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『F1のテクノロジー3』の内容ちょっと紹介 [F1]

刷り上がった見本誌を受け取りました。本になってみると、出来上がった実感が湧きますね。明日(4月14日)から店頭に並びます。

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立ち読みできない方のために、少し内容を紹介します。コンテンツの柱は3本ありまして、

その1:2010年型トヨタTF110
その2:ホンダ第3期エンジン+ギヤボックス
その3:2011年型マシン解説

です。ボリューム的には5:4:2みたいな感じです。

その1のトヨタTF110ですが、2009年シーズン限りでトヨタが撤退したために、実戦未投入となったマシンです。まずはじっくり眺めていただきます。進化したマルチディフューザーもばっちりお見せします(画像はすべてデザイン確認用。ふだんは関係者の間で流通する素材です。文字はダミー。店頭に並ぶ本とデザインの一部が異なるページもあります)。

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全体だけでなく、ディテールも見ていただきます。時速350キロで走る(最高速だけでなく、加速もコーナリングも減速も速い)工芸品です。

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エンジンカバーを外してもよくわからないところ、例えばサスペンションなどはCADを活用して何がどういう配置になっているのか、解説しています。

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最近話題(?)の空力可視化技術、PIVについても解説しています。へぇ、こんなことやっていたんだ(実は現在進行形ですが)という技術ですね。他に、実戦投入しなかったものの、きっちり開発していたKERSの詳細(バッテリーパックやセル、モーター/ジェネレーターなど)も紹介しています。

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つづいて、その2のホンダ第3期エンジン+ギヤボックスです。進化の変遷を解説すると同時に、主要パーツの写真を掲載しています。ピストン+コンロッドは実物大ですので、ぜひ誌面でご確認ください。実物大ピストン冠面も掲載。バルブやクランクシャフト、ピストンリングも載せています。

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エンジンに負けず劣らずギヤボックスが好きなもので、力を入れてみました。ホンダがいかにユニークなギヤボックスを開発していたのか、おわかりにになっていただけると思います。2機種掲載していますが、そのうちの1つは実戦未投入。うまくいっていたら、2009年シーズンに投入されていたかもしれません。通常はレシオギヤの近くにあるはずの変速機構を、小型・軽量化のためメインシャフトの中に収めています。これはスゴイ。

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その3の2011年型マシン解説では、今シーズンの技術的なトピックスを整理し、参戦12チームの全体像と気になるポイントをまとめています。

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盛りだくさんです(自分で言うのもなんですが)。

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