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【Hypercar】フェラーリ499P登場 [モータースポーツ]

フェラーリは2023年のWEC(FIA世界耐久選手権)に投入するル・マン・ハイパーカー(LMH)の499Pを発表しました。

FERRARI_LMH_09.jpg

「P」はプロトタイプの意。「499」は気筒あたりの排気量(499cc)です。V6エンジンなので、総排気量は2994cc。

「296 GT3が搭載するエンジンとアーキテクチャーを共有する」とフェラーリは説明していますので、バンク角は120度でしょう。

ターボチャージャーを2基備えたツインターボです。

車両ミッドに搭載して後輪を駆動するエンジンの最高出力は500kW(規定)。

フロントに最高出力200kW(規定)のモーターを搭載し、前輪を駆動します。

システム電圧は900Vで、F1のハイブリッドシステム開発で蓄積した知見を生かしているそう。

FERRARI_LMH_08.jpg

公式動画で確認できますが、テールパイプは車両中心寄りに配置されており、排気をVバンクの内側にレイアウトする「ホットV」であることを示唆しています。

トヨタGR010ハイブリッド(3.5L・V6ツインターボ)と同じレイアウトですね。

FERRARI_LMH_05.jpg

エンジン音はこちら↓でご確認ください。



ヘッドライトのグラフィックを含めた顔づくりは、デイトナSP3を意識したそう。

いかがでしょう。

Ferrari 499P
FERRARI_LMH_06.jpg

Ferrari Daytona SP3
Daytona_SP3_03.jpg

リヤはウイングが2段になっているのが特徴。

主にダウンフォースを発生するのはアッパーウイングで、ロワウイングはライトバーとしても機能。

これもデイトナSP3を意識しているのでしょうか。

Ferrari 499P
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Ferrari Daytona SP3
Daytona_SP3_04.jpg

ルーフ上で3分割された空気取り入れ口は、エンジンの吸気と、バッテリーおよびギヤボックスの冷却用。

FERRARI_LMH_021.jpg

サイドポッドは、フロントフェンダーとの明確な切れ目(グランドキャニオン)を持たない、上面をフラットにしたタイプ。

ダラーラによく見られるタイプですね(ダラーラの設計でLMDhのBMW M Hybrid V8も同様)。

FERRARI_LMH_DETAIL_01.jpg

カーナンバーは50と51を選択。

50は、フェラーリが最後に耐久レースにワークス参戦した年(1973年)から数えて50年ぶりの復帰になることにちなんでの選択。

51は、WEC(2012年?)のLM GTE Proなどで使ってきたカーナンバーです。

FERRARI_LMH_DETAIL_02.jpg

下の写真は1971年の312 P(フェラーリ公式リリースの表記に準拠。3L・180度V型12気筒自然吸気エンジンを搭載。写真のドライバーはジャッキー・イクス)。

カーナンバーは「51」です。

312-P-1971_712560.jpg

499Pの紹介動画↓



https://www.facebook.com/serakota/

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