25台限定の「ゴードン・マレーT.50sニキ・ラウダ」 [クルマ]
ニキ・ラウダの誕生日(2月22日)に発表されました。
ゴードン・マレーがブラバムでテクニカルディレクターを務めていた1978年と79年、ラウダはブラバムで走り、マレーのチームメイトであり友人でした。
そのラウダへのトリビュートが「T.50s(ティー・フィフティ・エス)ニキ・ラウダ」です。
ゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)は2020年にT.50を発表しています。
ゴードン・マレーのT.50発表↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-08-06
マレーは、「T.50sはT.50の派生モデルではない」旨の説明をしています。並行して開発を進めたモデルだと。
ボディパネルは一切共用していないそう。
T.50が「ベスト・ロードカー」なら、T.50sは「サーキットで真価を発揮するベストドライバーズカー」の位置づけ。
NIKI LAUDAのロゴが入ったセントラルフィン(シャークフィン)は、ヨー・スタビリティの向上に寄与すると説明しています。
T.50の特徴的な装備だった直径400mmのファン(ブラバムBT46Bの技術を引用)はそのまま受け継いでいます。
T.50では6種類のエアロモードを設定していますが、T.50sはそのうちの1つ、ハイダウンフォースモードのみが機能します。
最大1900kgのダウンフォースを発生できるポテンシャルを確認したものの、アマチュアドライバーでも扱えるようにと、1500kgに抑えたそう(ま、それでも1500kg)ですが。
ちなみに、車重はT.50より134kg軽い852kg。
コスワース製の3.9L・V12自然吸気エンジンはT.50sに合わせて仕様が変更されており、T.50プラス48PSの711PSを発生。最高回転数は変わらず、12100rpmです。
圧縮比が15:1なのも驚き(T.50は14:1)。
フロントスプリッターはLMP1スタイルです。
ダイブプレーン(カナード)の内側にバーチカルダクトが設けてあります。これはフロントタイヤが発生させる乱流を制御してドラッグを抑える、エアカーテンを生成する役割を担っています。
デルタ形状のリヤウイング(幅1758mm)はブラバムBT52(1983年)のフロントウイングからインスパイアされたもの。
ドライバーがセンターに座ることに、変わりはありません。
T.50は6速MTを備えていましたが、T.50sはパドルシフトです(T.50と同様にXトラック製)。
T.50はドライバーズシートの左右後方にパッセンジャーズシートを備えていましたが、T.50sは左後方のみ標準(レス仕様の選択も可)。T.50では右側パッセンジャーのフットスペースにあたる位置にスイッチパネルが設置されています。
生産される25台(310万ポンド、税別)はシャシーナンバーに加え、マレーの車両がグランプリで勝利したサーキットの名称があてがわれます。
シャシーナンバー01は「01 1974 KYALAMI」、06は「06 1980 IMOLA」といった具合。
個人的には、「21 1988 SUZUKA」が気になりますね。オーナーには、それぞれのレースについて記した特別制作本が贈呈されるそう。
https://www.facebook.com/serakota/
ゴードン・マレーがブラバムでテクニカルディレクターを務めていた1978年と79年、ラウダはブラバムで走り、マレーのチームメイトであり友人でした。
そのラウダへのトリビュートが「T.50s(ティー・フィフティ・エス)ニキ・ラウダ」です。
ゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)は2020年にT.50を発表しています。
ゴードン・マレーのT.50発表↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-08-06
マレーは、「T.50sはT.50の派生モデルではない」旨の説明をしています。並行して開発を進めたモデルだと。
ボディパネルは一切共用していないそう。
T.50が「ベスト・ロードカー」なら、T.50sは「サーキットで真価を発揮するベストドライバーズカー」の位置づけ。
NIKI LAUDAのロゴが入ったセントラルフィン(シャークフィン)は、ヨー・スタビリティの向上に寄与すると説明しています。
T.50の特徴的な装備だった直径400mmのファン(ブラバムBT46Bの技術を引用)はそのまま受け継いでいます。
T.50では6種類のエアロモードを設定していますが、T.50sはそのうちの1つ、ハイダウンフォースモードのみが機能します。
最大1900kgのダウンフォースを発生できるポテンシャルを確認したものの、アマチュアドライバーでも扱えるようにと、1500kgに抑えたそう(ま、それでも1500kg)ですが。
ちなみに、車重はT.50より134kg軽い852kg。
コスワース製の3.9L・V12自然吸気エンジンはT.50sに合わせて仕様が変更されており、T.50プラス48PSの711PSを発生。最高回転数は変わらず、12100rpmです。
圧縮比が15:1なのも驚き(T.50は14:1)。
フロントスプリッターはLMP1スタイルです。
ダイブプレーン(カナード)の内側にバーチカルダクトが設けてあります。これはフロントタイヤが発生させる乱流を制御してドラッグを抑える、エアカーテンを生成する役割を担っています。
デルタ形状のリヤウイング(幅1758mm)はブラバムBT52(1983年)のフロントウイングからインスパイアされたもの。
ドライバーがセンターに座ることに、変わりはありません。
T.50は6速MTを備えていましたが、T.50sはパドルシフトです(T.50と同様にXトラック製)。
T.50はドライバーズシートの左右後方にパッセンジャーズシートを備えていましたが、T.50sは左後方のみ標準(レス仕様の選択も可)。T.50では右側パッセンジャーのフットスペースにあたる位置にスイッチパネルが設置されています。
生産される25台(310万ポンド、税別)はシャシーナンバーに加え、マレーの車両がグランプリで勝利したサーキットの名称があてがわれます。
シャシーナンバー01は「01 1974 KYALAMI」、06は「06 1980 IMOLA」といった具合。
個人的には、「21 1988 SUZUKA」が気になりますね。オーナーには、それぞれのレースについて記した特別制作本が贈呈されるそう。
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