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F1バルセロナテスト雑感その2 [F1]

バルセロナテスト最終日は雨でした。しかも寒い。外にいることが苦痛ですらありました。そのせいか、人出もいまひとつ。

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バルセロナテストでの楽しみのひとつは、ピット上からマシンを見下ろせることです。身を乗り出して眺めるのはちょっとばかり怖いのですが、見られるモノを考えれば辛抱できるというものです。

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バルセロナテストで発表になったウィリアムズFW35を眺めてみましょう。

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コアンダ効果を狙ったテールパイプのガイド部に特徴があります。一部をアーチ状に結んでいますね(逃げられるかどうかわかりませんが、規則の逃げを狙って中央部にスリットが切ってあります)。空力的な効果を狙っているのでしょうが、サスペンションアームが幅広なのも目を引きます。

コアンダ効果で排気はフロアに降りていくのでしょう。ところが、サスペンションアームにサーモラベルが貼っていあるところを見ると、排気の影響を確認しているように見受けられます。排気の効果を見極めようとしているのか、それとも悪影響がないかどうか確かめているのか、気になりますね。

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ウィリアムズFW35もフロントウィング多翼化のトレンドに乗っています。どこまで細分化するつもりでしょうか。

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ついでにメルセデスAMGのフロントウィングも見ておきましょう。やはり多翼化しています。ノーズの両脇に細身のフィンがついていますが、上から眺めるとそこそこの幅を持っていることがわかります。効果は少し、らしいですが、これを見ると「少し」ではなさそうです。

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ザウバーC32を見てみましょう。

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サイドポンツーンの幅が狭くなっていることが、真上から眺めるとよくわかります。○の中の|のぶんだけスリムになっています。フロアの幅は1400mmです。

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2012年のC31でも採用していましたが、ノーズとモノコックのつなぎ目上面にスリットを設けているのが特徴です。ノーズ下面に漂う流れの遅い空気を、ここから引き抜くのでしょう。すると、下面の境界層が減って、ドラッグが減る──という効果を狙っているのでしょうか。

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