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ダチア、イギリス上陸 [クルマ]

F1イギリスGPのプレビューが掲載された英AUTOSPORT誌をめくっていたら、ダチア(Dacia)の広告が目に付きました。

「こんにちは。ダチアです。クルマを作っています。軽薄さよりも機能を大切にします」の一文で始まるレター形式の広告です。クルマに必要な機能を質を落とさずに設計したシンプルなクルマで、そのシンプルな考えが見た目にも表現されている、といった内容。

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手紙の載ったページをめくると、イギリスに上陸する最初のモデルであるダスター(Duster)の写真が現れます。Clever design, Solidly builtとあります。価格は8995ポンド(約111万円)から。

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ルノー傘下に入ったルーマニアのブランドを、ルノーが低価格ブランド(だけど安っぽくない)としてヨーロッパで定着させようとしている様子。拡大戦略の一環として、イギリスに上陸するのでしょう。

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フランスではちょくちょく見かけましたが、昨年、イタリアでも見かけました(ヨソの国から走ってきたのかな?)。過剰なパワーや華美な装飾も好きですが、機能に徹したシンプルなクルマも好きです。カチッとしていながらどこか崩れているようなルックスも好み。なので、ついついカメラを向けてしまいます……。

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旧日産エクストレイルのプラットフォームを基本的には流用しているものの、4WD仕様のマルチリンクリヤサスペンションをヨーロッパの工場で生産しようとしたところ、日本で作るよりもコスト高になることが判明。そこで専用に設計することになったのですが、そのリヤサスの設計にあたったのが日本人女性エンジニアで、現在はルノー・スポールF1で2014年に投入する1.6L・V6直噴ターボの構造解析に携わっている。というエピソードも、個人的にダスターを注視してしまう理由。

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(素材:Renault)

コストを抑えているとはいえ、ルノーが「足」に関して手を抜くとは思えず、だからこそどんな仕上がりなのか(足だけでなくクルマ全体として)、とても気になります。それにダスターのようなブランド戦略、日本でもウケるような気がするのですが。

http://www.facebook.com/serakota

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