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F1エンジン技術者×レクサスGSハイブリッド [クルマ]

感極まって先にツイートしましたが、レクサスGSハイブリッドが搭載するハイブリッドシステムの開発責任者は、かつてTMG(Toyota Motorsport GmbH)でF1エンジンの開発に携わった(もっとさかのぼるとCARTのエンジンやTS010の3.5L・V10などの開発にも関与)人物です。

「モード燃費も大切ですが、気持ち良く走っていただきたい。そこを心がけました」との説明に、「おぉ、それは楽しみ」とハイブリッドシステムを積んだGS450hのドライブに気分が高揚しましたが、発売は3月19日。ゆえに試乗はお預けです。

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F1エンジンの開発経験がハイブリッドシステムの開発のどこにどんな風に役立ったかとたずねると、「開発のサイクルですね」と即答。短いスパンで結果が求められるF1の開発手法を持ち込むことで、短期間に成果を出すことができたそう。

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そんなこんな、思い出話を含めてハイブリッドシステムに関する話をたんまり聞いての試乗だったので、興奮しすぎて気もそぞろ。まずはエンジンを効率良く仕立て、燃費率の高いゾーンを作ると同時に領域を広げ、できるだけその、燃費のいい領域(負荷とエンジン回転数の関係で示される、いわゆる「燃費の目玉」)内でエンジンを運転するように制御するのがキモ。であることは、プリウスなど、トヨタ/レクサスの他のハイブリッド車と変わりはありません。

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コンベンショナルなエンジンの話もしておくと、2.5L・V6直噴も、3.5L・V6直噴&ポート噴射併用も、トヨタ86/スバルBRZにも採用されたサウンドジェネレーター(スバルの呼称では「サウンドクリエイター」)を搭載していました。吸気脈動を利用して蛇腹状のダンパーを共振させる、吸気サウンド増幅装置です。やはり、ギミックだとばかにしたものではありません。低速段に落としてアクセルペダルを深く踏み込んだときのサウンド、たまりませんね。とくに、2.5Lの甲高い音がいい(力も十二分)。

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たびたびブログ内で告白しているように、根が快楽志向なものですから、この手の仕掛け、大好きです。となるとやっぱり、スポーティな指向の「F SPORT」に目が行ってしまいます。大径ホイール+偏平タイヤの組み合わせですが、パワートレーン系とパワーステアリング、ダンパーをハードな方向に統合制御する「SPORT +」を選択しても、「これデフォルトでいいじゃないの?」という感想を持ちました。

脚が締まるので、「ECO」「NORMAL」「SPORT」で感じた上体の揺れが落ち着いて、かえって快適。ステアリングの動きも落ち着き、かえってラインをトレースしやすい。と感じたのは、サウンドジェネレーターのせい(にしてはいけませんね)で、「快楽志向」のスイッチが入ってしまったからもしれません。

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タンクローリーの背面に映る姿がとっても気になるクルマ、でもあります。

http://www.facebook.com/serakota

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