SSブログ

三菱デリカD:5ディーゼルエンジン搭載車 [クルマ]

発売は2007年1月ですから、もう6年経つんですね。その年のフランクフルトショーや東京モーターショーに展示された新開発のディーゼルエンジンが、2.2L・直4の4N14型です。ようやく載りました。

DSCN8811.JPG

2006年に開発が始まったこのエンジン、開発中に話をうかがった際は吸気側に可変バルブタイミング&リフト機構を備え、ターボチャージャーはタービン側だけでなくコンプレッサー側にも可変ベーンを持つ可変ディフューザーターボを備えていましたが、今回デリカD:5に投入された仕様は、どちらも備えていないよう。つまり、吸気バルブタイミングは固定(低速側重視)、ターボはタービン側のみ可変だそう。

DSCN8864.JPG

出力は必要ないから、ということらしいですが、組み合わせる6速ATの許容トルク容量との兼ね合いもありそう(それにコストも)。ちなみに最大トルク/最高出力は、360Nm/1500-2750rpm、109kW/3500rpmです。コモンレールシステムはデンソー製。ソレノイド式インジェクターの最大噴射圧は2000bar。

DSCN8859.jpg

発表当時に「14.9」の圧縮比を聞いたときには「低!」と思ったのですが、マツダのスカイアクティブDが「14.0」を実用化してしまったので、数字上のインパクトは低い。乗った印象も同様。

「ディーゼルターボに力があるのは承知していたけど、こんなにひゅんひゅん回って気持ち良かったっけ」と衝撃を覚えたのがスカイアクティブDなら(しかも燃費がいい)、三菱の4N14型は、「そうそう、ディーゼルってこんなだった」という感じ。アイドリング時(停止時のストップ機構はついていません)はもちろんのこと、低速走行時も高速走行時も、ディーゼルらしいサウンドは耳に届きます。

これはこれで、不満があるわけではありません。そろーっとアクセルペダルを踏んだときにも力がもりもり沸き上がってくる感じが欲しくはありますし、6速ATのタイト感もあと少し欲しいところですが、思いっきり踏み込んだときの加速は強烈です。街中も高速道路も、多人数乗車もストレスフリー。

DSCN8817.JPG

300km強をドライブした際の平均燃費は12.7km/Lでした(平均速度のチェック失念しました。50〜60km/hの間です)。車重が違う(CX-5=1590kg、D:5=1910kg)のでダイレクトに比較はできませんが、もう少し伸びてくれるとうれしい。レッドゾーンは4000rpm、100km/h走行時のエンジン回転数は1800rpm付近でした。

DSCN8871.JPG

参考までに、マツダCX-5スカイアクティブD2.2搭載車のエントリーはこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2012-04-24

インタークーラーは前面の一等地にあります(が、一部がナンバープレートのかげに隠れています)。

DSCN8888.JPG

エンジンの話からはそれますが、あちこちの駐車場に後ろ向きに止めた際、塀やフェンスが邪魔をしてテールゲートが一部しか開かず、「あっ!」と思ったことがたびたびありました。後ろに余裕を持たせて止めるにも、全長が長め(4730mm)なのでなかなか厳しい。D:5の場合、前向き駐車が基本なのでしょう(か)。

DSCN8874.JPG

http://www.facebook.com/serakota

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント