新型スバル・インプレッサのFB20エンジン [クルマ]
スバルの新型「インプレッサ」です。
エンジンはFB20型の2.0L・水平対向4気筒と、FB16型の1.6L・水平対向4気筒が設定されています。どちらも先代インプレッサに設定されていた型式です。が、2.0L版は大幅に設計が見直されています。
「約80%の部品の設計を見直すと共に、従来型比約12kgの軽量化を実現」とスバルは説明しています。開発担当エンジニアから説明を聞くまでは、「ポート噴射(PFI)が直噴(DI)になったのね」くらいに思っていたのですが、とんでもない。まったくの別物でした。
Subaru FB20(DI)
Subaru FB20(PFI)
新型インプレッサが搭載するDI版は、アルミだったロッカーカバーを樹脂に変更することで、左右合わせて0.5kg軽量化。同時に、カバー中央部に固定点を追加することで静音化を図っています。
Subaru FB20(DI)
Subaru FB20(PFI)
水平対向エンジンといえば、薄いクランクウェブが特徴です。下の写真左はFBの前身にあたるEJ型のクランクシャフト。
Subaru EJ / FB20(PFI)
DI版ではクランクウェブの肉を盗むことでも軽量化を図っています。
Subaru FB20(DI)
燃料と空気の混ざり方を強化するためのTGV(タンブル・ジェネレーション・バルブ)はPFI版にもついていましたが、位置を変更。PFI版では燃焼室内側をふさぐ構造でしたが、DI版は外側をふさいでいます。この方が、燃料と空気がよく混ざるのだそう。
EJのピストンはバルブリセスがあるのみで基本的にはフラットですが、PFI版のピストン冠面はタンブルを受け止め巻き上げるためのくぼみがあります。
Subaru EJ / FB20(PFI)
FB20のDI版にもくぼみはありますが、外側の浅いくぼみは空気の渦を巻き上げるのが目的。中央の小さく深いくぼみはインジェクターが噴いた燃料を巻き上げる狙い。それぞれ逆向きに回転。
Subaru FB20(DI)
ヘッド側も見てみましょう。
Subaru FB20(DI)
Subaru FB20(PFI)
FB20 PFI版のエキゾーストマニフォールドは4-1レイアウトでしたが、DI版はBRZが搭載するFA20と同じ4-2-1レイアウトになっています。テールパイプ
性能を取りにいって等長レイアウトを採用した結果、不等長だから発生していたボクサーサウンドを捨てる決断をスバルはしたわけです。2002年のことでした。個性が消えたのをさびしく思っているのは、外野だけではないようです。
http://www.facebook.com/serakota
エンジンはFB20型の2.0L・水平対向4気筒と、FB16型の1.6L・水平対向4気筒が設定されています。どちらも先代インプレッサに設定されていた型式です。が、2.0L版は大幅に設計が見直されています。
「約80%の部品の設計を見直すと共に、従来型比約12kgの軽量化を実現」とスバルは説明しています。開発担当エンジニアから説明を聞くまでは、「ポート噴射(PFI)が直噴(DI)になったのね」くらいに思っていたのですが、とんでもない。まったくの別物でした。
Subaru FB20(DI)
Subaru FB20(PFI)
新型インプレッサが搭載するDI版は、アルミだったロッカーカバーを樹脂に変更することで、左右合わせて0.5kg軽量化。同時に、カバー中央部に固定点を追加することで静音化を図っています。
Subaru FB20(DI)
Subaru FB20(PFI)
水平対向エンジンといえば、薄いクランクウェブが特徴です。下の写真左はFBの前身にあたるEJ型のクランクシャフト。
Subaru EJ / FB20(PFI)
DI版ではクランクウェブの肉を盗むことでも軽量化を図っています。
Subaru FB20(DI)
燃料と空気の混ざり方を強化するためのTGV(タンブル・ジェネレーション・バルブ)はPFI版にもついていましたが、位置を変更。PFI版では燃焼室内側をふさぐ構造でしたが、DI版は外側をふさいでいます。この方が、燃料と空気がよく混ざるのだそう。
EJのピストンはバルブリセスがあるのみで基本的にはフラットですが、PFI版のピストン冠面はタンブルを受け止め巻き上げるためのくぼみがあります。
Subaru EJ / FB20(PFI)
FB20のDI版にもくぼみはありますが、外側の浅いくぼみは空気の渦を巻き上げるのが目的。中央の小さく深いくぼみはインジェクターが噴いた燃料を巻き上げる狙い。それぞれ逆向きに回転。
Subaru FB20(DI)
ヘッド側も見てみましょう。
Subaru FB20(DI)
Subaru FB20(PFI)
FB20 PFI版のエキゾーストマニフォールドは4-1レイアウトでしたが、DI版はBRZが搭載するFA20と同じ4-2-1レイアウトになっています。テールパイプ
性能を取りにいって等長レイアウトを採用した結果、不等長だから発生していたボクサーサウンドを捨てる決断をスバルはしたわけです。2002年のことでした。個性が消えたのをさびしく思っているのは、外野だけではないようです。
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