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マツダRT24-Pのエンジンなど [モータースポーツ]

マツダRT24-Pの55号車は、2021年のデイトナ24時間で総合3位に入りました。

スタート前につまずいて一時は3周遅れになったものの挽回し、終盤は総合優勝まで視野に入れるポジションを走ったのですから、レースは最後までわからないものです。

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マツダRT24-Pについても2018年のデイトナ24時間で取材しています。

ヨースト・レーシングとパートナーを組んだ最初の年でした(現在はマルチマチックがパートナー)。

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ライリー/マルチマチック(現マルチマチック)のLMP2シャシーをベースに、エンジンを載せ替え、魂動デザインを取り入れたボディワークを被せています。

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エンジンはイギリスAER(Advancer Engine Research)製。

2.0L・直4直噴ターボです。

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マツダRT24-Pの技術解説は、前エントリーのアキュラARX-05と同様、『Motorsportのテクノロジー 2018 - 2019 [ モーターファンイラストレーテッド 特別編集 ] (モーターファン別冊)』で解説しています。

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アキュラARX-05 DPiのエンジンなど [モータースポーツ]

2021年のデイトナ24時間は、アキュラARX-05 DPiが総合優勝を果たしました。

2018年にデビューしたARX-05にとって、デイトナ24時間初優勝です(というか、アキュラがデイトナで勝つのは30年ぶり。ただし、91年はクラス優勝)。

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ARX-05については、2018年のデイトナ24時間で取材しております。

当時はコンチネンタル製タイヤを履いていました(現在はミシュラン)。チームの構成も現在とは異なります(写真はチーム・ペンスキー)。

DPi(デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル)規定のARX-05は、LMP2規定に合わせて設計されたオレカ07をベースに、エンジンを載せ替え、独自のボディワークを被せています。

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エンジンは量産J系がベースで、排気量3.5LのV6直噴ツインターボを搭載。

Vバンク角は60度です。

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オレカ07は共通エンジンである4.2L・V8自然吸気の搭載を前提に設計されています。

ターボエンジンに載せ替えるにあたっては、「熱交換器に充分なクーリングエアを送り込むことが最大のチャレンジだった」と開発にあたったエンジニアは説明していました。

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Xトラック製6速ギヤボックスはオレカ07用をそのまま使用。

エンジン側に位置するベルハウジングは専用品です。

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アキュラARX-05の技術解説は『Motorsportのテクノロジー 2018 - 2019 [ モーターファンイラストレーテッド 特別編集 ] (モーターファン別冊)』に掲載しています。

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