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【ル・マン24h2023】水素エンジン搭載のリジェJS2 RH2 [モータースポーツ]

リジェは6月8日にル・マン24時間レースの開催地で水素エンジンを搭載したサーキット走行専用車、JS2 RH2を発表しました。

エンジニアリング・サービス・プロバイダーのボッシュ・エンジニアリングとの共同開発です。

RH2_1.jpg

第一報はこちら↓

【ル・マン24h2023】リジェ×ボッシュの水素エンジン車
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2023-05-11

公式資料によると、全長×全幅×全高は4500×1950×1150mm、ホイールベースは2760mmで、車両重量は1450kg。

第一報では、もともと車両ミッドに積んでいる3.7L・V6自然吸気エンジンを水素エンジン化とお伝えしましたが、量産ベースの3.0L・V6ツインターボと発表されています。

最高出力は420kW(570ps)、最大トルクは650Nmを発生。最高速は280km/h。

トランスミッションは8速DCTです。

RH2_2.jpg

700MPaの高圧水素タンク(タイプ4)はノルウェーのヘキサゴン・プルス(Hexagon Purus)製。

容量52Lのタンクを3本搭載しています。総容量は156Lで、気体水素の搭載量は6.3kg。

燃料電池車のトヨタMIRAIは大(64L)、中(52L)、小(25L)3タイプ3本の高圧水素タンクを搭載しています。

JS2 RH2はMIRAIの中タンク相当を3本積んでいることになります。

RH2_3.jpg

2022年までの気体水素カローラは、MIRAIの中サイズを2本、中をベースに短くしたタンクを2本の軽4本のタンクを搭載し、総容量は180Lでした。

富士スピードウェイでは1充填あたり12周していたので、1充填あたりの航続距離は約55km。

JS2 RH2のタンク容量は気体水素カローラの86.7%。2倍超の最高出力を発生することを考えると、あっという間に使い切ってしまいそうですね。

RH2_4.jpg

ともかく、興味深い取り組みです。

https://www.facebook.com/serakota/

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