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日産自動車のスカイラインちょい乗り [クルマ]

2週間以上前になりますが、スカイラインに乗っていたのでした。箱根はまだ雪残っているのでしょうか。それにしても、色つやのいいクルマです。

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日産でもインフィニティでもなく「日産自動車の」と微妙な表記をしたのにはワケがあって、過去エントリーで軽く説明しております↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2013-11-11

がっちがちのライバルに想定しているのは、BMW335iのようですね。実際には広く国内外のプレミアムなブランド/モデルたちを意識しています。内外装の質感に関しては「何言っちゃってんの?」ということはなくて、「どんどん言っちゃってください」というレベルです。オルガン式のアクセルペダルが見えています。

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ダイナミクスからセーフティまで、ハイテク装備満載なのがスカイラインの特徴ですが、ハイテクに頼ったつくりではなく、基本性能を磨くことに重点を置いています。ハイテク装備は付加価値です。乗ってみても、それは伝わってきます。基本中の基本はボディ。1.2GPa級のハイテン材を世界で初めて採用したのもニュースですね。

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ダブルウィッシュボーン式のフロントサスペンションは前型を踏襲していますが、マルチリンク式のリヤは新設計。銀色の部材はアルミです。前型ではダンパーとコイルスプリングは別体でしたが、新型は一体です。

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フロントも見ておきましょう。

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しばし走った後で「本当にランフラットタイヤ履いているんだっけ?」と、降りて確かめてしまいました。特有の重たく硬い乗り味は、今は昔なんですかね。タイヤもクルマも進化が著しいようです。試乗車はダンロップSP SPORT MAXX 050(前後245/40-19)を装着していました。上の写真のディンプルは、空気が抜けた状態で走行した際、サイドウォールの発熱を抑える狙いで開発された形状(表面積を増やし、走行風で冷却)。

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ランフラットタイヤだと空気が抜けても「抜けた」感がドライバーに伝わりにくいこともあり、タイヤ空気圧が確認できる表示機能があります。ひとしきり走った後なので指定空気圧(240kPa)よりやや高め。この機能、我が車にもほしい。260kPaという数値自体「高め」ですが、空気圧高めにした際に特有の張りの強さはとくに感じませんでした。どんな路面状況でも速度域でも、「しっかり」した印象です。

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最新ハイテク装備のひとつがステア・バイ・ワイヤです。思い切りましたね。熟成が進んだ油圧アシストと、世に送り出されたばかりの新機能をまともに比較するのは酷だなとは思います。重箱の隅的な視点では指摘したい動きもありますが、いいところもあって、「じゃあ、どっちを選ぶ」と選択を迫られると、やっぱり新しい方を選んじゃうかなぁ。

「ステアリング・バイ・ワイヤ」を説明した過去エントリー↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2013-11-12

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3.5L・V6自然吸気エンジン(225kW/350Nm)と7速ATに内蔵した50kW/290Nmのモーター、それに容量1.4kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載しています。「ハイブリッド車です」と言われなければ、気づかずに試乗を終えてもおかしくないほど、洗練されています。

でも、運転してみればすぐに「?」と気づくはずです。なぜなら、走行中たびたび、エンジン回転計の針がストンと落ちて「0」を指すからです。100km/hで走っていても1500rpm程度なので、定常走行中はエンジンが存在を主張することはないのですが(その代わり、加速中はいい音します)、視界の隅で回転計の針がストンと落ちると、「ん?」となります。

ハイブリッド車はエンジン回転計を廃したクルマが多いのですが、スカイラインはあえて残したそう。EV走行への移行をわかりやすくドライバーに伝えるためでもあるそうですが、ハイブリッド車といえどもエンジンが主役と伝える意図もあるのでしょう。

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とまあ、いろいろ感じることはありましたが、試してみたり感じてみたりしたいことはまだまだたくさんあり、食い足りない感もたっぷり……。

http://www.facebook.com/serakota

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