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幻のNISMO GT-R(SUPER GT)用電動パワーステアリング@東京モーターショー2013 [モータースポーツ]

収穫ありました。ニスモが電動パワーステアリング(EPS)を開発しているフシはありましたが、こんなところでお目にかかれるとは。JTEKT(ジェイテクト)製です。

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SUPER GT GT500クラスには日産、トヨタ(レクサス)、ホンダの3社(3車)が参戦していますが、レクサスSC430とホンダHSVはEPSを採用(いずれもKYB製)。日産/ニスモのGT-Rだけ油圧パワーステアリングでした。

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ニスモは1990年代にEPSを検討した経緯があったのですが、当時は導入を見送っていました。3車のステアリングシステムはMotor Fan illustrated Vol.56でまとめています。



ちなみに、MFiテクニカルセミナー『最新トランスミッションの開発』は東京モーターショー会場・会議棟で11月23日(土)に開催。詳細はこちら↓
https://ssl.sans-inc.net/input_form/motorfan/reg1_pc.php

油圧の場合、ポンプの駆動にエンジンの出力が(2〜3馬力ですが)食われてしまいます。それを嫌ってEPSを採用するのが、競争のあるカテゴリーではトレンド。トヨタとホンダ(は広い意味で)コラムアシスト式ですが、ニスモが選択したのはピニオンアシスト式です。

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2014年にDTMと共通項の多いレギュレーションに変わることがなければ、ニスモのマシンにもEPSが導入されていたことでしょう。しかし、2014年新規定は共通の油圧パワステを採用する決まりのため、ニスモとJTEKTが開発したEPSは活躍の場を失ってしまいました。だから、公開が許されたというわけです。

GT500車両に対応できるシステムなら他のカテゴリーでも不足はないはず。活躍の場が見つかるといいですね。

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http://www.facebook.com/serakota

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