を持ったそうですが、そう聞いていても、傷んだ形跡があるようには見えませんでした。
Motor Fan illustrated Vol.124 走る歯車 (モーターファン別冊)で、レクサスRC F GT3の詳細を解説していることは前回のエントリーでお知らせしました。
誌面掲載のために撮影させていただいた車両はカスタマーにデリバリーする仕様ですので、東京オートサロン展示車両とは細部が一部異なります。わかりやすいところでは、A〜Cピラーの塗装色。展示車両はボディワークのカーボンに合わせて黒く塗装されています。
こちらは撮影車両。ピラーが白いですね。
Motor Fan illustrated Vol.124 走る歯車 (モーターファン別冊)では、エンジン単体やボンネットフードの下などもチラ見せしております。サスペンションが見えるかも……
http://www.facebook.com/serakota
9時半から始まるお披露目待ち。
お披露目されました。
レクサスRC F GT3は、1月26日〜29日のデイトナ24時間で実戦デビュー。アメリカではIMSAのGTDクラスに2台が参戦します。日本ではLMcorsaからSUPER GT GT300に2台参戦します。ヨーロッパではブランパンGTシリーズを視野に入れているよう。
展示車両は1万キロ以上走行したテスト車両だそう。開発担当者には「こんなボロボロな状態で展示していいの?」という感想を持ったそうですが、そう聞いていても、傷んだ形跡があるようには見えませんでした。
Motor Fan illustrated Vol.124 走る歯車 (モーターファン別冊)で、レクサスRC F GT3の詳細を解説していることは前回のエントリーでお知らせしました。
誌面掲載のために撮影させていただいた車両はカスタマーにデリバリーする仕様ですので、東京オートサロン展示車両とは細部が一部異なります。わかりやすいところでは、A〜Cピラーの塗装色。展示車両はボディワークのカーボンに合わせて黒く塗装されています。
こちらは撮影車両。ピラーが白いですね。
Motor Fan illustrated Vol.124 走る歯車 (モーターファン別冊)では、エンジン単体やボンネットフードの下などもチラ見せしております。サスペンションが見えるかも……
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レクサスRC F GT3 2017年モデルの詳細はこちら(告知) [モータースポーツ]
Motor Fan illustrated Vol.124 走る歯車 (モーターファン別冊)は1月14日土曜日に発売されます。
表紙はこちら。歯車です(説明が大ざっぱ)。
表紙の左隅には、特集とは別の記事のタイトルが並んでいます。
お気づきになりましたでしょうか。「レクサスRC F GT3 2017年モデル」と書いてあります。このクルマ、1月13日から始まる東京オートサロン(〜15日/幕張メッセ)のLEXUS GAZOO Racingブースで世界初公開される予定です。
誌面をお見せしたいところですが、見せてしまうと世界初公開時の楽しみがなくなってしまうので、デイトナ24時間(1月28日〜29日)に向けてテスト中の車両をご覧ください。
いろいろ目を引くクルマ、走っていますね。
誌面ではFIA GT3の概要に始まり、車両コンセプト、ベース車からの改造内容(エンジン/シャシー/空力/安全装備など)について、写真と図版をふんだんに掲載してまとめています。
オートサロンも誌面もお楽しみに。
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表紙はこちら。歯車です(説明が大ざっぱ)。
表紙の左隅には、特集とは別の記事のタイトルが並んでいます。
お気づきになりましたでしょうか。「レクサスRC F GT3 2017年モデル」と書いてあります。このクルマ、1月13日から始まる東京オートサロン(〜15日/幕張メッセ)のLEXUS GAZOO Racingブースで世界初公開される予定です。
誌面をお見せしたいところですが、見せてしまうと世界初公開時の楽しみがなくなってしまうので、デイトナ24時間(1月28日〜29日)に向けてテスト中の車両をご覧ください。
いろいろ目を引くクルマ、走っていますね。
