2015年WEC/ル・マン24時間のエントリーリスト発表 [モータースポーツ]
どちらも大盛況ですね。ル・マン24時間レースを統括するACOは「日産の復帰がビッグニュース」だと報じています。
その証拠(?)に、2015年のポスターはNISSAN GT-R LM NISMOが主役。
2015年
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ポルシェが復活した2014年と、それ以前のポスターも少し振り返ってみましょう。
2014年
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2013年
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2012年
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(ノンハイブリッドも含めて)LMP1が14台だなんて、楽しみですねぇ。LMP2ではHPD ARX-04bとストラッカ童夢S103が楽しみ。
日の丸が大幅増なのもうれしい限りです(いまのところ「日本」をあまり感じさせないエントラントもありますが)。
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WECはガレージ数の制約もあってエントラント数を「32」に制限していたのですが、熱い要望を受け入れる形で「35」台のエントリーを認めました(2014年は「31」)。ル・マン24時間と同様、新顔もたくさんあり、楽しみですね。
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ル・マン24時間のプロモーション動画↓
WEC 2015のプロモーション動画↓
http://www.facebook.com/serakota
その証拠(?)に、2015年のポスターはNISSAN GT-R LM NISMOが主役。
2015年
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ポルシェが復活した2014年と、それ以前のポスターも少し振り返ってみましょう。
2014年
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2013年
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2012年
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(ノンハイブリッドも含めて)LMP1が14台だなんて、楽しみですねぇ。LMP2ではHPD ARX-04bとストラッカ童夢S103が楽しみ。
日の丸が大幅増なのもうれしい限りです(いまのところ「日本」をあまり感じさせないエントラントもありますが)。
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WECはガレージ数の制約もあってエントラント数を「32」に制限していたのですが、熱い要望を受け入れる形で「35」台のエントリーを認めました(2014年は「31」)。ル・マン24時間と同様、新顔もたくさんあり、楽しみですね。
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ル・マン24時間のプロモーション動画↓
WEC 2015のプロモーション動画↓
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NISSAN GT-R LM NISMOの動画2本 [モータースポーツ]
公開された写真だとクルマの外側しかわかりません。
アメリカのメディアでは動画が公開されており、ボンネットフードの下が見えたりします。エンジン音が意外にラフ&どう猛です。
デルタウィングの頃からそうですが、レイク角強め、に見えますね。
http://www.facebook.com/serakota
アメリカのメディアでは動画が公開されており、ボンネットフードの下が見えたりします。エンジン音が意外にラフ&どう猛です。
デルタウィングの頃からそうですが、レイク角強め、に見えますね。
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フロントエンジン/フロントドライブなNISSAN GT-R LM NISMO [モータースポーツ]
日産自動車は、2015年のFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦する車両を発表しました。その名も「NISSAN GT-R LM NISMO」。トヨタやアウディ、ポルシェが参戦するLMP1カテゴリーでの参戦です。
WECに投入するレース車両と量産GT-Rとの技術の関連性を持たせたがゆえ、車名に「GT-R」が入っています。「ひと目でGT-Rとわかるような外観にする」とのことでしたが、現行GT-Rではなく次期型GT-Rとの関連だと理解したほうがよさそうです。
エンジンはフロントに搭載し、前輪を駆動します。横置きではなく、縦置きです。専用開発の3L・V6ツインターボ。60度のバンク角を選択したのは、エンジン左右の空間を確保したかったから、でしょうか。テールパイプはボンネットフード上に出ています。モノコック側からエンジン〜ファイナルドライブユニット〜5速ギヤボックスというレイアウトでしょうか。
レブカウンターは8000rpmまで表示してあるようです。
公式動画です↓
エンジンルームがちらっと映っていますね。最前列はラジエターでしょうか。コンプレッサーで加圧された空気を通すパイプはエンジンのフロント側から下に降り、ターボチャージャーの下側にもぐりこんでいるようです。このあたりでインタークーラー(水冷?)を通過。バルクヘッド寄りで上がってきて、Vバンク間のサージタンクにつながっているようです。
こんなものも映っていました。機械式フライホイールを用いたエネルギー貯蔵装置を搭載しているという「ウワサ」ですので、だとしたら円筒形部分がそうでしょうか。トロトラック(旧フライブリッド)製とのウワサですが、だとするとフルトロイダル式CVTとの組み合わせで用いている可能性が高いですね。持ち上がったドライバーの脚の下に配置しているという話も伝わってきます。このあたり、はっきりしたら続報しましょう。
フライホイールはエネルギーをたくさん溜めるのは苦手ですが、短い時間に出し入れするのは得意。旋回立ち上がりでは、エンジンの力に頼り(それだけでタイヤのキャパシティを使い切ってしまうので)、高速域で溜め込んだエネルギーを一気に放出する使い方のよう。1周あたりの放出エネルギー量は8MJを狙ってはいるようです。
また、溜め込んだエネルギーをリヤでも放出できる設計にはなっているようですね。
ドライブトレーン系コンポーネントが写っている写真もあります。
