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F1コミッション・ミーティング2021 [F1]

将来のレギュレーションなどについて意思決定を行うF1コミッション・ミーティングが2月11日にオンラインで開催され、いくつかのレギュレーション変更について話し合われました。

話し合われたテーマの一部を取り上げます。

カレンダー
2021年の開催カレンダーは5月2日決勝の第3戦が「未定」の状態でしたが、ポルティマオ(ポルトガル)で開催する方針が固まりました。

開幕戦はバーレーン(3月28日)、第2戦はイモラ(イタリア/4月18日)、第4戦はスペイン(バルセロナ/5月9日)です。

タイヤテスト
2022年のテクニカルレギュレーション変更にともなって18インチタイヤ(現在は13インチ)が導入されることになります。

その準備のためのテスト日数は25日に決まっていましたが「30日に増やしてほしい」と、タイヤを供給するピレリからリクエストがあり、全会一致で認められました。

Pirelli_18in_tyre.jpg

パワーユニット
エンジンの開発は2022年の開始時点で凍結されることが全会一致で決まりました。

レッドブルとアルファタウリにパワーユニットを供給するホンダは2021年シーズン限りでの撤退を表明していますが、態勢を整えることができれば、2022年以降も、2021年までに開発されたパワーユニットを使うことが可能になります。

開発が凍結されるので、他マニュファクチャラー製パワーユニットとの差が広がることは(レギュレーションの理念を尊重すれば)ありません。

新しいパワーユニットは2025年に導入されますので、2024年までは使い続けることができます。

Honda_RA618H.jpg

2025年のパワーユニットは、「環境的に持続可能」であり、「社会にとっても自動車にとっても意味のある」もので、「完全に持続可能な燃料」であり、「パワフルかつエモーショナル」で、「大幅にコスト低減」ができ、「新しいパワーユニットマニュファクチャラーにとって魅力的」であることとする目標が定められました。

新しい予選形式
ファンの関心を高めるために革新的な方法が必要だというアイデアについては全チームが同意しており、新しい予選形式の導入について議論されました。

金曜日に予選→土曜日スプリントレースのグリッド決定→土曜日スプリントレース実施→日曜日決勝レースのグリッド決定→日曜日決勝レース、という流れでしょうか。

今回のミーティングでは結論は出ず、最終決定は2021年シーズンの開幕までに持ち越されることになりました。

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