誌面ではFIA GT3の概要に始まり、車両コンセプト、ベース車からの改造内容(エンジン/シャシー/空力/安全装備など)について、写真と図版をふんだんに掲載してまとめています。
オートサロンも誌面もお楽しみに。
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応用科学研究所と歯車 [クルマ]
昨年末の話ですが、Motor Fan illustrated Vol.124 走る歯車 (モーターファン別冊)の取材で公益財団法人 応用科学研究所(京都市左京区田中大堰町49)に行ってきました。京都大学名誉教授の久保愛三先生に歯車についてのお話を伺うためです。
応用科学研究所は大正6年(1917年)に創設された青柳研究所が前身で、各種金属材料の表面改質加工技術や金属材料の新評価法の開発に取り組んでいます。
2014年12月、敷地の一角に機械基盤研究施設 森記念研究棟ができて稼動を始めました。この施設のボスを務めるのが、応用科学研究所の常務理事でもある久保先生というわけです。
1階玄関ホールに自動車用エンジンのバルブと白熱電球、電源整流器が展示してあります。森記念研究棟を建設する際、取り壊した古い倉庫から見つかったそう。いずれも研究課題のひとつで、白熱電球はタングステンフィラメントを使用。バルブはチタン材で、1981年頃にこの研究所でプラズマ窒化処理の試作が行われていたそうです。
機械加工室を案内していただきました。DMG MORI製の5軸マシニングセンター(DMU 125 FD duoBLOCK)が設置してあります。森記念研究棟の「森」はDMG森精機の「森」です。
大きな歯車から小さな歯車(の一部)まで、いろんな歯車が並んでいました。
大きな歯車を作って試験したり検査したりするのは大変なので、5軸マシニングセンターで一部分だけ製作。扱いが楽になって、能率が上がります。なぜだか、好物のチョコレートに見えてしまいますが……。
検査室では、非接触でミクロン単位の3D形状計測ができる装置(ニコンHN-C3030P)などを見せていただきました。
開発中の歯車です。
京大名誉教授に個人授業をつけていただいたようなもので、これぞ役得な一日でした。一夜漬けの付け焼き刃をした甲斐があったような気もしております(気のせいか……)。
ともかく、自動車に用いられる歯車のイロハと最新事例はこちら↓
http://www.facebook.com/serakota
応用科学研究所は大正6年(1917年)に創設された青柳研究所が前身で、各種金属材料の表面改質加工技術や金属材料の新評価法の開発に取り組んでいます。
2014年12月、敷地の一角に機械基盤研究施設 森記念研究棟ができて稼動を始めました。この施設のボスを務めるのが、応用科学研究所の常務理事でもある久保先生というわけです。
1階玄関ホールに自動車用エンジンのバルブと白熱電球、電源整流器が展示してあります。森記念研究棟を建設する際、取り壊した古い倉庫から見つかったそう。いずれも研究課題のひとつで、白熱電球はタングステンフィラメントを使用。バルブはチタン材で、1981年頃にこの研究所でプラズマ窒化処理の試作が行われていたそうです。
機械加工室を案内していただきました。DMG MORI製の5軸マシニングセンター(DMU 125 FD duoBLOCK)が設置してあります。森記念研究棟の「森」はDMG森精機の「森」です。
大きな歯車から小さな歯車(の一部)まで、いろんな歯車が並んでいました。
大きな歯車を作って試験したり検査したりするのは大変なので、5軸マシニングセンターで一部分だけ製作。扱いが楽になって、能率が上がります。なぜだか、好物のチョコレートに見えてしまいますが……。
検査室では、非接触でミクロン単位の3D形状計測ができる装置(ニコンHN-C3030P)などを見せていただきました。
開発中の歯車です。
京大名誉教授に個人授業をつけていただいたようなもので、これぞ役得な一日でした。一夜漬けの付け焼き刃をした甲斐があったような気もしております(気のせいか……)。
ともかく、自動車に用いられる歯車のイロハと最新事例はこちら↓
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トヨタ・タンクちょい乗り [クルマ]
