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VWゴルフ・カブリオレ [クルマ]

先代までとの顕著な違いは、前後席の間にあったロールオーバー構造がないこと。「車体のロール角が一定以上になり横転の危険を感知すると、後席ヘッドレスト背後に内蔵された2本のバーが0.25秒以内に」飛び出すので、必要がなくなったわけです。

それにしても、真面目なオープンカー。

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オープンカーってちょっとした「くずし」「あそび」の世界だと思うのですが、ゴルフ・カブリオレと対面すると、きっちりスーツ着てネクタイ締めて、髪を七三にセットした人がやってきて、「さあ、遊びますか」と誘われているような感じ。あ、遊んでいいんですか? と戸惑いながらクルマに乗り込みます。

「細かいことがたがた言うんじゃねぇ、がたがた言っているけど」みたいなイメージが、かつてのオープンカーにはありました(個人的に)。でもフォルクスワーゲンが作るオープンカーは許しません。がたがた言いません。風の巻き込みも最小限で、100km/hまで、前席の乗員とフツーに会話できることは確認しました。225/45-17の偏平タイヤと大径ホイールの組み合わせですが、ファッションに終わらせず、意味のある組み合わせにまとめています。オープンなのに、ウチのクルマ(TSIトレンドライン)よりはるかに速い。しかも、快適。音も静か。オープンなのに。

空が近い、と感じる前に、ルームミラーが小さくなった、と気づいてしまうのは、現ゴルフオーナーだから?

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ソフトトップの開閉が速い(油圧作動音しますが、静か。開けるのに9.5秒。閉じるのに11秒。30km/h以下なら走行中に開閉可能)のは、使い勝手の面で好印象。もちろんワンタッチ。まず、Aピラーのラッチを外して……などという面倒な作業は必要ありません。

オープンにしたときのソフトトップの収まりに、付け入る隙はありません。

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クローズドにしたときの佇まいもいいですね。ネクタイ締めるのが前提のスーツでネクタイ外しただけ、みたいな中途半端さがなくて、真面目なりにくずしの美学を貫いているよう。

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屋根が開いたり閉じたりすることに対して、真面目に取り組んだ1台。開いたり閉じたりするから……と言い訳はせず、走りも快適性面もきっちりまとめていて、ゴルフ(の上級グレード)らしさを継承。いいクルマですね。


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