よく見ると(いや、見なくても?)、プロトタイプカーで一般的な、フロントフェンダー後方にあるスリットが見あたりません。フロントアンダーパネルを通過した空気はどこに抜けるのでしょう。
フロントアンダーパネルで跳ね上げた空気はモノコック両サイドに設けたトンネルを通り、ディフューザーの上部にある出口から後方に抜ける仕組み。この方式のほうが、ドラッグ(空気抵抗)が減るという判断なのでしょうか。
力の伝達をフロントにたよったレイアウトであることもあり、フロントタイヤの方が太く(31/71-16:幅31cm、外径71cm、ホイール径16インチ)、リヤの方が細い(20/71-16)のも特徴です。本来持てるべきリヤタイヤのキャパシティを捨ててしまっているのがもったいない気がしますが、勝算あってのことなのでしょう。リヤの空力的には有利でしょうし。
一般的な18インチではなく、16インチを選択(すると、サイドウォールのハイトは高くなります)したのも気になるところですね。
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WECに投入するレース車両と量産GT-Rとの技術の関連性を持たせたがゆえ、車名に「GT-R」が入っています。「ひと目でGT-Rとわかるような外観にする」とのことでしたが、現行GT-Rではなく次期型GT-Rとの関連だと理解したほうがよさそうです。
エンジンはフロントに搭載し、前輪を駆動します。横置きではなく、縦置きです。専用開発の3L・V6ツインターボ。60度のバンク角を選択したのは、エンジン左右の空間を確保したかったから、でしょうか。テールパイプはボンネットフード上に出ています。モノコック側からエンジン〜ファイナルドライブユニット〜5速ギヤボックスというレイアウトでしょうか。
レブカウンターは8000rpmまで表示してあるようです。
公式動画です↓
エンジンルームがちらっと映っていますね。最前列はラジエターでしょうか。コンプレッサーで加圧された空気を通すパイプはエンジンのフロント側から下に降り、ターボチャージャーの下側にもぐりこんでいるようです。このあたりでインタークーラー(水冷?)を通過。バルクヘッド寄りで上がってきて、Vバンク間のサージタンクにつながっているようです。
こんなものも映っていました。機械式フライホイールを用いたエネルギー貯蔵装置を搭載しているという「ウワサ」ですので、だとしたら円筒形部分がそうでしょうか。トロトラック(旧フライブリッド)製とのウワサですが、だとするとフルトロイダル式CVTとの組み合わせで用いている可能性が高いですね。持ち上がったドライバーの脚の下に配置しているという話も伝わってきます。このあたり、はっきりしたら続報しましょう。
フライホイールはエネルギーをたくさん溜めるのは苦手ですが、短い時間に出し入れするのは得意。旋回立ち上がりでは、エンジンの力に頼り(それだけでタイヤのキャパシティを使い切ってしまうので)、高速域で溜め込んだエネルギーを一気に放出する使い方のよう。1周あたりの放出エネルギー量は8MJを狙ってはいるようです。
また、溜め込んだエネルギーをリヤでも放出できる設計にはなっているようですね。
ドライブトレーン系コンポーネントが写っている写真もあります。
よく見ると(いや、見なくても?)、プロトタイプカーで一般的な、フロントフェンダー後方にあるスリットが見あたりません。フロントアンダーパネルを通過した空気はどこに抜けるのでしょう。
フロントアンダーパネルで跳ね上げた空気はモノコック両サイドに設けたトンネルを通り、ディフューザーの上部にある出口から後方に抜ける仕組み。この方式のほうが、ドラッグ(空気抵抗)が減るという判断なのでしょうか。
力の伝達をフロントにたよったレイアウトであることもあり、フロントタイヤの方が太く(31/71-16:幅31cm、外径71cm、ホイール径16インチ)、リヤの方が細い(20/71-16)のも特徴です。本来持てるべきリヤタイヤのキャパシティを捨ててしまっているのがもったいない気がしますが、勝算あってのことなのでしょう。リヤの空力的には有利でしょうし。
一般的な18インチではなく、16インチを選択(すると、サイドウォールのハイトは高くなります)したのも気になるところですね。
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WRCへの参戦を発表した2015年トヨタ モータースポーツ活動発表会その2 [モータースポーツ]
ところで、2015年モータースポーツ活動発表会に合わせて公開されたヤリスWRCのスタジオショットは、TMG(Toyota Motorsport GmbH)のワークショップで撮影されたもの、のようですね。
2013年5月に製作途上のヤリスを取材させていただきました。当時はこんな状態。
開発中の1.6L・直4直噴ターボエンジンも見せていただきました。
当時の状況はMotor Fan illustrated Vol.81で展開(全16ページ)しております。
ワークショップへとつづく通路には、1972年から1999年まで、トヨタのラリー参戦活動を切り取った写真が展示してあります。
従業員はワークショップに行き来するたびに、アンダーソン・モータースポーツ〜トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)と受け継がれてきた「スピリット」に触れる仕組み。
2017年からの始まるラリー参戦活動も、そのスピリットを受け継いでいることでしょう。まさか『ホテル・カリフォルニア』のように「1999年以来、そのスピリットは置いてない」とは言わないでしょう。TMG発の動画からは、ヒリヒリした熱が伝わってきますし。
圧巻のオンボード映像↓
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2013年5月に製作途上のヤリスを取材させていただきました。当時はこんな状態。
開発中の1.6L・直4直噴ターボエンジンも見せていただきました。
当時の状況はMotor Fan illustrated Vol.81で展開(全16ページ)しております。
ワークショップへとつづく通路には、1972年から1999年まで、トヨタのラリー参戦活動を切り取った写真が展示してあります。
従業員はワークショップに行き来するたびに、アンダーソン・モータースポーツ〜トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)と受け継がれてきた「スピリット」に触れる仕組み。
2017年からの始まるラリー参戦活動も、そのスピリットを受け継いでいることでしょう。まさか『ホテル・カリフォルニア』のように「1999年以来、そのスピリットは置いてない」とは言わないでしょう。TMG発の動画からは、ヒリヒリした熱が伝わってきますし。
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