目を引くボディカラーです(マゼンタベリーマイカメタリック)。1.0L・直3自然吸気(NA)エンジンを積んだパッソに乗ったときも「これで十分」と思いましたが、タンク・カスタムG-T(車両本体196万5600円)は1.0L・直3ターボを積んでいますので、十二分です(乗り回したのは12月下旬)。
過給機付きであるかどうかはともかく、低回転域からトルクがあると運転が楽です。高回転まで回す必要がないので、音も(相対的に)静か。
エンジンコンパートメントの前後長を切り詰めるためでしょうか。ラジエターはトランスミッション(CVT)側にオフセットして配置。インタークーラーはエンジンに載っていますが、これも前後長を詰めるためでしょうか。
インタークーラーの冷却エアはグリルの開口部から取り込みます(矢印)。
ボンネットフード裏のダクトを通してインタークーラーに導く構造(矢印)。
バックドアやリヤバンパーコーナーなどは樹脂製。両側パワースライドドアはリモコンで開閉が可能です。
燃料タンクも樹脂製。リヤサスペンションはトーションビーム。ターボ仕様はアンチロールバーを備えます。
ディーラーオプションの9インチナビが28万5444円なのにはひるみましたが、収納スペース面で至れり尽くせりの室内です。ナビの下にiPhoneが入ったままですが、試乗中、何度も置き忘れました(何度取りに戻ったことか)。収まりがよすぎるせい? と、責任転嫁。前席に限っていえば、シートサイズは十分です。
パッソも良かったけど、タンクはタンクでいいですねぇ。
ちなみにパッソ↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2016-07-22
http://www.facebook.com/serakota
過給機付きであるかどうかはともかく、低回転域からトルクがあると運転が楽です。高回転まで回す必要がないので、音も(相対的に)静か。
エンジンコンパートメントの前後長を切り詰めるためでしょうか。ラジエターはトランスミッション(CVT)側にオフセットして配置。インタークーラーはエンジンに載っていますが、これも前後長を詰めるためでしょうか。
インタークーラーの冷却エアはグリルの開口部から取り込みます(矢印)。
ボンネットフード裏のダクトを通してインタークーラーに導く構造(矢印)。
バックドアやリヤバンパーコーナーなどは樹脂製。両側パワースライドドアはリモコンで開閉が可能です。
燃料タンクも樹脂製。リヤサスペンションはトーションビーム。ターボ仕様はアンチロールバーを備えます。
ディーラーオプションの9インチナビが28万5444円なのにはひるみましたが、収納スペース面で至れり尽くせりの室内です。ナビの下にiPhoneが入ったままですが、試乗中、何度も置き忘れました(何度取りに戻ったことか)。収まりがよすぎるせい? と、責任転嫁。前席に限っていえば、シートサイズは十分です。
パッソも良かったけど、タンクはタンクでいいですねぇ。
ちなみにパッソ↓
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仕事はじめ2017 [その他]
あけましておめでとうございます。
「仕事はじめ」シリーズを振り返ってみたのですが、過去のエントリーを見たら、毎年過去を振り返っていました。進歩なし。例年どおり、取り立てて報告すべきニュースはありません。仕事は始まっているというか、終わっていないというか……。
おみくじはまだ引いていません。何はともあれ、今年もよろしくお願いいたします。
追記
おみくじ引きました(1月7日)。「吉」でした。
絵馬に住所・氏名がきっちり書いてあると、他人事ながら心配になります……。
http://www.facebook.com/serakota
「仕事はじめ」シリーズを振り返ってみたのですが、過去のエントリーを見たら、毎年過去を振り返っていました。進歩なし。例年どおり、取り立てて報告すべきニュースはありません。仕事は始まっているというか、終わっていないというか……。
おみくじはまだ引いていません。何はともあれ、今年もよろしくお願いいたします。
追記
おみくじ引きました(1月7日)。「吉」でした。
絵馬に住所・氏名がきっちり書いてあると、他人事ながら心配になります……。
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